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横田 光 院長の独自取材記事

ウィメンズクリニック横田

(尼崎市/塚口駅)

最終更新日:2022/08/17

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塚口駅から徒歩4分の住宅街にある「ウィメンズクリニック横田」。同院は「横田医院」の頃から、地域に根づき多くの女性たちの健康を支えてきた。2007年に前院長の娘である横田光(ひかり)先生が院長を引き継ぐと同時に、外観も名称もリニューアルして新たにオープン。コンパクトな待合スペースには、患者が待ち時間をリラックスして過ごせるように椅子が壁に沿って配置されている。また、モダンな印象の白い壁には、両親の趣味という美しい絵が飾られ、優雅な気分で過ごせるかもしれない。これまでの歩みの中で培った診療方法や患者との信頼関係はそのままに、時代や患者のニーズに合う診療スタイルを積極的に取り入れている同院。幅広い悩みを抱える患者に寄り添って診療する横田院長に話を聞いた。

(取材日2019年4月24日)

親子2代にわたり、女性の健康を支えるクリニック

まずは、これまでのご経歴や開業のきっかけを教えてください。

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私は1994年神戸大学医学部を卒業し、いくつかの病院の産婦人科で勤務医として経験を積みました。忙しい毎日を送っていた頃、ちょうど当院の前身である「横田医院」を営んでいた母が70代後半に差しかかり、このまま引き継ぐか、引き継がないか話し合った結果、当院を引き継ぐことになったのです。そして2004年から母と一緒に当院で診療を行い、長年にわたって母を頼ってくださった患者さん一人ひとりを引き継ぎ、心機一転クリニックを建て替えて、2007年より「ウィメンズクリニック横田」と名称も変え、院長に就任させていただきました。

産婦人科の医師を志した理由は、やはりお母さまの影響が大きいのでしょうか?

両親から医師という職業を勧められたことはありませんでしたが、学生時代から医師として国際協力などに携わりたいという思いがあり、医学部へ進みました。国際協力に興味を持ったのは、テレビや新聞などのメディアで、国際協力をする医学的な団体を知ったのが大きかったですね。医学部時代は、災害や紛争時に人道支援活動を行う多国籍医師団の関連団体として、学生たちで組織されている団体の日本支部に所属し、年1回のカンファレンスなどを通して、アジア各国の医学の道を志す学生たちと交流を深めました。その時に知り合った仲間とは、今でも交流を持っています。産婦人科を志したのは国際協力に携わる中で、救急医療や総合的な医療も大事ですが、母子保健や小児科、出産の分野が重要だと実感し、母と同じ産婦人科の道へ。「横田医院」では母が産婦人科、父が耳鼻科を診ていたので、父は耳鼻科に進まなかったことを寂しがっていましたね(笑)。

先生が大切にされている診療方針について教えてください。

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女性にとって産婦人科に行くというのは、少しハードルが高いことだと思います。私はそのハードルを越えて来てくださった患者さん一人ひとりに「こういうことなのか」と納得していただき、こちらがいくつか提案する治療方法から、ご自分で選択して取り組んでいただけるよう、丁寧に接することを心がけています。また、1人の患者さんが「この症状はこういうことだったのか」とわかって持ち帰ってくだされば、周りの人にも教えられると思うのです。何げないことですが、患者さんから「ありがとうございます」という言葉をいただけるのが、一番のやりがいにつながります。また、当院では出産や子育てなどさまざまな経験を積んできた、40代以上の女性スタッフが勤務しているので、もしも私に相談しづらいことがあっても、安心してスタッフにご相談ください。

生理から更年期、閉経後の症状まで、幅広い悩みに対応

現在、通院されている患者さんはどのような方が多いでしょうか。

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小さいお子さんから大正生まれのご高齢の方まで、幅広い患者さんが来てくださっています。母が70歳を過ぎて診察を行っていたため、高齢の患者さんも通いやすかったのでしょうね。診察は私に任せていただけますが、今でも母と話したいという昔ながらの患者さんがいらっしゃるくらいです。また、検診に来られる患者さんも多く、いろいろお話を伺ううちに診察につながることも。現在、当院で出産は扱っていませんが、メイン患者層である30代~50代の方の生理・更年期に関する症状の相談も多いですね。年齢を重ねて閉経された方からは、性器周りの不快感や子宮が下がってくる骨盤臓器脱、泌尿器科系の不快な症状などの相談を受けることが多いです。

生理に関しては、どのような相談内容が多いのですか?

生理の期間や周期、量など、生理不順や生理痛に関する相談が多いですね。正常な月経の目安として初経年齢、月経周期日数、出血持続日数、1周期の総経血量、閉経年齢などはだいたい決まっています。そこから外れる場合、ご自身の体について知るためにも、一度診察を受けたほうがいいでしょう。ほかにも、生理が始まる3~10日前頃から下腹部の痛みや張り、重さ、乳房の張りや痛み、頭痛やめまいなどが起こるPMS(月経前症候群)や、それよりも症状が重く、メンタル面でマイナスな症状が出るPMDD(月経前不快気分障害)の相談も多いですね。ほかにも生理中に強い下腹部の痛みや腰痛が表われる月経困難症、一般的な量よりも経血量が多い過多月経の相談も承っています。

更年期や閉経後の症状に関する相談についても教えてください。

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女性ホルモンの変化の時期はどなたでもやってきます。以前に比べると症状を我慢せず、相談してくださる女性が増えました。更年期の症状はご家族のことやお仕事のことで悩みを抱えていらっしゃる方が、症状が出やすい傾向にあります。近年では治療の幅が広がったので、患者さん個々のライフスタイルやご希望に合わせて選んでいただけます。しかし、今までどおりバリバリやるのではなく、一度立ち止まって生活を見直さなくてはなりません。更年期障害までいかないためには、睡眠時間、食事、適度な運動などを心がけることが大切です。また、閉経後に発症する性器周りの不快感には、直接お薬を局所投与するなど、飲み薬より錠剤や外用剤を処方します。ほかにも、骨盤臓器脱は最終的に手術をご紹介しますが、リング状のものを中に入れる処置を行うこともできます。予防するための運動として肛門周りを閉めたり、緩めたりする運動などもお勧めしています。

オンラインでの診療で受診しやすい環境を提供

忙しい日々だとは思いますが、どのようにリフレッシュしていますか?

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インドア派なので自宅でテレビを観たり、漫画を読むこともリフレッシュ法の1つです。そして最近は、健康面を考えて体を動かす趣味を持とうと思い、週に1回1時間程度インドのボリウッドダンスを行っています。ポーズの形にも意味があるため、一つ一つが勉強になって楽しいですね。また、普段のレッスンは動きやすい服装で取り組みますが、発表会の際は華やかなメイクと衣装に身を包むため、コスプレを楽しんでいるような気分になります(笑)。そうやってリフレッシュしていますね。

クリニックの今後の展望について教えてください。

当院には働き盛りで、なかなか通院時間を取れない患者さんが多く通われています。そのため、オンライン診療を導入いたしました。一度来院してもらい、今後の治療等をすり合わせを行った上で毎回通院が難しい方の場合、2~3回に1回はビデオ通話で診療を行い、薬を郵送するというシステムです。今まで忙しくてなかなか通えなかった、という患者さんなどに活用が広がり、受診の機会が後回しにならないようにしていければと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

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産婦人科に行くのが苦手という女性も多いと思います。当院では初診で訪れた患者さんに対しては特にじっくりとお話を伺い、その方に対してどういう検査が必要なのか、どういうことが考えられるのか、丁寧に説明いたします。検査は必ずその日に受けるというわけではないので、最初はお話だけでも構いません。また、内診が必要な場合でも、おなかの上から診察してもよいですし、お尻のほうから検査する方法もあります。お勧めの治療方法をお話しした上で、いくつかの選択肢をご提案します。また、当院では院内処方も行っているため、薬の受け取りもスムーズです。今後も気軽に通っていただけるようなクリニックになっていけたらいいなと思います。

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