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黒田 佳治 院長の独自取材記事

黒田クリニック

(尼崎市/尼崎駅)

最終更新日:2022/03/23

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「黒田クリニック」は、阪神本線の尼崎駅前で長きにわたって地域住民の健康を見守り続けてきた医院。消化器内科を専門とする黒田佳治院長が、胃・大腸内視鏡検査や超音波検査などを通じ、がんや生活習慣病の早期発見・早期治療に努める。尼崎市医師会においては地域医療の環境整備にも尽力してきた黒田院長は、24時間365日、電話での相談や自宅訪問、病院や救急科への紹介ができるように在宅医療体制を整えている。経験豊富なベテランながら物腰がやわらかく気さくな性格で、地域住民に慕われている黒田院長に、消化器内科を選んだ理由、診療の際に心がけていること、注力する胃・大腸内視鏡検査、ピロリ菌除菌治療、新型コロナウイルス感染症の診療など幅広く聞いた。

(取材日2021年11月26日)

早期発見・早期治療に努め、地域の健康を守る医院

消化器内科を専門として選んだのはなぜですか。

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私は兵庫医科大学の出身で、学生時代、消化器内科初代教授の下山孝先生の講義を受けていたのですが、エックス線写真の読影会に呼んでいただいたり、先生から直接いろいろなお話を聞いたりするうちに興味を持つようになったんです。修了後には下山先生からより深く研究をしてみたらと勧められて大学院に進んで専門的に勉強し、当時の経験や学びが今につながっています。医局に入ってしばらくして、私の教室はピロリ菌に関するさまざまな活動をしていたので、私も胃がんやピロリ菌に深く関わるようになりました。

注力している内視鏡検査と、ピロリ菌について教えてください。

胃や大腸の内視鏡検査、腹部超音波など各種検査を行っています。内視鏡検査というと、痛くてつらいというイメージがあるかもしれませんが、当院では鎮静剤を注射して、患者さんが眠ったような状態の間に検査を終えますので、苦痛はほとんどないと思います。胃がんや大腸がんは早期発見・早期治療を行えば、十分完治をめざせる病気だと考えています。胃がんはピロリ菌に感染しているかどうかがポイント。ピロリ菌に感染していると発症のリスクが高まりますので、定期的に検査を受けることが大切です。当院ではピロリ菌の検査や除菌治療も行っていますので、ご不安な方はお気軽にご相談いただければと思います。

早期発見・早期治療への取り組みにも力を入れているそうですね。

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市の特定健康診査、高齢者健康診査をきちんと受けていただけるように呼びかけるほか、生活習慣病予防として患者さんの健康状態を毎年確認し、生活習慣改善が必要な方はしっかりとフォローさせていただいています。またピロリ菌が胃がんのリスクを高めることはほぼ間違いなく、ピロリ菌除菌治療を受けるのは早ければ早いほど良いと言えるでしょう。そのため当院で初めて胃内視鏡検査を受けるすべての方に対し、必要があれば必ずピロリ菌検査を実施しているのが当院の特徴です。万が一ピロリ菌が見つかれば、速やかな除菌治療をお勧めするのはもちろん、保険適応の1次除菌・2次除菌でピロリ菌の除去が図れなかった方に対し、完全除菌をめざす自費診療の3次除菌も提供しています。

丁寧に、誠実に。患者が納得する医療を追求

先生の診療ポリシー、患者さんに接する際に心がけていることを教えてください。

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病気を見落とさず患者さんに役に立つ医療を提供すること、そして真面目に一生懸命診療し、患者さんとご家族に納得していただけるよう努めています。特に心がけているのは患者さんのお話をしっかりと聞くこと。コミュニケーションを大切にしながら、例えば喫煙者の方には「タバコをやめるのが一番いいけれど、まずは1本でもいいから1日の本数を減らしてみましょう」など、それぞれの性格に合わせてお話しさせていただいています。また検査結果をお伝えするときは「問題ないですよ」「良くなっています」などで済まさず、きちんと検査データの数値を解説するほか、患者さんが家に持ち帰って見る「指導箋」などを用いて生活習慣の改善に関する説明・指導を行っています。

開院25年超、スタッフさんも皆さんベテランばかりだそうですね。

このエリアは再開発地域でありながら、もともとご近所さんだった方たちがマンションでも仲良くされていて、体調が悪かったらお隣さんが連れてこられるなど隣近所の助け合いが今でも残る人情味あふれる地域です。当院は最初は別の場所で開院し、駅前の再開発に伴ってこの場所に移転してきたという歴史を持ちますが、スタッフのほとんどが開院当時から勤務しているベテランばかりで、そんな温かな地域の患者さんやそのご家族とは顔なじみ。まるで友人かのように明るく接していて、院内はアットホームな雰囲気に満たされています。患者さんが私に言いたくないことでも、スタッフには言えるということもあるようで、当院のスタッフに悩みを打ち明けてくださる患者さんも多いですよ。

新型コロナウイルス感染症の診療について教えてください。

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発熱者を受け入れる専用窓口を設け、発熱の患者さんは院内ではなく屋外で抗原検査を行い、陰性であれば院内での診察をします。もちろん待合室も診察室も一般患者さんとは完全に分離し、私とスタッフは予防衣・ゴーグル・フェイスシールド・医療従事者用マスク・手袋など、防備を徹底して診療中です。新型コロナウイルスに感染の疑いがある方を受け入れていることに、不安を感じる患者さんもいるかもしれません。しかし発熱の患者さんは完全に分けて対応していますのでご安心ください。尼崎市医師会での経歴なども考えれば、今回のような緊急事態に率先して対応することも私の使命です。これまで院内だけでなく大規模会場でのワクチン接種にも積極的に取り組んできましたし、今後もしっかりと自分の責任を果たしていきたいと思います。

なんでも相談できる地域のかかりつけ医に

医師会では地域医療の環境整備に携わり、その経験が今も生きているそうですね。

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保健や福祉の施設、県知事や市長との話し合いなど対外的なことが中心でしたので、医療・保健・福祉・行政などネットワークが拡大しました。特に地域の先生方との関係が密になり、今ではこの手術ならこの病院、この治療ならこの先生と、当院で対応が難しい場合やより大きな病院での治療が必要な場合に、適切な窓口をすぐに紹介できるのが強みになっています。医師会で活動する中では、市内の医療・介護サービス提供者の連携を支援する施設「あまつなぎ」の立ち上げに参加し、地域包括ケアや在宅医療を推進してきました。当院では現在24時間365日連絡が取れる体制を整えており、電話で相談に乗ったり、ご自宅を訪問したり、緊急の対応が求められる場合は近隣の病院や救急科に紹介したりして、地域の皆さんの健康を見守っていけるよう取り組んでいます。

認知症サポート医としての活動やかかりつけ医の講習への参加など新しい知識の習得にも積極的ですね。

高齢化が進む近年、認知症の患者さんが増えています。例えば、急に糖尿病が悪化した患者さんを調べたところ、どうやら薬の飲み忘れだろうということになり、専門的な検査を行った結果、アルツハイマー型認知症だと判明した例もあるんです。認知症は早期発見できれば投薬治療で進行の抑制がめざせます。一人の患者さんの人生を伴走しながら見守りたい、こうした思いもあって認知症の患者さんを適切な医療と介護につなげる役割を持つ認知症サポート医としても活動しています。認知症の早期発見、新型コロナワクチン接種などでも役立つ「かかりつけ医」を持つことが推奨されています。私も講習などに参加し、かかりつけ医の機能を学ぶ中で、かかりつけ医を持つことはとても大切なことだと認識しました。通いやすさ、相談のしやすさなどをポイントに、ご自身にぴったりのかかりつけ医を見つけてください。

最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

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今や2人に1人はがんになるともいわれる時代。体調の変化に気づいたり不安を感じたりすることがあれば、早めに医療機関を受診しましょう。また同時に健康診断やがん検診はきちんと受けてください。糖尿病や高血圧などの生活習慣病は、食事や運動など日常生活で工夫をしていただいたら、病気にならずに済む方がたくさんいらっしゃるはずです。食事や運動に気をつけ、タバコを吸う方はぜひ禁煙を。早期発見、早期治療が肝心です。気になることや不安なことがあれば、患者さんご本人はもちろんご家族の皆さんもぜひ気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

内視鏡検査/胃がん:1万5420円~、大腸がん:2万2110円~
ピロリ菌検査/6160円~(ピロリ菌除菌:4300円~)

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