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坂下 正典 院長の独自取材記事

坂下内科消化器科

(神戸市北区/西鈴蘭台駅)

最終更新日:2019/08/28

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星和台の診療所として、長年地域に貢献してきた父の坂下医院を継いだ坂下正典院長が、自分の専門である内科・消化器内科の医院として新たにスタートしたのが「坂下内科消化器科」だ。「気の利いた話ができないので」と恐縮していた坂下院長だが、その語り口からは、患者に対する思いや対応できる診療に関して、できるだけ正確に伝えたいという真面目な人柄がひしひしと伝わってくる。クリニックのホームページに詳細に記載されている内視鏡検査や手術の実績は、患者がクリニックを選ぶ際の判断の材料にしてほしいという、誠実さの表れだろう。そんな坂下院長に、これまでの道のりや、クリニックの診療の特徴について話を聞いた。
(取材日2019年4月23日)

大腸内視鏡の研鑽を積んだ研修医時代

医師をめざそうと思ったのは何歳ぐらいでしたか?

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父が医師だったので、物心ついた時から医師という仕事への憧れがありました。父が夜に病院からの呼び出しで出勤するのを見て大変そうだなあと思いながらも、小学校高学年の頃にはおぼろげながら医師になりたいと思っていました。高校卒業後一浪し、神戸大学医学部に進学しました。大学では医学部のサッカー部に入り、大学でも部活中心で充実した学生生活を送ることができました。専門科については消化器内視鏡、心臓カテーテルなど、手技を行う内科にもともと憧れがありました。大学在学中に祖父が吐血して病気が見つかったことがあり、消化器内科に対し強い興味を持つようになりました。

医師として影響を受けた先生はおられますか?

卒業して4年目に大腸がん、大腸内視鏡の分野で広くその名が知られている工藤進英先生がいらっしゃる秋田赤十字病院に研修医として行く機会に恵まれました。工藤先生は目先のことだけじゃなくて世界的なスケールで物事を考える方で、多大な影響を受けましたね。秋田から神戸に帰ってきて、学んだことを軸に神戸大学でも大腸がんの研究を継続して行いました。工藤先生から教わったことは開業医になった今でも生きています。工藤先生以外にも研修医時代から今に至るまで、恩師として尊敬できる何人ものすばらしい先生にめぐり会うことができたのも財産です。

開業を意識したきっかけは? また、開業にあたってどのようなクリニックをめざそうと思いましたか?

開業医をしていた父から、高齢になって診療が大変になってきたと聞いて、クリニックを引き継ぐことを意識するようになりましたね。めざしたのは、一般内科を診ながら内視鏡も専門的に対応するクリニックで、両方のバランスを取ることは今も意識していますね。患者さんと接する時には、患者さんの立場に立って同じ目線で話をすることを目標にしています。

患者層や、多い主訴について伺います。

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患者さんの層は高齢の方が多い地域です。風邪症状などではお子さんも来られます。主訴としては、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の方、胃痛、胸やけといった消化器症状の方も多いです。 内視鏡検査に来られる患者さんは少し広いエリアから来られます。

一般内科受診をきっかけに必要に応じ内視鏡検査が可能

開業して11年目、早期がんの発見に注力されてきたと伺いました。

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消化器内科である以上、早期がんを見つけることは一番の責務。医師になった当初からそれは意識していましたね。早期がんというのは自覚症状がないので、ご両親やご兄弟にがんにかかった人がいるがんのハイリスクグループの方で、かつ40歳以上の方は、定期的な検診をお勧めします。また、お酒を飲んで顔が赤くなる人は食道がんのハイリスクグループに入ると考えられるため、ある程度の年齢になったら検査を受けたほうがいいですね。自覚症状が出る前に受けるのが一番いいのですが、例えば普段血圧などで受診されている方で気になる症状があった時は、一度検査を受けてはどうですかとお勧めしています。

苦痛が少ない内視鏡検査をモットーとされているそうですね。

そうですね。胃の内視鏡検査の場合は口から入れるカメラですと苦痛を感じる方も多いので鎮静剤を使います。一方、大腸内視鏡に関しては、無理に内視鏡を押し進めて腸が伸びた状態になる挿入方法は患者さんの苦痛が大きいため、S状結腸をできるだけ伸ばさず内視鏡を挿入する「軸保持短縮法」を意識した挿入法を行っています。順調にいけば鎮静剤を使わなくても苦痛の少ない検査が可能です。当院ではホームページに内視鏡の検査や手術の実績を詳細に掲載していますが、これは患者さんがクリニックを選ぶときの一つの判断材料になると思ってのことです。

一般内科受診をきっかけに、必要であれば内視鏡検査ができるのがこちらのクリニックのメリットですね。

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はい。先ほども申し上げたように、一般内科と専門診療、その両方をキープし続けるということが僕が目標にしていることです。内視鏡だけのクリニックに特化しなかったのは、もともとすべての基本となる一般的な内科診療が好きだったこともあります。現在一般内科の患者さんは6~7割ぐらいかと思います。現在も週一回半日、前職の神戸赤十字病院に非常勤で内視鏡検査を継続しており、そうすることにより、内視鏡技術や知識をアップグレードしていけますし、また若い先生と接することにより、自分自身のモチベーションを上げることにも役立っていますね。

毎日同じではいけない。より良い対応をめざして

スタッフとのコミュニケーションはどのように取っていますか?

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受付事務、看護師、薬剤師、職員の皆さんが非常によくやってくれ、いつも助けられています。定期的に職員全体のミーティングを行っているんですが、職員全体がここのクリニックを良くするためにどうしたらいいか、どうすれば患者さんのためになるかということを常にディスカッションしています。開院して11年間、常に前進しようという意識をみんなが持っている、これは素晴らしいことだと思います。

やりがいを感じる時や、印象に残った出来事があれば教えてください。

月並みな表現ですけど、患者さんが元気になって笑顔で帰ってくれるのが、やっぱり一番。「今日も頑張ろう」という原動力になりますね。病気によっては回復することが難しい患者さんもいます。そんな現実にどうしても直面することがあります。何とかしたかったという思いと、次にこういう症例があればどのように対応すればより良い結果につながるか、というようなことを常に考えています。

今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします。

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僕は現在51歳ですが、体力が続く限りは一般内科と内視鏡、両方を軸にしていきたいですね。一般内科の診療も重要視し、日本内科学会総合内科専門医の資格も最近取得しました。メッセージとしては、「気になることは何でも相談してください」ということ。痛みがある、食欲がない、体重が減る、体がだるいといった症状、どの科に行ったらいいか迷うような場合も、まずは窓口として気軽にお越しください。皆さんに信頼される地域のかかりつけ医をめざし、今日よりも明日、明日より明後日という意識を持って診療に取り組んでいきます。

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