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上塚 学 院長、上塚 祥子 先生の独自取材記事

こづちクリニック 耳鼻咽喉科・皮ふ科

(芦屋市/打出駅)

最終更新日:2026/03/04

上塚学院長、上塚祥子先生 こづちクリニック 耳鼻咽喉科・皮ふ科 main

阪神打出駅から西へ徒歩3分、駅近ながらも閑静な住宅街の中に建つ白壁のクリニック。その前身は、前院長の上塚弘(ひろむ)先生が開いた「上塚耳鼻咽喉科」であったが、息子の上塚学(さとる)院長が継承し、2025年9月に「こづちクリニック 耳鼻咽喉科・皮ふ科」としてリニューアル開業した。1階を耳鼻咽喉科として学院長が担当し、2階は皮膚科として妻の上塚祥子(ながこ)先生が担当。耳・鼻・喉・皮膚は解剖学的にも疾患的にも重なり合う領域が多いため、患者が耳鼻咽喉科と皮膚科のどちらを受診すべきか迷った場合にもワンストップで診てもらうことができ、症状が両方の科にまたがる場合もスムーズに連携できる。リニューアル開業の経緯や日頃の診療体制、各科の方針などについて2人に詳しく話を聞いた。

(取材日2026年1月30日)

夫妻の経験を生かした2つの科が必要に応じて連携

クリニック継承の経緯についてお聞かせください。

上塚学院長、上塚祥子先生 こづちクリニック 耳鼻咽喉科・皮ふ科1

【院長】クリニックの発祥は、1945年に私の祖父の上塚萬壽男(ますお)が、芦屋市公光町で「上塚耳鼻咽喉科」を開業したことにさかのぼります。その後、1980年に父の上塚弘(ひろむ)が継承したのですが、阪神淡路大震災で建物が全壊したため、1997年に現在の打出小槌町で再建。当時は1階が耳鼻咽喉科、2〜3階が住居でした。震災時、私は高校生で、大学に進んでから同級生として妻に出会ったんです。卒業後、私は耳鼻咽喉科医、妻は皮膚科医として別々の病院で経験を積みました。勤務医時代も、私は手術や論文作成に邁進し、やりがいを感じていたのですが、父も高齢となってきたのでクリニックを継いでくれないか、と。長らく地域医療に貢献してきた父の思いをくみ、妻とともに継承することを決めました。

リニューアルの際、空間づくりや設備面でこだわったことは。

【院長】1階が耳鼻咽喉科、2階が皮膚科、受付は1階に1つと考えたので、一番配慮したのはクリニック全体での情報共有と連携のしやすさです。例えば、先に開業した先輩からのアドバイスで、私が診察時に座るデスクの上には小窓を設けました。開けると受付カウンターにつながるので、状況報告や書類の受け渡しをするのに本当に便利なんですよ。それから、耳鼻咽喉科と皮膚科の典型的な共有分野といえばアレルギー性疾患です。鼻や喉の症状に加えて皮疹も出ているような患者さんであれば、耳鼻咽喉科で診察しながら内線やインカムで2階に連絡し、事前に情報共有した上で皮膚科でも診察を受けてもらいます。フロアの移動は、どんな患者さんでも楽なように、車いすでも入れるエレベーターを新たに設けました。

開業まで、それぞれにどのような経験を積んだのですか。

上塚学院長、上塚祥子先生 こづちクリニック 耳鼻咽喉科・皮ふ科2

【院長】大学では、聞こえの根幹に関わる内耳について研究し、その流れで勤務医時代から難聴診療の経験を多く積んできました。開業する直前まで、大阪大学医学部附属病院で補聴器の外来も担当。聴力検査結果の深い読み取りや、補聴器の適応判断には慣れています。また、耳科手術で病変部に直接アプローチする「内視鏡下手術」は高度なテクニックが必要ですが、これについても数多く経験してきました。
【祥子先生】私も、父が大阪で病院を開業している環境で育ち、自然に医師の道に進みました。これまでに勤めたのは、幅広い症例を診る忙しい病院ばかり。救急あり、呼び出しあり、壊疽や悪性腫瘍も少なくない中で鍛えられたと思います。3人の子どもの出産を経て開業のタイミングを逃していましたが、「夫と一緒にやりたいな」という思いはずっと持ち続けていました。

耳鼻咽喉科では聞こえをサポートする補聴器の外来も

院長のこれまでの経験を生かすべく、補聴器の外来を開設したのですね。

上塚学院長、上塚祥子先生 こづちクリニック 耳鼻咽喉科・皮ふ科3

【院長】日本は残念ながら、海外に比べて補聴器の使用率が極端に低いといわれています。でも、あまり知られていないことですが、加齢などによって聞こえが悪くなったままだと脳への刺激が減り、認知症のリスクが上がると言われています。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、80歳になっても30デシベルの聴力を維持することをめざそうと国民に啓発する「聴こえ8030運動」を展開していますが、これは補聴器を使用した状態での聴力でもいいんですよ。生活の質を上げ、脳を活性化させるために、「聞こえにくい」と感じたらとりあえず当院に足を運んでいただきたいと思います。ひょっとすると中耳の疾患が原因かもしれないし、耳垢が詰まっているだけかもしれません。

クリニックで補聴器の相談をすると、どんなメリットがあるのですか。

【院長】患者さんにぴったり合う補聴器を選んで、徐々に慣らしていけるということですね。補聴器は、買ったその日から快適に使えるものではありません。よく聞く失敗例が、高い補聴器を買ったのに「うるさい」と感じ、数回使っただけで放置してしまうケースです。静かな環境で試して大丈夫だと思っても、家に帰るといろんな音の刺激に耐えられなくなってしまう。その点、補聴器の外来では、補聴器をひとまず貸与して、2〜3ヵ月のトレーニングプログラムで段階的に慣らしていくことができます。私は補聴器適合検査ができるスキルがあり、当院にはそのための設備も整えています。そこまでしている耳鼻咽喉科はなかなか少ないと思います。

その他に耳鼻咽喉科のアピールポイントはありますか?

上塚学院長、上塚祥子先生 こづちクリニック 耳鼻咽喉科・皮ふ科4

【院長】当院はアレルギー性疾患の治療や、睡眠時無呼吸症候群の治療にも力を入れています。アレルギー性鼻炎などの重症例では、アレルギー体質の改善をめざす舌下免疫療法や、鼻粘膜の表面を焼くレーザー治療も可能です。また、睡眠時無呼吸症候群に対しては、原因からしっかりと調べ、重症度に応じて生活習慣改善の指導や、空気の力で喉を内側から広げて呼吸をサポートするCPAP(シーパップ)という機械の使用を検討します。ちなみに当院では、主に副鼻腔炎の状態を診るためにCTも導入しています。

皮膚科では疾患治療から美容皮膚科領域まで幅広く対応

皮膚科のアピールポイントはいかがでしょうか。

上塚学院長、上塚祥子先生 こづちクリニック 耳鼻咽喉科・皮ふ科5

【祥子先生】私はとにかく「子どもから大人まで何でも診る」をモットーとしています。幅広い症例を扱う市民病院などに長く居たので、いろんな傷を治療してきましたし、足の壊疽もよく診ていた経験があります。例えば患者さんの変形した足の爪の疾患や、べんち処置など長時間かかる処置も喜んでやる医師でありたいと思っています。そういう姿勢が伝わっているのか、以前に勤めていた病院で診ていた患者さんが、今も大阪や和歌山から来てくださっているんです。本当にありがたいことだと思っています。また、診療の合間を縫って往診にも出ています。

最近、新しい美容機器も導入されたそうですね。

【祥子先生】当院の皮膚科はあくまでも疾患の診療、治療がメインなのですが、美容寄りのニーズもあるので導入を決めました。皮膚の赤みや薄いしみを少しずつ整えるために用いる光治療機器です。例えばアトピー性皮膚炎で悩んでいる若い女性の患者さんからは、美容に興味があるけれど、肌へのコンプレックスが強くて美容系のクリニックには行きづらいという声を聞きます。当院のように、疾患治療がメインの皮膚科であればハードルが低いと思いますので、どんどん使っていただきたいですね。

地域の皆さんに向けたメッセージをお願いします。

上塚学院長、上塚祥子先生 こづちクリニック 耳鼻咽喉科・皮ふ科6

【院長】父の代から当院が大切にしていることは「患者さんの訴えをよく聞き、適切な診断をし、わかりやすく説明する診療」を提供することです。初診の患者さんからは特にじっくりと話を聞くようにしています。そして、マイクロスコープやファイバースコープなどの画像を見せながらご説明します。わからないことは遠慮なく聞いてください。当院はスタッフの人柄も自慢で、優しく親身な対応が患者さんから好評です。代替わりしたこれからも、小さなお子さまからご年配の方まで、地域の方々から気軽にご相談いただけるクリニックを全員でめざしていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

光治療器による皮膚の赤み・しみのケア/1万7000円~