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熊谷 直樹 院長、熊谷 雄介 副院長の独自取材記事

くまがいこどもクリニック

(尼崎市/園田駅)

最終更新日:2024/04/03

熊谷直樹院長、熊谷雄介副院長 くまがいこどもクリニック main

阪急神戸本線・園田駅から徒歩4分という好立地にある「くまがいこどもクリニック」。院長の熊谷直樹先生は、兵庫医科大学に長く勤めた後、1991年に開業した。以来、風邪などの疾患はもちろん、予防接種まで総合的に扱うプライマリケアを柱に据え、小児の心理カウンセリングにも対応するなど、小児科のスペシャリストとして地域に根差した診療に力を注いできた。2023年からは、複数の基幹病院で長らく小児科医として研鑽を積んできた、息子の熊谷雄介先生が入職。副院長として診療に加わり、二人三脚で多くの患者のニーズに応えている。今回は、親子で地域医療を見守る両先生に、クリニックの特徴や患者への思いについて話を聞いた。

(取材日2023年12月28日)

それぞれの場所で積んできた豊かな経験を診療に生かす

小児科医をめざしたきっかけからお聞かせいただけますか?

熊谷直樹院長、熊谷雄介副院長 くまがいこどもクリニック1

【直樹院長】小児科の医師をしていた父の影響が大きいですね。大阪市北区でクリニックを営んでいたのですが、私が子どもの頃は自宅兼クリニックという環境。患者さんがいる院内を私も出入りしていたので、自然と父が診察する姿を見て育ったんです。とはいえ思春期の頃は、親が医師だからといって自分は医師にならないぞと反発していましたね(笑)。そんな気持ちが変わったのは、夜中でも電話がかかってきたらその患者さんの家に診察に訪れるなど、地域の人を手助けする姿を目の当たりにしたからです。私も子どもが病気に打ち勝つ手助けをできる小児科の医師になりたいと、父と同じ道を選びました。
【雄介副院長】私の場合は、医師になりたての頃にほかの科もローテーションで回りましたが、小児科以上に自分にとってしっくりくる科がなかったからです。子どもたちが元気になる様子を見られるのはやっぱりうれしいですね。

お2人それぞれのご経歴を教えてください。

【直樹院長】岐阜大学医学部を卒業後、西宮市にある兵庫医科大学病院で約16年間働きました。当時は設立されたばかりで、診療科目も今ほど細分化されておらず、軽い風邪の症状から悪性腫瘍まで、さまざまな患者さんを診察しました。おかげで患者さんの症状を総合的に診る力や、判断力を養うことができたと自負しています。約1年半、カナダのトロントにある小児病院へ留学した経験も診療に大いに役立っていると感じています。
【雄介副院長】私は兵庫医科大学を卒業してから、兵庫県立こども病院や大阪市内の基幹病院で研鑽を積みました。大阪市立総合医療センターでは、小児の救急や総合診療を行う部門で、救急医療をはじめ、子どもの感染症や腎臓疾患を中心に経験を重ねることができました。アレルギーの患者さんも多かったですね。地域の保健師や、公認心理師、精神保健福祉士など多職種と連携して発達相談や虐待に対応したこともあります。

開業されて30年、近年感じている変化などはありますか?

熊谷直樹院長、熊谷雄介副院長 くまがいこどもクリニック2

【直樹院長】新型コロナウイルス感染症の流行を経て、がらりと変わったことは多いですね。感染症の流行の仕方にも変化があり、例えばインフルエンザは季節性で冬場のみの流行でしたが、ここ数年は夏場にも流行があります。また、開業した頃に比べると、不登校や発達に関する相談がぐんと増えたことも変化の一つに挙げられるでしょう。
【雄介副院長】私自身は、まだこちらに来て日が浅いので、地域医療における変化について語れることはあまりありません。ただ、以前は喘息や、アレルギーの診療は基幹病院の外来で診療することが多かったのですが、昨今は、地域のクリニックで診る流れになってきていると感じます。当院でも間口を広くして多くの相談に寄り添うと同時に、ニーズが高いようであれば、これまで研鑽してきた小児腎臓の分野やアレルギーなどの領域を診ることも視野に入れておく必要があるかなとも考えています。

経験豊富なスタッフとともに、患者や家族に寄り添う

小児科医としてやりがいや喜びを感じるのはどんな時ですか?

熊谷直樹院長、熊谷雄介副院長 くまがいこどもクリニック3

【直樹院長】時代は変われども、いつの時代も、子どもたちが元気に笑顔で帰っていくのを見るのはうれしいことですね。あとは、長くやっていると、幼少期に来院されていた方が親になり、自分のお子さんを連れて来院してくださることがあります。子どもたちの成長を長く見守ることができるのも小児科医としてやりがいと喜びを感じられるところです。
【雄介副院長】院長と同じく、やっぱり子どもたちのすぐ近くで、成長と発達を見守ることができることですね。そして、なにより、元気な笑顔を見られることでしょう。

育児支援にも力を入れていると伺いました。

【直樹院長】病気だけを診るのではなく、どちらかというと「未病」のうちに対応するようにして、子どもたちの健やかな育ちを手助けができるよう心がけています。健診や予防接種に力を入れているのもそのためです。特に初めてのお子さんの場合、予防接種がスタートする生後2ヵ月頃というのは、親御さんも不安でいっぱいでしょう。「わざわざ受診するほどではないけれど誰かに相談したい」というようなことも聞けるように、予防接種とは場所を分け、しっかりお話をする時間を設けています。あとは、小児の心理カウンセリングにも対応しています。親御さんを不安の中に取り残さないことも育児支援の一つではないかなと思っています。

頼りがいのあるスタッフさんがそろっていらっしゃるのだそうですね。

熊谷直樹院長、熊谷雄介副院長 くまがいこどもクリニック4

【雄介副院長】はい。地域医療の場では特に、看護師などのスタッフたちの力が必要だと思います。診療を支えてくれていると感じる場面が多々ありますね。私が診察中に伝えきれなかったことがあっても、後でフォローしてくれるのも助かります。医師に比べ、より患者さんに近いところで話を聞いてくれるので、患者さんにとっても安心材料になるでしょう。
【直樹院長】長いスタッフはもう20年来活躍してくれています。いつも親身になって患者さんのサポートをしてくれる存在です。私たち医師よりも看護師のほうが話しやすいということもあるでしょうし、看護師の「大丈夫ですよ」という一言で、不安が安心に代わるということもあろうかと思います。本当に頼りになるスタッフたちばかりでありがたいですね。

安心して受診できる関係づくりにも尽力

診療で大切にされているのはどんなことですか?

熊谷直樹院長、熊谷雄介副院長 くまがいこどもクリニック5

【直樹院長】帰宅した後に不安にならないよう、先の見通しをお伝えしておくということです。例えば、「こういう経過をたどれば心配ないですよ」「逆にこういう症状が出たら早めに受診を」といった言葉をかけ、親子ともに不安がない状態で回復までを過ごすことができるようなアドバイスを心がけています。
【雄介副院長】同じく私も、安心してホームケアをできるように、先の見通しを伝えることを大切にしています。診療中にこちらの意図が十分伝えきれなかったかなと感じた時には、診察後、看護師からフォローしてもらうようにしています。チームみんなで協力しながら、「次回も安心して受診できる」と思ってもらえるような工夫をしています。

今後の展望をお聞かせください。

【直樹院長】敷居が高いと思われないようなクリニックでありたいと、いつも思っています。子育ての不安・負担を抱え込むのはつらいでしょうから、少しでも心配なことがあれば遠慮なく相談してほしいです。これからも謙虚な気持ちを忘れず、地域の子どもたちが健やかに育つようにさまざまな形で育児支援をしていきたいと思います。
【雄介副院長】一般的に、歴史の長い診療所は同じ医師が1人で働いていることが多く、ずっと同じスタイルになりがちではないかと思っていました。それが当院に入ってから、新しいことに常に取り組み、時代に即して変化を続ける院長を見て、その背中からたくさんのことを学んでいます。私も、新しい知識や技術を身につけ、柔軟に変化しながら患者さんのニーズに応え続けられる医師でありたいと思っています。

読者へのメッセージをお願いいたします。

熊谷直樹院長、熊谷雄介副院長 くまがいこどもクリニック6

【雄介副院長】私自身も育児経験があり、お気持ちに寄り添える部分があると思います。いまは情報が多すぎて余計に悩んでしまうことがあるのではないでしょうか。親御さんが安心して子育てできるように、それぞれの方に合った情報を精査して提供していきます。病気だけを診るのではなく、お子さんの成長のすべてをサポートするような存在でありたいです。
【直樹院長】子育てでなにか気がかりなことがあればいつでもご相談ください。病気ではなくても、気になることは何でもお話を伺います。まずはお気軽にご来院いただきたいですね。

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