形成外科と眼科の医師がいるクリニックでの
まぶた疾患の手術
うさみクリニック
(神戸市垂水区/垂水駅)
最終更新日:2026/09/18
- 保険診療
眼球を覆う「まぶた」の疾患には、まぶたが下がって視野が狭くなる眼瞼下垂や、まつげが内側に向かって生えてしまう逆さまつげなどがある。いずれも外見だけの問題ではなく、視力・視野に影響して日常生活にも支障を来す恐れがあるため、きちんと治療することが重要だ。こうしたまぶたの疾患の日帰り手術に取り組んでいるのが、神戸市垂水区にある「医療法人きらりと うさみクリニック」。日本形成外科学会形成外科専門医である森脇綾院長が執刀し、目の周辺症状は日本眼科学会眼科専門医である宇佐美啓子副院長が診るというように、2科の連携がクリニックの特徴となっている。女性ならではのこまやかな視線で、術後の経過もサポート。今回は、デリケートな部位だけに不安を抱く人が多い、まぶたの疾患の手術について森脇院長に話を聞かせてもらった。
(取材日2026年4月20日/更新日2026年6月23日)
目次
検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!
- Qまぶたの疾患にはどのようなものがあるのでしょうか?
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A
手術が必要な疾患の代表は、眼瞼下垂と逆さまつげです。眼瞼下垂はまぶたが開きにくくなり黒目の一部を覆い隠す疾患です。主因はまぶたを上げる筋肉と腱膜のつながりが弱くなる、または加齢による皮膚のかぶさりです。症状が進むと視野が狭くなり、まぶたが上がりにくく頭痛や肩凝りの原因にもなり得るため手術を検討します。逆さまつげはまつげが眼球側に向いて当たっている状態。まぶたが内側に反り返る眼瞼内反症や、まつげが乱れて生える睫毛乱生症などが原因で、角膜が傷つく場合は手術適応となります。まぶたの疾患は他にも、いわゆるできものなどもあります。まず良性・悪性の判断をして、なるべく傷が目立たない手術方法を選びます。
- Q手術は保険が適用されるのですか。
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A
費用について心配される方は多いですが、眼瞼下垂、逆さまつげ、どちらの手術も保険適用となります。ただ、まぶたの手術をすると目の開きが良くなることが望めるため、お顔の印象も変わることがあります。そのような美容目的ではなく、きちんと疾患として診断を受けることが必要です。また、意外と多いのは、「目がチクチクするので逆さまつげかな」と思っていても、実はドライアイでまつげは関係なかったというケース。当院では形成外科に加えて眼科の医師もいますので、目の状態を診れば原因がはっきりします。むやみやたらと手術をすることはないため、気軽にご相談いただければと思います。
- Q手術時の痛みが不安です。
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A
まぶたは非常に薄い皮膚に神経が集まっているので、痛みに不安を感じる方も多いです。当院は皮膚の小手術の豊富な経験を生かし、麻酔の濃度や打ち方を変えるなどして、できるだけ痛みを抑える工夫をしています。麻酔の濃度をわずかに上げたり、効き目の長さが期待できる麻酔を使ったりするだけでも痛みはずいぶん和らぐことが望めます。手術にかかる時間は、片目の眼瞼下垂で30分から1時間ほど。術後は腫れますが、個人差はあるものの1週間程度で落ち着いてきます。炎症反応を抑えるためのアイシングや、手術部位の変色を目立たなくして外的刺激からも守る色つき眼鏡の使用などについても、アドバイスしますので何でも質問してください。
検診・治療START!ステップで紹介します
- 1眼科の医師と形成外科の医師による検査・診察
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「最近、まぶたが下がってきた気がする」「目がチクチク痛む」など気になることがあれば、形成外科または眼科へ。同院の場合は院内で連携できるため、最初はどちらの科に申し込んでも構わないそうだ。問診票をもとに、症状が気になり始めた時期や、それによって困っていること、全身の健康状態などについて医師が詳しく聞いていく。
- 2まぶたの状態の検査
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形成外科では目の開きやまばたきの視診、眼科では視力検査や目の中の状態の視診を受け、必要に応じて両科の医師が連携。眼瞼下垂症の場合は、目を閉じて医師がおでこを押さえた状態から、まぶたを上げ、瞳孔部分よりも広く開くことが難しければ手術が検討される。逆さまつげの場合は、眼科の検査で眼球や角膜に傷がついていれば手術を検討。手術適応となれば、詳しい内容の説明を受ける。
- 3麻酔後、手術開始
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手術は局所麻酔で行われる日帰り手術となる。当日、食事などの大きな制限はないが、術後はハードコンタクトが使用できないため、必要があれば眼鏡の準備を。眼瞼下垂の場合は、皮膚のたるみを取るための手術と、筋肉の調整を図る手術が症状に応じて組み合わせられる。逆さまつげの場合は、余分な皮膚の切除を図ってから、まぶたを外向きに縫い寄せていく。術後は車の運転ができないので、運転依頼やタクシーの使用を考えておこう。
- 4術後の経過観察
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どの手術でも、手術の翌日に来院して傷口の状態などを確認。術後の痛みには鎮痛剤が処方される。問題がなければ、手術翌日からシャワーや車の運転が可能となる。また、術後は視力の変化や目の疲れなどを感じる場合も。数日〜数週間で落ち着くことがほとんどだそうだが、気になる場合は眼科の医師による診察を受ける。
- 51週間後に抜糸・定期的な検診
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順調な経過をたどれば1週間後に抜糸される。その後は、1〜3ヵ月ほど定期的に経過観察が行われる。術後の腫れや内出血は、1〜3週間ほどで治まってくるそう。また、目元の印象も2〜3ヵ月をかけて徐々に自然な見た目に落ち着いてくるとのこと。コンタクトレンズの使用やアイメイクは、指示があるまで我慢しよう。「経過観察中も、気になることや困ったことがあれば積極的に相談を」と森脇院長。

