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庭本 圭美 院長、庭本 崇史 副院長の独自取材記事

にわもと内科・呼吸器クリニック

(北葛城郡王寺町/畠田駅)

最終更新日:2025/02/28

庭本圭美院長、庭本崇史副院長 にわもと内科・呼吸器クリニック main

北葛城郡王寺町にある「にわもと内科・呼吸器クリニック」は、日本呼吸器学会呼吸器専門医である庭本圭美院長と庭本崇史副院長が、専門的かつ親しみやすい医療を提供しているクリニック。地域のかかりつけ医として幅広い症状に対応しており、高血圧や糖尿病等の生活習慣病の管理に加え、喘息や間質性肺炎といった呼吸器疾患の診断・治療に熱心に取り組んでいる。「呼吸器の症状は一般の内科でも対応される場合もありますが、呼吸器専門医だからこその視点もあります。症状が改善しない、これ以上ひどくなりたくないと感じたら一度相談していただけたらと思います」そう話す2人の瞳には専門家としての自負と地域への愛情があふれる。そんな2人に、診療への想いについて詳しく聞かせてもらった。

(取材日2024年2月15日)

内科と呼吸器の専門家による地域のクリニック

クリニックについて教えてください。

庭本圭美院長、庭本崇史副院長 にわもと内科・呼吸器クリニック1

【崇史副院長】当院は日本呼吸器学会呼吸器専門医による内科・呼吸器診療を中心に、全身の病気について気軽に相談できる地域のかかりつけクリニックです。生活習慣病や、風邪など日々の不調の診療はもちろん、喘息や肺気腫、間質性肺炎、肺がん、アレルギー、睡眠時無呼吸症候群等の呼吸器疾患に対する専門的な診断・治療を行っています。

開院を決意されたきっかけはなんですか?

【圭美院長】子どもが生まれ、仕事と子育てを両立させたいと思ったのが開業のきっかけです。家族の時間を大切にしつつ、これまで培ってきた内科・呼吸器の専門的な医療を患者さんにお届けしたいと思い、私の父が長年やっていた整形外科医院を承継しました。残念ながら整形外科の診療は終了させていただく運びになりましたが、今後は内科・呼吸器内科として皆さんのお役に立てればと考えています。診療科が変わっても思いやりある医療はそのまま。皆さんにとって頼れるかかりつけ医をめざしています。

どのような患者さんが多いでしょうか?

庭本圭美院長、庭本崇史副院長 にわもと内科・呼吸器クリニック2

【崇史副院長】20〜60代の現役世代の患者さんが多いですね。主訴は幅広く、発熱などの風邪症状や健診異常の相談、息切れ、止まらない咳などさまざまです。最近は新型コロナウイルス感染症の罹患後症状に悩んで相談にいらっしゃる方も多いので、呼吸器専門医としてできることに誠実に取り組んでいます。
【圭美院長】私が担当する患者さんは女性も多いので、他にも甲状腺疾患や更年期に伴う不調の相談も多いです。今の医療は高い専門性が求められる傾向がありますが、そのせいで「どこを受診したらいいかわからない」「症状ごとに別の先生を受診するのが大変」という現実もあります。悩んでいるうちに手遅れになることがないよう、どんな相談でも受けつけたいと思っています。

気軽に受診してもらうための工夫はありますか?

【圭美院長】緊急の場合を除いては予約優先で診療し、待ち時間を少なくするようにしています。また、忙しい人、通院が難しい人も治療を続けられるよう、オンライン診療に対応しています。当院に来院歴のない初診の患者さんでも利用可能ですので、発熱時などの自宅療養中の相談にもご活用ください。
【崇史副院長】患者さんに安心して通院いただくには、風邪・発熱時の外来の存在も重要です。当院では風邪症状のある患者さんは完全予約制とし、その他の患者さんと動線を完全に分けています。個室や自家用車内での新型コロナウイルス感染症、インフルエンザの検査にも対応しており、普段のかかりつけ患者さんにも、発熱患者さんにも安心して受診いただける環境を準備しています。当院で「他の患者さんから風邪をもらう」ことはまずないと思います。

充実した設備で正確な診断と適切な治療をめざす

呼吸器内科について、詳しく教えてください。

庭本圭美院長、庭本崇史副院長 にわもと内科・呼吸器クリニック3

【圭美院長】大きな病院では見かけるものの、クリニックではあまりなじみのない診療科かもしれませんね。呼吸器内科は、肺や気管、気管支などに生じる病気の検査や治療を専門に行う診療科です。例えば風邪だと思ったのに咳や痰が長引いている、運動すると息苦しい、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりがなかなか改善しないといった悩みはありませんか? これらの症状の中には怖い病気が隠れていることも珍しくありませんが、当院であれば専門的な診断や治療が可能となります。特に喘息やアレルギーの診療は、われわれが得意とするものです。そのほか、肺炎や気胸、気管支炎、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、間質性肺炎、結核、睡眠時無呼吸症候群や在宅酸素の管理などもご相談いただけます。

喘息の診断・管理が得意とのことですが。

【崇史副院長】喘息は気道に炎症が起きることで空気の通り道が狭くなり、咳や痰、息苦しさ、ぜーぜー、ひゅーひゅーと音がする喘鳴といった症状が現れる病気です。症状には波があり、風邪による一時的な症状だと誤解されることもあります。しかし喘息の場合は症状がなくても気道の炎症が治まったわけでなく、火種としてくすぶっています。その状態で適切に管理されていないと、再び炎症を起こして喘息発作は起こります。発作を繰り返せば体へのダメージが蓄積していくため、呼吸器に対する専門的な知識を持って喘息の原因を見極め、正確に診断を行い、適切に治療することが大切なんです。

CTをはじめとする設備も整えているそうですね。

庭本圭美院長、庭本崇史副院長 にわもと内科・呼吸器クリニック4

【崇史副院長】私たちは開業前に京都の基幹病院にて内科一般および呼吸器診療を経験し、私自身はその後京都大学大学院にて間質性肺炎をはじめとした難病の研究・診療を行ってまいりました。専門の医師が少ないために、私のところに紹介受診された時には残念ながら進行していることも多く、心苦しい思いをしたことも少なくありません。だからこそめざすのは、クリニックの気軽さのもと、高度医療施設と同等レベルの診療を提供すること。それを実現するために、CT検査や呼吸機能検査、呼気一酸化窒素検査など必要な検査をすべて院内でできるようにしています。また、他にも血液・尿検査やアレルギー検査、心電図、エコー検査、骨粗しょう症や睡眠時無呼吸症候群の検査も可能です。

呼吸器専門医だからこその視点を大事に診療を

患者さんに接する際、特に心がけていることはありますか?

庭本圭美院長、庭本崇史副院長 にわもと内科・呼吸器クリニック5

【崇史副院長】私は、患者さんにご自身の病気を理解していただくことを大切にしています。そのために必要なのはわかりやすい説明だと思うので、患者さんの様子を見ながら、できるだけ身近に感じられるような表現を心がけています。忙しい毎日の中で病院へ行くのは面倒だと思いがち。だからこそ「なぜ治療をしなければいけないのか」を理解し、一緒に取り組んでほしいなと思っています。
【圭美院長】私は患者さんのお話に時間の許す限り耳を傾けるようにしています。一見病気と関係ないようなことでも、患者さんの話の中にはたくさんの情報が詰まっています。家庭や仕事、子育ての話を聞きながら、治療に役立つ情報を丁寧にすくい上げることを大切にしています。

お互いをどんな医師だと感じていますか?

【崇史副院長】彼女はとにかく優しいです。患者さんの話をいつもニコニコ聞いているので、患者さんも安心し、満足そうに帰る方が多いと感じます。医学的な面でももちろん頼りになりますし、何より豊かな人間性を素晴らしいと思っています。
【圭美院長】副院長はとにかく知識も経験も豊富で頼れるなと思います。最新の医療情報の収集にも積極的ですし、常に患者さんのためにできることがないか学び続けている。医療に対する真面目さや情熱は本当に尊敬できます。一緒に診療していると学ぶことが多く、適切なアドバイスやサポートもしてくれるので、とても頼りにしていますね。

今後の展望や地域の皆さんへメッセージをお願いします。

庭本圭美院長、庭本崇史副院長 にわもと内科・呼吸器クリニック6

【圭美院長】私は小さい頃からこのクリニックに出入りしていたため、患者さんの中には「あの小さかった女の子が」と声をかけてくださる人がいらっしゃいます。こんなふうに自分が育った場所で診療できるのは、ひとえに地域の皆さんのおかげです。これからも一日一日を大切に、一人でも多くの方が健やかに過ごせるような診療をしていきたいです。
【崇史副院長】専門の医師が少ない呼吸器疾患だからこそ、私たちのようなクリニックでできることがたくさんあると思います。この場所で私たちだからできることを忘れず、肺や呼吸についてお困りの患者さん、そしてその他の内科一般の疾患についてお困りの患者さんの一助となれるように頑張ってまいります。難病である間質性肺炎の患者さんの相談も受けつけています。一人で悩まず、まずはなんでも相談してください。

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