全国のドクター13,680人の想いを取材
クリニック・病院 156,822件の情報を掲載(2025年5月13日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 広島県
  3. 広島市中区
  4. 市役所前駅
  5. 医療法人咸宜会 よしだハートクリニック
  6. 吉田 知己 院長

吉田 知己 院長の独自取材記事

よしだハートクリニック

(広島市中区/市役所前駅)

最終更新日:2022/03/03

吉田知己院長 よしだハートクリニック main

広島市役所からすぐ、路面電車やバスともに交通アクセスの良い場所に「よしだハートクリニック」はある。長年地域で診療を続けてきた内科医院を吉田知己院長が引き継ぐかたちで2010年に開業。大学病院や地域中核病院の内科と循環器科で研鑽してきた経験を生かしながら、診療では十分な診察と必要な検査を行い、結果・診断をわかりやすく説明。患者の話に丁寧に耳を傾ける吉田院長の診療姿勢に、信頼を置く患者も多い。また、食事や運動などの生活習慣の改善を伝え、病気になる前の段階での予防にも力を入れている。常に「患者が健康でいるためには何が大切か」を発信し続ける吉田院長。開業の経緯や診療におけるポリシー、今後の展望について、穏やかな口調で答えてくれた。

(取材日2022年1月14日)

内科・循環器科をベースに、地域の健康を支える

開業の経緯からお聞かせください。

吉田知己院長 よしだハートクリニック1

1986年広島大学を卒業後、広島や福岡の大学病院や地域中核病院に勤務医として研鑽を積んできました。1996年より広島赤十字・原爆病院に勤務しておりましたが、学生時代にお世話になった先生が急逝され、ご家族からクリニック継承の話をいただきました。微力ではありますが、急性期病院とは違うより身近で細かいケアができると思い、2010年に継承開業しました。

先生が専門とされているのはどんな分野でしょうか?

日本循環器学会循環器専門医と日本内科学会総合内科専門医の資格を持っています。研修医の2年間救急医療、全身管理の勉強がしたく市民病院の麻酔科に在籍していました。麻酔をかけている時に呼吸や循環を管理しているうちに、だんだんと心臓そのものに興味が湧いてきて、循環器の勉強をし始めたんです。その後、循環器科で実際に救急患者さんを担当するようになったのですが、ついさっきまで元気だった患者さんが心臓の状態が急変し悪くなってしまうケースによく遭遇しました。厳しい現場でしたが、一人でも多くの患者さんを助けることができればと強く思っていましたね。勤務医だった頃の経験は、今の診療にもしっかり生かしています。

どういった症状の患者さんが多いのですか?

吉田知己院長 よしだハートクリニック2

私の専門である慢性心不全、不整脈、高血圧、虚血性心臓病といった循環器疾患の患者さんが主になります。継承前の先生のご専門が糖尿病でしたので、今も糖尿病の患者さんが多く来院されます。長年広島赤十字・原爆病院に勤めていたので、当時そちらで担当していた患者さんもいろいろな地域から来てくださっています。ここは交通の便もいいので通いやすいですからね。当院は、慢性期の方もずっと診ていますので、月に1回ほど定期的に来院される方が多いですね。

患者の話に耳を傾け、最適な治療を提案する懸け橋に

病院内の設備について、こだわりなど教えていただけますか?

吉田知己院長 よしだハートクリニック3

2010年に私が継承開業する際、設備は全面的に変えました。循環器の診療に必要なエコー検査機や運動負荷心電図、24時間心電図など、当時の先進のものを導入しました。あと、内装も一新しましたね。クリニックは2階にありますが、建物自体が古く、エレベーターがないものですから、ご高齢の方や車いすの方には、階段に設置してある昇降機をご利用いただいています。2年前に新型コロナ感染症の流行が始まり、その時に空調設備も一新しました。

診察の際に大切にされていることは何でしょうか?

患者さんの悩みをしっかり解決することです。そのためにも、一人ひとりの声に耳を傾け、必要な検査をし、疑問や不安に答え、患者さんに納得して帰っていただけるよう心がけています。特に初診の方には十分な時間をかけてお話を伺うようにしていますね。最近はよくインターネットで調べて自分は大きな病気ではないかと心配になって来られる方がいますから、まずはお話をお聞きして、その上で正しい情報をお伝えするのも大事な医師の仕事です。そしてさらなる精密検査や治療が必要な場合は専門の病院を紹介して、高次医療への懸け橋的な役割も果たします。最近感じるのは、病気になる前の段階でどう食い止めるか。そのために何ができるかを開業医は考えていかなくてはいけないと思っています。生活習慣が大きな病気へとつながらないよう、日頃の食事管理や運動指導にも、もっと力を入れていく必要があります。今後の大きな課題ですね。

そもそも医師をめざされたきっかけは何ですか?

吉田知己院長 よしだハートクリニック4

高校生で進路を決める際、父が工学系の仕事をしていた影響で、私も同じ方面に行きたいとぼんやり思っていました。その頃、レーザーメスが話題になっていて自分も使ってみたいという気持ちがあったんです。それを両親に話したところ、作るのは工学系だけど、実際に使いたいなら医学の道に進んだほうがいいと勧められました。また人と接する仕事に就きたいと思っていたのも動機の一つです。

未病の考えを大切にし食事や運動指導で生活習慣を改善

ブログを定期的に更新するなど、情報発信も熱心にされていますね。

吉田知己院長 よしだハートクリニック5

ブログだと若い人も見てくださるのではないかなと期待して、当院のことを知っていただくために発信しています。話題は、健康管理のことや私の専門である循環器のこと、糖尿病のこと、生活習慣病の話が多いですね。それ以外にも、健康につながる食事や運動のこと、自分が本を読んでためになるなと思ったこともお伝えしています。テレビではよく、「こんな食事が体にいいよ」と紹介していますが、私のブログではよりわかりやすく、正しく実践できるような情報や知識を提供して、患者さんのお役に立ちたいと考えています。

お忙しいと思いますが、お休みの日は何をされていますか?

体を動かすことが好きなので、以前は近隣の先生と一緒にテニスをしていました。最近はなかなかできなくなったので、ランニングしたり、家の近くの里山を散歩したりして、リフレッシュしています。運動は筋肉にも心臓にも良い働きをします。ただ、やりすぎると活性酸素が出すぎてしまうので、若い頃と同じやり方ではなく、年代に応じた取り組み方をしなければなりません。そのほかには、読書や映画鑑賞を楽しんでいます。

最後に、今後の展望について教えてください。

吉田知己院長 よしだハートクリニック6

今後は西洋医学だけでなく、東洋医学の勉強も進めて「漢方薬にはこういった使い方がありますよ」「西洋薬と組み合わせる方法もありますよ」といったように、患者さんによりプラスになるような診療を提供していきたいですね。あと、健康を考える上で食事はとても大切ですから、「こういった野菜を取るといいですよ」と具体的なアドバイスをしたり、時にはサプリメントで補う方法なども提案したりしながら、患者さんにとって何が最適な手段かを一緒に見つけていけるといいですね。生活全体を見ながらオールマイティーに健康維持をサポートしていきたいと思っていますので、気軽に来院し相談してくださいね。

Access