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朝田 真司 院長の独自取材記事

朝田医院 内科・循環器科

(尼崎市/塚口駅)

最終更新日:2019/12/24

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1966年に開業し、半世紀以上の長きにわたり地域住民の健康を見守り続ける「朝田医院」。循環器内科医師として総合病院などに勤務後、2001年に父から継承した2代目の朝田真司院長は、尼崎市医師会において医療介護連携など、訪問看護師や介護士ら多職種と連携しながらの地域医療への取り組みも積極的に行っている。かかりつけ医の使命として、風邪などの軽い症状や慢性疾患はもちろんのこと、システムや行政のサポートなど在宅医療に関する話にも「よろず相談」を使命として受けつける朝田院長に、クリニックの特徴や患者に接する際に心がけていること、施設のこだわりなどについて語ってもらった。
(取材日2019年11月22日)

半世紀続く医院。誰もが通いやすいよう夜8時まで診療

開業から半世紀以上たつ医院だそうですね。

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1966年に父が当地で開業しました。父が医師として働く姿を見ていて自然と私も医師の道を選びましたが、肝臓を専門にしていた父から「親と同じことをやると比較されるから違うことをやりなさい」とアドバイスを受け、循環器内科を選択したんです。循環器内科を選んで良かったと思うことは、外科など他科の先生方からも頼りにされる存在であったこと。例えば手術後の患者さんの容体の管理を任されるわけですから、患者さんから頼りにされるのと同じくらい、やりがいを感じましたね。総合病院などに勤めたのち、2001年に父から当院を継承しました。

クリニックの特色と患者層を教えてください。

午前中は圧倒的に高齢患者さんが多いですね。開業医は地域の「かかりつけ医」として、よろず相談を受ける立場ですから、風邪などの症状や生活習慣病などの慢性疾患、認知症など、主訴はさまざまです。また先代の頃から、夜8時まで診察を行っているというのも特徴です。この辺りでお勤めの方の終業はだいたい夜7時くらいで、そこから1時間開いていますので、来院しやすいかなと思います。院内設備としては、心エコー検査、24時間心電図、エックス線などの検査機器があり、より専門的な検査に関しては密に連携を取っている近隣の総合病院や大学病院などをご紹介させていただきます。

どういった主訴で受診される患者さんが多いですか?

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働き世代であれば、風邪などの諸症状のほか、血圧やコレステロール値など健康診断で引っかかり、受診される方が多いですね。生活指導などは行っていますが、食事制限や運動は忙しい世代には難しいケースもありますし、日々試行錯誤していますね。運動不足の解消目的であれば、万歩計をつけることをお勧めしています。例えば「今日は1000歩しか歩いていない」となれば「明日は1200歩歩こう」と基準ができて、モチベーションが維持できるのではないかと思うのです。無理強いしても続かないですし、そうした小さいところから意識を変えていっていただくお手伝いができればと考えています。

特徴的な建物はバリアフリー。「飽きない」待合室を

患者さんに接する際に心がけていることはありますか。

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当院は電子カルテを導入しているのですが、つい入力に集中して画面ばかり見てしまうこともあるので注意をしています。ただ、あまり患者さんの顔ばかりじっと見ていると、人によっては話しづらかったり、不快に思う方もいらっしゃると思うんです。ですから、当たり前ですが一回は必ず顔を見ること、そして「今日はいかがなさいましたか」「お薬出しますね」など、ポイントごとに“ほどよく”顔を向けるようにしています。

クリニックとは思えない外観ですね。2014年に改築したという施設でこだわった部分を教えてください。

玄関にスロープをつけ、トイレを含む院内外を完全バリアフリーにしました。また診察室を中心に、処置室、エックス線室、検査室がぐるりと取り囲み、診察室からどこにでも行けるよう動線にこだわりました。足腰の悪い高齢の方でも、スムーズに移動していただけると思います。建物自体は建築士さんから「南塚口町のランドマークにしないか」とご提案をいただいて、このような特徴的な外観になったんです。当院のロゴはこの建物の形をモチーフにしたんですよ。

さまざまな雑誌が置いてあったり、写真がたくさん展示してあったり、待合室も充実していますね。

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どうしても待ち時間が多くなってしまうため、患者さんが飽きないように自慢できるくらいの数の雑誌を置いているんです。本来であれば患者さんのために少しでも待ち時間を減らせればいいのですが、医師が私一人というのもあって、そこには限界があります。そのため待ち時間を感じさせないように、という思いで用意しています。また、院内にはたくさんの季節の写真が飾ってあるのですが、これはすべて私が趣味で撮影したもの。実は院長ブログというのもやっていまして、写真を多数掲載しています。現在は秋ですから紅葉で、もう少ししたらクリスマスの写真、春には梅や桜など季節ごとに変えています。毎回、来るたびに写真が変わっていると患者さんの気分も変わりますし、お楽しみいただけているのではないかなと思います。

医療介護連携を推進するための活動に尽力

現在、注力している取り組みなどはありますか。

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在宅診療ですね。尼崎市は高低差がほとんどない高齢者の住みやすい土地ですから、兵庫県下でも有数の高齢化地域といわれるんです。父から引き継いだ患者さんも高齢化が進み、通院が困難になってしまわれた方も少なくありません。しかし通えないからといって治療を中断してしまっては良くないですから、こちらから出向いて医療を提供しようと、現在は在宅医療に力を入れているんです。これも地域のかかりつけ医としての役割ですね。医師は私一人なのでなかなか難しいところもあるのですが、今後ますます高齢の方は増えていくと思いますので、在宅診療の時間を少しでも増やせたらいいなとは思っています。

先生は診療外の取り組みにも尽力されているそうですね。

現在、尼崎市医師会、尼崎市社会保障審議会委員の活動を行っています。現在の活動で最も力を入れているのが医療介護連携でしょうか。在宅医療では、訪問看護師さんや介護士さんらと連携していかねば、医師一人では何もできません。多職種連携といって、さまざまな職種の人がしっかりと組んで少しでも質の高い地域医療を提供していきたいと考えています。そうした取り組みに関連する政策を決定するチームの一員になっておりますので、医師視点からの意見を出せていけたらいいなと思います。

さまざまな業種との連携、そしてチームワークが大切なのですね。

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もちろんです。さまざまな職種が力を合わせることで、質の高い在宅医療を提供できると考えています。例えば当院だけを見ても、看護師や受付などのスタッフがいなければ、私一人では何もできないですよ(笑)。スタッフたちがいてくれるからやっていけるんです。現在のスタッフは長期間勤務してくれているベテランばかりで、とても明るくて親しみやすい人ばかり。診察時はもちろんですが街で会えばあいさつを交わすなど、院内外で患者さんともまるでお友達のように仲良くしてくれているんですよ。そうした関係ができていると、患者さんもクリニックに来やすいのではないかなと思いますし、私もスタッフたちをとても頼りにしています。

読者へのメッセージをお願いします。

年齢を重ねていくにつれ、体が自由に動かなくなり、足腰が動かなくなったら終わり……と思っていらっしゃる方は少なくありません。医療機関に通えなくなった時、自宅でどう過ごせるか、そのための選択肢があまり知られていないからだと考えています。高齢の親御さんを持つ若い世代の方にこそ、在宅療養のための医療システムやサポートの内容を知っていただきたいですね。実際に当院ではご家族の方からのご相談も多いですし、最近では「かかりつけ医が在宅診療をやっていないので、こちらでお願いできないか」というお話もいただきます。サポートを受けるための然るべき窓口をご案内することも可能ですので、何でも相談していただければと思います。

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