眼鏡やコンタクトレンズからの解放をめざす
近視治療の選択肢
岡本眼科クリニック
(松山市/大手町駅)
最終更新日:2024/03/01
- 自由診療
近視や乱視を矯正するための方法として広く選択されている眼鏡やコンタクトレンズだが、それらを装用する煩わしさから解放されたいと思っている人は少なくないだろう。そんな切実な願いの実現をめざせる治療法がある。手術による治療法である「レーシック」や「有水晶体眼内レンズ手術」、手術を伴わず専用のコンタクトレンズの装用によって治療を行う「オルソケラトロジー」という方法だ。それぞれの治療法の特徴について、早い時期より屈折矯正手術に力を入れてきた「岡本眼科クリニック」の岡本茂樹院長に話を聞いた。
(取材日2023年12月27日)
目次
手術を伴わないオルソケラトロジーから、レーシックや有水晶体眼内レンズ手術までさまざまな選択肢を提供
- Q「オルソケラトロジー」とはどのような治療法ですか?
-
A
寝ている間に、治療専用のコンタクトレンズを装用して角膜の形状の変化を促し近視を矯正する目的の治療法です。慎重処方が条件とはなりますが、ハードコンタクトレンズの装用が可能であれば、近視手術が不適応となる子どもさんも対象となります。レンズの装用は就寝中のみで日中はコンタクトレンズや眼鏡を着用せず、裸眼で過ごすことが望めるのがメリットです。ただし、角膜の形状を維持するためには、レンズの装用を中断せず定期検査を受けながら治療を続けることが必要です。また、使用するレンズはハードコンタクトレンズと同様のケアをしていただきます。
- Q「レーシック」について教えてください。
-
A
レーシックは屈折矯正手術の一種で、エキシマレーザーという装置を用いて角膜に対してレーザー照射を行い、角膜の屈折度を矯正して近視、乱視、遠視を取り除く治療法です。エキシマレーザーによる屈折矯正手術が日本で実施可能となったのは2000年のことです。中程度までの屈折矯正に適応し、対象年齢は近視の進行が止まった18歳以上からで、明確な上限は定められていませんが、当院では老眼や白内障などとの関係も考慮し50歳くらいまでとしています。角膜が薄い、他の眼疾患があるといった場合は適応外となります。手術時間は片目10分程度で、同じ日に両目の治療が行えます。入院の必要はなく、翌日からは通常どおりの生活が可能です。
- Q「有水晶体眼内レンズ手術」とはどのような治療法ですか?
-
A
有水晶体眼内レンズ手術は眼内コンタクトレンズとも呼ばれる、近視や乱視を矯正する目的の治療法です。点眼麻酔をして角膜を切開し、コンタクトレンズのようにやわらかい素材でできた専用のレンズを目の中に挿入します。特にレーシックが適応しない強度近視の方や角膜の薄い方には適した治療法といえるでしょう。しかしレーシックと同様に、他の眼疾患がある場合には適応となりません。手術は片目で15分程度、同日に両目の手術が可能で、入院は必要ありません。術後視力に違和感などが出た場合、眼内のレンズを取り出すことができるというのもメリットだと思います。
- Qこちらのクリニックならではの特徴と強みは何ですか?
-
A
当院は医療の進歩に合わせ、先進の治療を提供してきました。屈折矯正治療においては、レーシック、有水晶体眼内レンズ手術、オルソケラトロジーすべて早い時期より提供しています。そのため、いずれの治療についても数多くの症例を経験し、実績を重ねてきました。高い専門性を持つ医師が3つの選択肢の中から、一人ひとりの患者さんに適した治療法をご提案します。安全性を追求しながら高度な治療の提供を図るため、先進の検査機器や手術装置の導入にもこだわっています。
自由診療費用の目安
自由診療とはレーシック/片目:22万円、両目同時:36万3000円~、有水晶体眼内レンズ手術/82万8000円、オルソケラトロジー/初年度22万円~