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南 弘樹 院長の独自取材記事

小沢医院 整形外科・内科

(神戸市中央区/大倉山駅)

最終更新日:2023/11/17

南弘樹院長 小沢医院 整形外科・内科 main

神戸市営地下鉄山手線「大倉山駅」より徒歩7分。閑静な住宅街にある「小沢医院 整形外科・内科」は、開業から100年ほどこの地域で診療を続けてきた歴史のあるクリニックだ。これまでに3人の医師がバトンをつないできた小沢医院は、2022年春、現院長である南弘樹先生にバトンを渡し、大幅にリニューアル。モノトーンの落ち着いた雰囲気で、バリアフリー化した院内へと生まれ変わった。「これまで内科を中心に診療をしてきた診療所ですが、今後は整形外科をプラスして、体の内側も外側も癒やせる場所にしていきたいです」と話す南院長の瞳は、現役で診療を続ける3代目院長の父、南和光理事長と同じく地域への愛にあふれている。今回はクリニック継承にあたっての想いや、今後の展望などいろいろな話を聞いた。

(取材日2022年10月17日)

3人の医師がつないできた歴史あるクリニック

こちらは、たいへん歴史の古いクリニックだそうですね。

南弘樹院長 小沢医院 整形外科・内科1

当院の前身は、大正年間に私の曽祖父が開業した診療所です。開業当時はエックス線診断など放射線科の診療を中心に行っていたそうですが、徐々に内科などの一般診療も行うようになり、地域に密着した診療所へと成長していったようです。その後、祖父が後を継ぎ、さらに平成に変わる頃に私の父が継承。父は外科や麻酔科でも勤務していましたので、内科に加えて外科・麻酔科も標榜し、さらに往診にも出かけ、30年以上にわたってこの場所を守ってきてくれました。身内ではありますが、3人の医師の医療への想いや地域の皆さまの健康への並々ならぬ願いが詰まったクリニックだと思います。地域の皆さまにも深く認知をいただいており、また期待もいただいていますので、院長として継承した今、身が引き締まる思いです。

弘樹院長の専門について教えてください。

私は日本整形外科学会整形外科専門医で、兵庫医科大学を卒業後、外傷や骨粗しょう症、スポーツ障害などを中心に診療してまいりました。救急救命医療にも携わった時期がありますし、整形外科に関する手術治療にも多く携わってきました。幸運なことに先生方や同志に恵まれ、本当に多くの経験をさせていただいたと思っていますので、その経験をこの地に還元できればと思っています。というのも、この場所は私自身が育った場所でもあるんです。たくさんの思い出も働く父の背中も、すべてが詰まった場所ですし、お世話になった方々もたくさんいらっしゃいます。そういったすべてに恩返しというとおこがましいかもしれませんが、少しでも皆さまの役に立てたらという気持ちでいっぱいです。

クリニックもリニューアルされ、ますます過ごしやすい空間になりましたね。

南弘樹院長 小沢医院 整形外科・内科2

父が継承した時にリニューアルをしたのですが、そこからもう30年。阪神淡路大震災も耐え抜いてきた建物だったのですが、老朽化したこともあり、思いきってリニューアルしました。リニューアルにあたっては、整形外科を受診する患者さんに不自由がないよう、車いすでも楽に過ごせるバリアフリー設計にこだわりました。また、扉や廊下の幅、トイレなども広く取っていますので、安心して来院していただけるとうれしいです。また、整形外科治療に欠かせないリハビリテーションルームも備えています。理学療法士も増え、よりニーズに沿った形でのリハビリが可能になります。これからは内科だけでなく、元気になるためのリハビリにも足を運んでいただければと思います。

待ち時間は少なく、診療では時間をかけて傾聴

クリニックの運営にあたって、こだわっていることはありますか?

南弘樹院長 小沢医院 整形外科・内科3

待ち時間をできるだけ短縮することです。大学病院などに行くと2時間待ちもざらと言いますが、家の近所のクリニックに行って2時間待つのは苦痛ですよね。私なら長く待たされたら「あそこは待たされるからもういいや」と思ってしまいますね。受診するということは、患者さんの大切な時間を差し出していただいているということですので、無駄な時間だと感じることがないよう、検査やリハビリの順番を工夫しながら「ただ待っている」時間を減らすように調整しています。また、現在はインターネット予約できるのは初診だけなのですが、今後は再診時にも利用できる予約システムの導入も考えています。

実際の診療に際して心がけていることはどのようなことですか?

先ほどの話と逆になってしまうかもしれませんが、患者さんのお話はできるだけ聞きたいなと思っています。どんな暮らしをしているのか、どんなことが好きなのか、どこに住んでいるのかなど、些細な話が病気の原因の発見や治療に役立ちます。せっかく地域のクリニックなのだから、患者さんとはしっかりコミュニケーションを図り、その人のための診療ができればと思っています。患者さんに寄り添うということは、当院の歴史の中で大切にしてきたことでもありますし、今も壁を挟んだ隣の診察室で父と患者さんのやりとりを聞きながら思うことでもあります。単純に病気を治すだけでなく、近隣の方々が気軽に相談できる場所となるように、傾聴する心を忘れずにいたいですね。

クリニックの継承を決めた時、プレッシャーのようなものは感じなかったのでしょうか。

南弘樹院長 小沢医院 整形外科・内科4

まったくゼロだったと言ったら嘘になるかもしれませんが、「小沢医院をなくしたくない」という思いが強かったので、あまり迷うことはなかったですね。ただ、医師になった時から考えていたかと問われるとそんなことはなくて。その証拠に、専門には単純に興味のあった整形外科を選びました(笑)。今はこの地域も高齢化してきていますから、体の痛みや不自由さを感じている人も多いと思うんです。ですので、整形外科としてお役に立てることがたくさんあるのではないかと考えています。まだまだ父も元気に診療してくれていますので、それぞれの得意分野を生かした診療で地域の健康のサポートをしていけたらうれしいですね。

診療を通じて、生まれ育った地域へ恩返ししたい

骨粗しょう症治療や骨折、人工関節などの手術治療は、現在も他院にて続けておられるそうですね。

南弘樹院長 小沢医院 整形外科・内科5

当院には手術設備がありませんので、手術は他院にて行っています。もし、当院の患者さんで手術が必要であれば、手術加療や入院などの提案もできますので、遠慮なくお申しつけいただきたいですね。また、骨粗しょう症については他院で専門の外来も担当していますが、もちろん当院での治療にも注力しています。年を重ねてからの骨折は、動けなくなるリスク、寝たきりになるリスク、さらには死亡リスクを引き上げてしまいます。元気で長生きするためには、元気に動く体が大切です。女性には特に多いので、閉経するくらいの年齢を目安に一度検査を行い、適切な治療と経過観察をしていきましょう。

スポーツに励む若い人たちの症状にも対応しているそうですね。

私自身、大学時代はラグビー部に所属していましたので、スポーツをやっている選手たちの気持ちには共感できる部分があります。痛くても我慢してしまったり、無理をしてしまったりする気持ちもよくわかるんです。我慢や無理も時には必要かもしれませんが、そのせいで悪化してしまったら元も子もありません。長く競技を続けるためにも、早めの受診と適切な治療、リハビリによる再発防止を心がけてもらいたいですね。また、小さなお子さんの脱臼や打撲のご相談も可能です。どこで診てもらうか迷ったときは、ぜひ気軽に受診いただければと思います。当院で対処が難しい場合には、適した医療機関へと確実につなぎます。

最後に、地域の皆さんにメッセージをお願いいたします。

南弘樹院長 小沢医院 整形外科・内科6

当院は、この地で地域の皆さまに大切に育て、守っていただいた診療所だと思っております。その場所を引き継ぎ、これからも変わらず信頼していただけるような場所にしていくことが、この場所で育った私の使命だと感じています。これまで以上に丁寧な診療と親身な対応で、地域の方々の健康をサポートできれば、これほどうれしいことはありません。今後は、内科を中心に日々の不調をなんでも相談できるクリニックであることはもちろん、整形外科として体の痛みにも対応してまいります。外来はもちろん、訪問診療や介護との連携を通じて、少しでも地域の皆さまに元気になっていただきたいという気持ちでいっぱいです。困ったことがあれば、ぜひ気軽に相談に来てください。お待ちしています。

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