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黒田 佳治 院長の独自取材記事

黒田クリニック

(尼崎市/尼崎駅)

最終更新日:2020/04/01

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阪神電鉄尼崎駅前で23年にわたって地域住民の健康を見守り続けている「黒田クリニック」。黒田佳治院長の専門である消化器内科を中心として、生活習慣病の治療や胃がん、大腸がんの早期発見などに力を注ぐ。尼崎市医師会では、地域医療の環境整備に尽力した経験も持つ。今後は、高齢化に対応して「在宅診療に力を入れたい」と話す黒田院長。その理由について「これは医師の責任と使命」ときっぱりと答える姿が印象的だった。経験豊富なベテランながら物腰がやわらかく気さくな性格で、地域住民に慕われているのもよくわかる。今回の取材では、そんな黒田院長に、医者を志したきっかけや消化器内科を選んだ理由、診療の際心がけていること、やりがいを感じる瞬間などについてじっくり聞いた。
(取材日2019年1月29日)

大学時代の恩師との出会いで消化器内科に興味

医師をめざしたきっかけを教えてください。

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祖父は外科、父は耳鼻科の医師という、いわゆる医師家系で育ったんです。祖父は武庫之荘で個人クリニックを開業していました。私が子どもの頃は人力車で往診をしていて、そのうち自動車に替わりましたね。父も武庫之荘で開業したのですが、大阪で耳鼻科のクリニックを営んでいたおじが急に亡くなってしまい、そのクリニックを継承して院長を務めていました。私は2人兄弟なのですが、兄は別の道に進んだこともあり、私が医師の道を選びました。幼少期から祖父や父の姿を見て育ったので、自然な流れではありましたね。

消化器内科がご専門だそうですが、消化器内科を選んだのはなぜですか。

私は兵庫医科大学の出身で、学生時代、消化器内科初代教授の下山孝先生の講義を受けていたのですが、エックス線写真の読影会に呼んでいただいたり、先生から直接いろいろなお話を聞いたりするうちに興味を持つようになったんです。修了後には下山先生からより深く研究をしてみたらと勧められて大学院に進んで専門的に勉強し、当時の経験や学びが今につながっていますね。医局に入ってしばらくして、私の教室はピロリ菌に関するさまざまな活動をしていたので、私も胃がんやピロリ菌に深く関わるようになりました。

開業されて23年になるそうですが、開業までの経緯を教えていただけますか。

2

大学院修了後、県内の診療所や病院で経験を積ませていただき、年齢的にそろそろと思っていた時、クリニックを継承してほしいと依頼をいただいたので、良い機会だと思って開業へと踏み切りました。当初は別の場所だったのですが、駅前の再開発に伴ってこの場所にマンションが建った時に移転開業のお話をいただいて、もとのクリニックが手狭だったこともあり、こちらに移ってきました。再開発地域とはいえ、もともとご近所さんだった方たちがマンションでも仲良くされていて、体調が悪かったらお隣さんが連れてこられるなど、隣近所の助け合いが今でも残る人情味あふれる地域ですね。

丁寧な検査で胃がん、大腸がんの早期発見に注力

内視鏡検査をはじめとしたさまざまな検査に対応されていますね。

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胃や大腸の内視鏡検査、腹部超音波など各種検査を行っています。内視鏡検査というと、痛くてつらいというイメージがあるかもしれませんが、当院では軽い鎮静剤を注射して、患者さんが寝ておられる間に検査を終えますので、苦痛はほとんどありません。そのために内視鏡検査は当院で受けられるという方が多いんですよ。胃がんや大腸がんは早期発見、早期治療すれば、十分完治できる病気だと考えています。胃がんはピロリ菌に感染しているかどうかがポイントですね。ピロリ菌に感染していたら発症する可能性がありますので、定期的に検査を受けることが大切です。当院ではピロリ菌の検査や除菌も行っていますので、ご不安な方はお気軽にご相談いただければと思います。

診療の際に心がけていることとやりがいを感じる瞬間を教えてください。

心がけているのは、真面目に一生懸命診療すること、そして、患者さんとご家族に納得していただけるような医療を提供することですね。皆さんに納得していただくためには、やはりコミュニケーションが大事だと思いますので、患者さんのお話にはしっかり耳を傾けるようにしています。やりがいを感じるのは、検査の結果、早期がんや進行がんでも手術できるような段階で発見できたときですね。命を助けることができて良かったと思います。皆さんに喜んでいただけるような診療ができれば、それが一番うれしいですね。

医師会では地域医療の環境整備に携わった経験をお持ちだそうですね。

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はい。保健所をはじめとした保健や福祉の施設、県知事や市長との話し合いなど対外的なことが中心でしたので、医療、保健、福祉はもちろん行政までネットワークが大きく広がりました。特に地域の先生方との関係が密になり、今ではこの手術ならこの病院、この治療ならこの先生と、当院で対応が難しい場合やより大きな病院での治療が必要な場合に、適切な窓口をすぐに紹介できるのが強みになっていますね。

病気にならないよう予防を大切に

今後は在宅診療に力を入れていこうと思われているそうですね。

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そうですね。医師会で活動する中で、市内の医療・介護サービス提供者の連携を支援する「あまつなぎ」というセンターの立ち上げなど、地域包括ケアや在宅医療を推進していましたので、当院でも力を入れていきたいと思っています。今、来られている患者さんもいずれは来院が難しくなって、在宅で診てもらいたいという方がどんどん増えてくるでしょう。既に現在も24時間365日連絡が取れる体制を整えており、電話で相談に乗ったり、ご自宅を訪問したり、緊急の対応が求められる場合は近隣の病院や救急科に紹介したりして、地域の皆さんの健康を見守っていけるよう取り組んでいます。

お休みの日はどのように過ごされていますか。

大学時代は軽音部に入っていたので、以前は軽音の後輩たちと一緒にバンドをしていたんですよ。私の担当はベースで、ブルースやフュージョン、ジャズなどを演奏していました。それから、自宅でエアロバイクをこいだり、腹筋のマシンで鍛えたりもしていましたが、今は腰痛で運動ができず……。最近はもっぱら食べていますね。おいしい物を食べるのが大好きで、医師会のお肉好きの先生方と話題のお店に行くこともあります。おいしい物を食べるとほかの人を連れて行きたくなって、お勧めのお店に当院の看護師と受付スタッフを連れて行ったら、みんな感激してくれてとてもうれしかったですね(笑)。

最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

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病気の早期発見のために健康診断やがん検診はきちんと受けていただきたいですね。今や2人に1人はがんになる時代ですから、体調の変化に気づいたり、不安を感じたりすることがあれば、早めに医療機関を受診するようにしてください。糖尿病や高血圧などの生活習慣病は、食事や運動など日常生活で工夫をしていただいたら病気にならずに済む方がたくさんいらっしゃるはずです。油っぽい食べ物や塩分の多い食事を控えたり、食べ過ぎないようにしたり、適度に運動したりして気をつけていただきたいですね。タバコを吸う方はぜひ禁煙してください。早期発見、早期治療は命を救います。まずは病気にならないよう予防することを大切にしていただきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

内視鏡検査/胃がん:1万5420円~、大腸がん:2万2110円~
ピロリ菌検査/6160円~(ピロリ菌除菌:4300円~)

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