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小田 眞平 先生、小田 富美子 先生の独自取材記事

小田ひ尿器科・ふみこ皮フ科

(松山市/福音寺駅)

最終更新日:2020/04/01

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松山市内全域や東温市、砥部町からもアクセスしやすい環状線沿いにある「小田ひ尿器科・ふみこ皮フ科」。元は人工透析施設を備えた泌尿器科の医院だったが、2018年に皮膚科診療をスタートし、現在の医院名となった。医師は小田剛士院長と池内幸一副院長、そして小田院長の息子の小田眞平先生と、眞平先生の妻で皮膚科担当の小田富美子先生の4人体制。眞平先生と富美子先生は兵庫医科大学卒業後、愛媛大学医学部附属病院・市中病院などで研鑽後、同院に着任した。女性や小児の患者が多い皮膚科は美容サロンのような雰囲気でキッズスペースも設置。皮膚科新設で診療の幅が広がった同院で活躍する眞平先生と富美子先生に、日々の診療や患者への想いなど、さまざまな話を聞いた。
(取材日2019年10月30日)

些細なことでも気軽に相談できる医療の窓口をめざす

お二人が医療の道をめざしたきっかけは?

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【眞平先生】院長である父が、小田ひ尿器科を開業したのが私が小学校高学年の頃でした。仕事が終わるのを待っていたり、当直の時には一緒に泊まったりして、働いている父親の背中をずっと見ていて憧れもありました。後を継ごうという気持ちが自然に芽生え、導かれたような気がします。
【富美子先生】私は曽祖母が小児科医師、5人姉妹全員が医師という祖母は産婦人科医師、父が歯科医師という家系でしたので、小さな頃から「医者になりなさい」と言われて育ちました。でも高校生の時、医師と警察官と漫画家と3つの選択肢で悩んだんです。予備校の講師の先生からのアドバイスや家族のサポートもあり、一番難しいと思える道を選ぼうと決意し、医療の道を選びました。

泌尿器科ではどんな診療をされていますか?

【眞平先生】泌尿器科は高齢の患者さんが多く、おしっこに関する悩みで来院される方が多いです。あとは腎臓がんや膀胱がん、前立腺がんなどを心配されて来られる方もいらっしゃいますので、どういったことに困って来院されているのか、初診時にしっかりお聞きするようにしています。当院は、現在院長を務めている父が1991年に開業しましたが、開業当初に比べて、患者さんの平均年齢も上がってきているようです。当院には人工透析室もあるのですが、透析室には患者さん方が週3回、透析に来られています。尿路結石の患者さんに対しては、外来での体外衝撃波結石破壊装置による治療、もしくは入院していただいてレーザー治療を行っています。

2018年に新設された「ふみこ皮フ科」はどんな患者さんが多いですか?

Df2

【富美子先生】SNSで情報発信しているので、そちらを見ていただいているのか、肌トラブルがある女性が多いです。勤務医時代は入院の重症皮膚疾患を受け持つことが多かったのですが、開業後はニキビ、スキンケアを手がけることが多くなり、保険診療では難渋するケースも出てきて、自由診療の選択肢もご用意するなど手広くなった感じです。あとは、乳児性湿疹やアトピー、水イボなどで来院される小児も増えてきましたね。赤ちゃんや小さなお子さんでも、皮膚に出ている疾患は皮膚科の範疇なんです。私にも子どもが2人いますが、赤ちゃんでもスキンケアが大事。体の洗い方はもちろん、洗剤の残存成分や、衣服そのものの素材で湿疹が出ることもあります。水イボは苦痛を伴う治療で病院嫌いになる子もいるので、できるだけ痛みが少ない治療法で対処していきたいと考えています。

総合病院のように幅広く診療し、患者に頼られる機関に

診療の際に大切にされていることはありますか?

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【眞平先生】がんなどの重大な病気がないか念頭に置きながら、総合病院と同じような感覚で丁寧に診療していくということを常に心がけています。例えば、おしっこで悩んでいると問診票に書かれていても、よくよくお話を聞いてみると実はがんが心配だという患者さんや、薬を使いたくない患者さん、生活習慣の改善だけで治るならそのほうがいいと思っている患者さんなど、さまざまな悩みや要望を持っていらっしゃるのですが、それをうまく医師に伝えられない方もいるので、一方通行の診療をすると、すっきりせずに帰られてしまいます。ですので、患者さんの意図をくみ取ることを大事にしています。

皮膚科ではいかがでしょうか?

【富美子先生】私自身、数年前までニキビと化粧崩れでたいへん悩んでおり、薬を塗るだけではなかなかうまくいきませんでしたが、スキンケアとファンデーションを変え、クレンジングをやめてから緩和につながり、スキンケアの重要性を痛感したという経験があります。女性は肌が荒れていると気分も落ち込みますので、皆さんが健康な肌で明るい人生を過ごせるお手伝いをできたらと考えています。また、私は日本皮膚科学会認定の皮膚科専門医資格を持っていますが、この資格を取得するにはかなり高いハードルがありました。勤務医時代には悪性腫瘍や全身熱傷など大変な手術や先天性の疾患で複雑な処置が必要な患者さんに対峙してきました。皮膚科の診療は「薬を塗るだけ」とういうイメージをお持ちの方もおられると思うのですが、想像以上に多岐にわたる臨床経験と知識を必要とする分野なので、皮膚の専門家として日々スキルアップするようにも心がけています。

設備や診療内容について特徴を教えてください。

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【眞平先生】設備については透析室と皮膚科を併設していること。そして外科的なことに対応できる手術室があり、CT室もあって院内で画像検査ができることですね。また、透析患者さんのシャントの修復治療が当院で行えることでしょうか。シャントは一度ダメになると再度手術が必要になってしまい、患者さんの負担にもなるため、超音波で検査して、早期介入してこまめにメンテナンスを行っています。そのほか、通院がご自分で難しい、ご高齢の透析患者さんなどの送迎サービスもしています。私も妻も愛媛大学医学部附属病院や市中病院などの基幹病院で多くの患者さんが来院される環境で勤務してきた経験から、さまざまな症状に対応ができると思いますので、診療所というハードルの低さで気軽に来ていただきながらも、泌尿器科としては大きな規模だと思いますので、経験を生かした質の高い医療を提供していけると思っています。

公私ともに、良きパートナーシップで歩む

泌尿器科と皮膚科が併設されていることでのメリットはありますか?

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【眞平先生】私のほうから皮膚科に依頼することはたくさんあります。患者さんは泌尿器の部位に何かあれば泌尿器科にまず来られます。でも、外陰部など表面に皮膚の病気がある場合は、皮膚科疾患であることも多いため、必要な時には皮膚科で診断・治療してもらいます。あと、透析患者さんの合併症の対処もスムーズです。診療の質だけでなく、患者さんの満足度も明らかに向上したと思います。

富美子先生が透析患者さんに接する時に気をつけていらっしゃることはありますか?

【富美子先生】皮膚科専門医が常勤している人工透析施設は珍しいと思います。糖尿病で透析されている患者さんは血管がもろく、血流障害から足の壊疽になり、気づくのが遅い場合は命を落とすこともあるんです。透析部門では、そういった足の病変がないか気をつけて診るようにしています。早期の段階で気づき、介入できますし、状況によっては血管外科に紹介もできます。毎週土曜には、大学から日本形成外科学会形成外科専門医の資格を持つ形成外科の先生が診療に来てくれていますので、透析で皮膚欠損した患者さんの皮膚移植手術も連携して対応しています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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【眞平先生】総合病院の場合は各科が独立していて連携が難しい面もありますが、当院の強みは、電話1本で皮膚科に連絡できる身軽さでしょうか。院内を移動してもらうだけですから、あらためてほかのクリニックに行く必要がないので、患者さんにとっても楽だと思います。些細なことでも気になることがあればとにかく気軽に来てくださったらと思います。
【富美子先生】義理の父である院長も、誠実な医療を提供している泌尿器科のエキスパートではありますが、立場は関係なく、医師として対等に相互に意見を交わしています。私がやるべきだと思うことや、新しい提案について、すぐ受け入れてくれる柔軟さもありますので、今後ますます、泌尿器科と連携してできることが増えていくと思っています。赤ちゃんからご高齢の方まで、とにかく皮膚に関することは皮膚の専門家にご相談ください。気軽にお越しいただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ニキビ治療(1回)/500円~1500円
※詳細はご確認ください

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