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坂本 邦彦 院長の独自取材記事

坂本耳鼻咽喉科

(川西市/川西能勢口駅)

最終更新日:2021/10/12

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川西能勢口駅から徒歩1分という駅近の好立地に立つ「坂本耳鼻咽喉科」。坂本邦彦院長の父が1970年に開業し、坂本院長が2012年に継承。およそ50年にわたってこの地で診療を続ける老舗クリニックだ。診療のモットーは「父から引き継いだ『丁寧にしっかり説明すること』」と言う坂本院長。勤務医時代の執刀経験などを生かし、地域住民の耳、鼻、喉の健康を見守っている。やわらかくふんわりした語り口と人柄が印象的で、長年地域に親しまれている理由がわかったような気がした。そんな坂本院長に、これまでのキャリアから診療に対する姿勢や思い、今後の展望までじっくり語ってもらった。

(取材日2019年11月19日/修正日2020年12月24日)

手術など勤務医時代の経験を生かし、幅広く診療

こちらのクリニックはお父さまが開業されたんですね。

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そうですね。父が1970年の大阪万博の年に開業しました。当時は高度経済成長期。これからニュータウンが開発されますよという頃だったので、今後の成長を見込んで川西能勢口駅の近くを選んだそうです。父の実家は大阪南部で、僕は生まれてすぐこちらに来ているので、川西がほとんど地元です。あれからおよそ50年。再開発が進み、駅周辺は商業施設や飲食店などが充実し、若い方からご年配の方まで幅広い世代でにぎわっていますね。

医師を志した理由とクリニック継承までの経緯を教えていただけますか。

僕が医師をめざしたのは、やはり父の影響が大きいですね。あまり診療している姿を見たことはなかったのですが、校医として学校で健康診断をしていた姿は覚えていて、医学部を志望したのは自然なことでした。大学卒業後は研修医を経て、大阪の総合病院などで経験を積みました。勤務医時代は一般的な疾患からがんのような重篤な病気まで幅広く診療し、特に扁桃腺や副鼻腔炎、声帯ポリープなどの手術を数多く経験させていただきました。時々難しい症例や急に症状が進む症例もあり、苦労も多かったですね。でも、当時の上司が執刀の機会を与えてくださっていろいろな病気を診ることができ、とても感謝しています。

現在のクリニックは移転リニューアルされたものだそうですね。経緯と造りなどのこだわりを教えてください。

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15年ほど前、父の代の時に同じ川西能勢口駅に近い現在の物件に出会い、こちらに移ってきました。こだわりとしては、まず全面バリアフリーにしたことですね。車いすやベビーカーの方も気兼ねなく通っていただけるようになっています。院内は広めにゆったりと、特に待合室は広く取りました。待合室にはキッズスペースも備えています。絵本やおもちゃもそろえていますので、小さなお子さん連れのお父さん、お母さんにも気軽にお越しいただければと思います。

診療モットーは「丁寧にしっかり説明すること」

患者層と主訴について教えてください。

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お子さんからお年寄りまで幅広いですね。この辺りはマンションが増えてファミリー層も多いですが、意外に高齢化率が高いんですよ。父の代から通ってくださる方もいらっしゃいますが、僕が継承してから来てくださるようになった方も多いです。初診の方も少なくありません。またうれしいことにクチコミで受診される方が多い印象がありますね。耳鼻咽喉科ですから耳、鼻、喉の病気を全般的に診ており、主訴で多いのは風邪や花粉症、副鼻腔炎、中耳炎、めまい、難聴などです。お子さんは冬場だとやはり風邪、若い方ではメニエール病や急性低音障害型感音難聴といったストレスが原因と考えられる聞こえの症状の方も目立ちますね。

補聴器のご相談も多いようですね。

そうですね。当院では、主に初めて補聴器を使う方からのご相談を受けつけています。相談に来られたら、まず診察や聴力検査を行い、その結果から「補聴器が必要かどうか」「耳の状態はどうか」などを確認します。補聴器が適応であれば、聞こえが悪い理由をご説明して使用をお勧めします。ただ、眼鏡なら掛ければぱっと見えるようになるのですが、補聴器は装着すればすぐにクリアに聞こえるようになるわけではないので、ネガティブなイメージを持っている方も多いんですよね。その辺りをきちんとご理解いただくために、カウンセリングには時間をかけています。ちなみに、左右で聞こえの差がある場合、聞こえが悪いほうの耳につけると思われがちですが、実は聞こえの良いほうの耳につけるのが一般的です。きちんと聞き取れるほうの耳を使うということですね。専用の相談室もご用意していますので、補聴器を検討している方は遠慮せずご相談ください。

診療のモットーを教えていただけますか?

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「丁寧にしっかり説明すること」ですね。耳鼻咽喉科は「3分診療」など時間が短いといわれますが、僕の場合は、内視鏡やエックス線などの検査結果や画像をお見せしながら、どこがどのように悪いのかわかりやすくお話しするようにしているので、それ以上かかってしまいます。でも、患者さんの疑問や不安を解消し、病気の原因や治療法などをきちんとご理解いただくには3分では短いと思うんですよね。症状をしっかり見極め、精一杯の診療をしているものの、100%の診断はありませんし、さまざまな患者さんがいらっしゃる中でしっかり説明するのは正直難しいです。でもこれは父の代からの方針ですので、今後も大切にしたいです。それから、お子さんの診療ではできるだけ泣かせないように気をつけています。耳鼻咽喉科ではさまざまな器具を使って診察するので、大人でも怖いもの。優しく丁寧に接することで、できる限り怖い思いをさせないように心がけています。

自分の健康を守るため、継続的な通院を

最近、診療をされていて気になっていることがあるそうですね。

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駅前で立ち寄りやすいからということもあるのかもしれませんが、1回受診してお薬をもらったら終わりで、もう来院されないという患者さんが増えてきたように感じています。もちろんそれで治ったならいいのですが、中には実は治っておらず、症状が治まったと自己判断して放置したことで、重篤な病気になったり入院せざるを得なくなったりすることもあります。皆さんお忙しく時間がないのはわかるのですが、手遅れになってしまっては元も子もありませんので、医師の判断のもと、本当に大丈夫なのかをきちんと確認していただきたいですね。

スタッフの皆さんについて教えてください。

現在スタッフは6人で、ローテーションを組んで対応してくれています。代替わりした時にスタッフの入れ替わりがありましたが、父の代から約25年のベテランもいてくださって、当院に欠かせない存在ですね。僕が何も言わなくても、細かいところに気づいてフォローしてくれたり、患者さんと世間話をするなどしっかりとコミュニケーションも取ってくれたりしていますので、本当にありがたいなと思っています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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地域の皆さんには、耳、鼻、喉のことで気になることがあればいつでも気軽に相談に来ていただきたいですね。どんな病気でもそうですが、早めの対応が肝心です。新型コロナウイルスの影響により、受診をためらわれる方もいらっしゃると思いますが、当院では発熱患者に向けた隔離室の用意やアルコール消毒はもちろん、診察時には防護服を着用するなど、感染症対策を徹底しておりますので安心してご来院ください。勤務医時代からの経験を生かし、父から引き継いだモットーを大切にしつつ、これからも真摯に診察に取り組んでいきます。

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