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大西 良輝 院長の独自取材記事

尼崎内視鏡・おおにし内科

(尼崎市/立花駅)

最終更新日:2026/07/10

大西良輝院長 尼崎内視鏡・おおにし内科 main

閑静な住宅街の中、ガラス張りのエントランスが目を引く建物に「尼崎内視鏡・おおにし内科」はある。地域に30年以上親しまれてきたクリニックを引き継ぎ、2025年9月に内視鏡と内科診療を柱にリニューアルした。院長の大西良輝先生は、大阪大学医学部附属病院やJCHO大阪病院で消化器全般にわたる研鑽を積んだ内視鏡のスペシャリスト。大学病院で重い病と闘う患者を数多く診てきた経験が、早期発見・早期治療への強い使命感につながっている。「何でも気軽に相談してもらえるところにしたい」と穏やかに語るその姿勢は、患者の声にじっくり耳を傾ける診療にも表れている。子どもの風邪から高齢者の生活習慣病まで幅広い世代を支える先生に、診療への思いや検査環境のこだわりについて聞いた。

(取材日2026年6月23日)

大学病院で培った経験を糧に、地域の消化器診療を担う

静かな住宅街にたたずむクリニックですが、成り立ちについて教えていただけますか。

大西良輝院長 尼崎内視鏡・おおにし内科1

もともとは30年にわたって地域の方に親しまれてきた山口内科整形外科を、縁あって2021年に引き継ぎ、新たに内科を開設しました。2025年9月には「尼崎内視鏡・おおにし内科」としてリニューアルし、内視鏡検査と内科診療を2つの柱としています。お子さんの風邪から高齢の方の血圧・コレステロールの管理まで幅広い世代に対応しており、「近くで内視鏡検査を受けられて良かった」と思っていただけたらうれしいですね。ご家族まるごと通ってくださる方も少しずつ増えてきました。発熱の方には専用の入口と受付を設けて一般の患者さんとの動線を分けているほか、健康診断や人間ドックにも対応していますので、何でも気軽にご相談いただけたらと思います。

先生のご経歴と、消化器内科に進まれた理由をお聞かせください。

大学卒業後、大阪大学医学部附属病院で初期研修を受け、続いて大阪厚生年金病院(現・JCHO大阪病院)で3年間、消化器の研鑽を積みました。大阪大学医学部附属病院での病棟担当を経て、大学院では4年間にわたり肝臓の研究に打ち込みました。再びJCHO大阪病院に戻ってからは、内視鏡に加えて胆嚢や膵臓の領域も担うことになり、結果的に消化器全般を幅広く診る経験を得ました。消化器内科を選んだのは、内視鏡で直接体の中を見て確認できるところに惹かれたからです。腕の差が出る手技でもあり、難しいと言われる処置がうまくいったときには達成感があります。現在も休診日にはJCHO大阪病院で後進の指導にあたりながら、技術の研鑽を重ねています。

そうした経験を重ねる中で、強く感じていることはありますか。

大西良輝院長 尼崎内視鏡・おおにし内科2

大阪大学医学部附属病院で研修医をしていた頃、肝硬変でおなかに水がたまって苦しむ方や、40代でB型肝炎から肝がんを発症し命を落とされる方を何人も目の当たりにしました。若い方でも重い病気は起こり得るという現実に衝撃を受けたことが、今の診療の原点になっています。中には、長い間検査を受けずにいて進んだ状態で見つかる方もいらっしゃいます。もっと早く検査を受けてもらえていたら、もっと楽な治療で済んだかもしれない。そう感じる場面があるからこそ、一人でも多くの方に検査を受けてほしいというのが正直な思いです。肝臓の治療もこの20年で大きく進歩して、ウイルス性肝炎はほぼコントロールが望める時代になりました。早めに手を打てば防げることがたくさんあるのだと、日々の診療を通じて実感しています。

誰もが安心して受けられる内視鏡検査をめざして

内視鏡検査に不安を感じる方も少なくないかと思いますが。

大西良輝院長 尼崎内視鏡・おおにし内科3

内視鏡検査に対して「痛い」「つらい」というイメージを持たれている方は多いのですが、実際は皆さんが思うほどつらいものではなくなってきています。過去の検査で苦い経験をされた方には、眠っているような状態で受けていただけるよう鎮静剤を使いますので、「思ったより楽だった」と感じていただけたらうれしいですね。カメラの性能も格段に上がっており、鼻から入れるタイプでも口からとほぼ遜色ない画質が得られるようになりました。小さな病変の検出率も向上していますし、大腸内視鏡検査中にポリープが見つかればその場で切除して、がんの予防につなげることもできます。

検査の環境づくりで意識されていることはありますか。

プライバシーには特に気を配っています。検査スペースは同じ時間帯にほぼお一人だけの貸し切り状態ですので、患者さん同士が顔を合わせることはほとんどありません。大腸内視鏡検査を受けていることを知られたくないという方もいらっしゃいますから、そうした心理面への配慮は大切にしています。衛生面では、組織を採る器具やマウスピースなど使い捨てにできるものはすべて使い捨てにし、内視鏡の洗浄には高水準の消毒液と洗浄機を使って感染症対策を徹底しています。大腸内視鏡検査用にトイレも十分に確保しました。また、日曜日にも大腸内視鏡検査を行っていますので、平日にお時間が取りにくい働く世代の方にも受けていただきやすい環境です。また、下剤を飲むのがつらかった方など、下剤に抵抗のある方にも安心して検査を受けていただけるよう、下剤を飲まない検査にも対応しています。

症状がなくても検査を受けたほうが良いのでしょうか。

大西良輝院長 尼崎内視鏡・おおにし内科4

大腸については40歳を過ぎたら一度は内視鏡検査を受けていただきたいと思っています。40歳ぐらいからポリープができやすくなり、早い方だと40代で大腸がんが見つかることもあります。一度検査をしておけば、ポリープができやすい体質かどうかがわかりますので、その後の検査間隔についてもご相談しながら決めていけます。胃に関しては、尼崎市では50歳以上の方を対象に2年に1回の内視鏡による胃がん検診を受けられる制度があります。ピロリ菌は自覚症状がないまま胃の中にいることも多く、検査で初めて見つかる方も少なくありません。除菌をすることで胃がんのリスク軽減が望めますので、早めの検査と対処をお勧めしています。

「来て良かった」と思ってもらえる場所でありたい

患者さんと接する際に心がけていることを教えてください。

大西良輝院長 尼崎内視鏡・おおにし内科5

できるだけわかりやすい説明を心がけています。言葉だけでは伝わりにくいこともあるので、印刷した資料や医学書の図を見せながらお話しすることもあります。あとは、ちゃんと話を聞くということですね。患者さんと雑談を交わすこともありますが、生活の背景やご家族の状況が見えてくると、本当に何に困っていらっしゃるのかがわかることもあるんです。スタッフにも、患者さんには親切に接することが何より大事だと伝えています。来て良かったと思ってもらわないとダメだなというのが、私の根本にある考えです。何でも気軽に相談してもらえるような雰囲気をつくることが、かかりつけ医としての大切な第一歩だと思っています。

今後、力を入れていきたいことがあれば教えてください。

あまり手広くやるつもりはなく、自分のできる範囲のことを丁寧に続けていくのが基本だと思っています。ただ、病気になる前に手を打ちたいという思いは常にあります。院内にはまだ使えるスペースがありますので、将来的には運動や健康づくりの場をつくれたらいいなと考えています。脂肪肝の方や生活習慣が気になる方に、治療だけでなく予防の面からもアプローチできるような場所にしていきたい。そうした構想を形にしていくのがこれからの課題ですね。ちなみに、休日のリフレッシュはもっぱら洋菓子作りで、パティシエの兄の影響で学生の頃から親しんできました。子どもたちにプリンを作ると「おいしい」と言ってもらえるのがちょっとした楽しみです。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

大西良輝院長 尼崎内視鏡・おおにし内科6

検査はそんなにつらくないですから、ぜひ積極的に受けてみてください。鎮静剤をはじめ、楽に受けていただくための工夫はいろいろとご用意していますので、過去に怖い思いをされた方もご安心いただけたらと思います。そして検査だけでなく、ちょっとした風邪でも一度足を運んでいただければ、それがきっかけで血圧が高いことに気づいたり、ほかの体の変化を早めに見つけたりできることもあります。薬局で薬を買って済ませてしまう方も多いと思いますが、ちょっとしたことで構いませんので、気軽に立ち寄れる場所だと思っていただけたらうれしいです。来院のハードルを下げて、気安く来てもらえるように。そんなクリニックをこれからもめざしていきます。

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人間ドック/1万9800円~