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岡田 一幸 院長の独自取材記事

岡田クリニック

(西宮市/甲子園駅)

最終更新日:2024/02/08

岡田一幸院長 岡田クリニック main

阪神本線甲子園駅東口から北へ2分ほど歩いた場所にある「岡田クリニック」。1983年の開業以来、地域に根差して多くの人々の健康を見守ってきた。院内は2022年にリフォームされたばかりだ。大学病院や地域の中核病院で消化器外科の医師として研鑽を積んだ岡田一幸院長は、2022年に義兄の和田浩先生を継いで院長に就任。同院では和田先生、妻の岡田淳子先生とともに医師3人体制で、一般内科をはじめ、消化器内科、内視鏡内科、外科、心療内科、精神科など幅広い診療に対応する。診療の際には、患者一人ひとりとしっかりコミュニケーションを取ることを重視。「地域密着型クリニックならではの余裕を持った診療に努めています」と温かく語る気さくな岡田院長に、クリニックの歴史から今後の展望まで幅広く語ってもらった。

(取材日2023年11月8日)

医師3人体制で、多岐にわたる症状や病気をサポート

開業して40年になるそうですね。現在までの経緯をお聞かせください。

岡田一幸院長 岡田クリニック1

当院は父が1983年に開業しました。もともと道路を挟んで斜め向かいの場所にあったのですが、開業から5年後くらいに現在の場所に移転。父は外科の医師でしたので、開業当初は入院設備も備えていて、手術も行っていました。その後、時代の流れとともに内科を中心とした今のような診療スタイルに移行していったんです。とはいえ外科が専門ですので、切り傷や骨折などの外科処置にも対応していましたね。父が開業したのは、私が小学生の頃。父が患者さんのために忙しく働く姿を見て、私も自然と医師をめざすようになりました。父が20年ほど院長を務めた後、義理の兄である和田浩先生が継承。2022年4月から私が院長を務めさせていただいています。

先生のご経歴を教えていただけますか?

香川医科大学(現・香川大学医学部)を卒業後、大阪大学医学部の消化器外科に入局しました。消化器外科を選んだのは、おなかの病気の治療や手術に興味があったから。大学病院では上部消化管グループに所属し、胃がんや食道がんを中心に診療を行いました。その後、市立吹田市民病院や兵庫県立西宮病院に勤めた際には、ヘルニアや虫垂炎などの手術にも携わりましたね。勤務医時代は主にがんを患う患者さんを診ていましたが、当院には、さまざまな症状や病気の患者さんがいらっしゃいます。どんな病気でも、患者さんにとっては大きなお悩み。日々の診療を通じて学ばされることも多いですね。勤務医時代に先輩方から、医師としていろいろなことに興味を持って取り組むよう教えられたことが役に立っています。

こちらのクリニックならではの特徴は?

岡田一幸院長 岡田クリニック2

地域のかかりつけ医として幅広い診療に対応できることでしょうか。当院では、消化器疾患を専門とする私に加え、内科全般を専門とする和田先生、心療内科・精神科を専門とする妻の、医師3人体制で診療を行っています。和田先生も妻も、豊富な経験を持つドクター。3人が連携して、さまざまな診療分野で質の高い医療を提供することをめざしています。「この病気はうちでは診れません」と断ったりせず、どんなお悩みの患者さんも受け入れるよう努めていますね。お悩みをじっくりとお聞きし、適切な治療を行ってお一人お一人をサポート。また地域の他の医療機関との連携もしっかり取れていますので、当院での対応が難しい症例などがあれば、速やかにふさわしい医療機関へと紹介させていただきます。

一人ひとりにじっくり寄り添い、丁寧な対応を心がける

どんな患者さんが多くおみえになっていますか?

岡田一幸院長 岡田クリニック3

私の代になっても、かかりつけ医として内科を中心に診療するという方針は変えていませんので、患者さんの年齢層や主訴はさまざまです。ただ私が消化器疾患を専門にしていることから、最近は消化器内科の患者さんが多くいらっしゃいます。妻が担当する心療内科・精神科にも多くの患者さんがいらしています。消化器疾患を患う患者さんの中には心の悩みを抱えている患者さんもいらっしゃるので、そういった患者さんは妻と連携して診療にあたります。

検査設備なども充実していますね。

胃・大腸内視鏡検査はもちろん、CT検査や各種エコー検査にも対応しています。内視鏡による大腸ポリープ切除も行っていますし、エコーを専門とする臨床検査技師にも来てもらっています。大腸内視鏡検査は準備が必要なので、検査前に一度受診していただく必要がありますが、胃内視鏡検査の場合、食事せずに来ていただいたら即日検査も可能です。院内で一通りの検査を行えるため、他の医療機関との連携もスムーズに行えるのが特徴です。

訪問診療にも対応されていると伺いました。

岡田一幸院長 岡田クリニック4

はい、私と和田先生の2人で訪問診療を行っており、ご高齢の患者さんはもちろん、末期がんの患者さんなども診療しています。訪問診療でも、基本的に「この病気は対応できません」と断ったりせず、幅広く受け入れるよう努めていますね。西宮市の新幹線より南側くらいのエリアであれば、だいたい訪問可能です。訪問診療を望まれるなら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

診療の際にはどんなことを大切にされていますか?

患者さんとしっかりコミュニケーションを取ることを大切にしています。勤務医時代はなかなか時間が取れず、心苦しく思っていました。それで当院に移ってからは、地域密着型クリニックならではの余裕を持った診療に努めています。また、ご高齢の患者さんなど移動に時間のかかる方もいらっしゃいますので、一人ひとりのペースに合わせた丁寧な対応も心がけていますね。スタッフたちも患者さんに丁寧に接してくれているので、とても助かっています。医師としてずっと大切にしているのは、最後まで諦めない姿勢。勤務医時代に担当したお一人のがん患者さんは、お孫さんが成人する姿を見たいと頑張られて。私も誠心誠意治療にあたり、様子を見にご自宅に伺ったこともありました。ご丁寧にお礼のお手紙まで頂いたことは今でも心に残っています。

地域のかかりつけ医として何でも気軽に相談してほしい

ところで、院長就任時にリフォームも行われたそうですね。

岡田一幸院長 岡田クリニック5

院長就任にあたり、1ヵ月ほどかけてリフォームしました。玄関の位置を変えるとともに、待合室も含め院内も大幅にリフォーム。以前は道路沿いから玄関まで階段を上がる必要があったため、足が不自由な患者さんなどは受診するのが大変だったと思います。それで建物の横に玄関の位置を変え、道路から玄関まで緩やかなスロープを設置しました。以前に比べてご来院いただきやすくなったのではないでしょうか。改装後、クリニックの1階に私と和田先生の診療室、3階に心療内科・精神科の診療室を設けました。心療内科・精神科では、患者さんの不安や緊張を和らげるため、妻のこだわりで木の机やブラインドを使用。絵画も飾るなどリラックスできる空間づくりを心がけています。

先生のリフレッシュ法や健康法についても教えていただけますか?

子どもが小学生の頃は、休みの日に少年野球の練習に付き添うことも多かったのですが、子どもが成長するにつれ、そうした機会は少なくなってきました。今は休みの日に友人とゴルフに出かけることが多いですね。勤務医時代もそうでしたが、医師は診療中あまり歩かないため、運動不足になりがち。ゴルフをすると1日1万歩くらい歩くので、いい運動になっていると思います。健康法として特に意識していることはありませんが、深酒や食べすぎなど不摂生をしないよう注意していますね。

最後に、今後の展望や読者に向けたメッセージをお願いします。

岡田一幸院長 岡田クリニック6

今後も診療方針を変えることなく、かかりつけ医として地域の皆さまを幅広くサポートしたいと思っています。内科に関しては、基本的に日曜日と祝日以外は毎日診療しています。私は水曜日、和田先生は土曜日と木曜日の午後に休みを取っていますが、クリニックとしては月曜日から土曜日まで診療を行っています。また当院は西宮市の一次救急も担当していて、土曜日も4週目以外は18時まで、4週目も16時まで開けていますので、具合が悪くなった時などはぜひご利用ください。風邪などの一般内科をはじめ、消化器内科、内視鏡内科、外科、心療内科、精神科など幅広く対応。感染症対策として、感染症の患者さん専用のブースも設けています。何かお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

内視鏡検査/胃:1万円~、大腸:1万5000円~

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