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花畑 雅明 院長の独自取材記事

花畑クリニック

(神戸市須磨区/名谷駅)

最終更新日:2023/01/04

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神戸市営地下鉄西神線の名谷駅を中心に広がる歴史あるニュータウン。駅から北西に徒歩約10分に位置する「花畑クリニック」は、1996年の開院以来、地域のかかりつけ医として多くの患者に寄り添ってきた。「なんとなく体調が悪い、小さなけがをした、ここが気になる、気持ちが沈む」など、どんな小さなことにもきちんと向き合うクリニックでありたいという花畑雅明院長。経鼻内視鏡による胃カメラ検査やエコー検査のほか、実に幅広い診療内容で地域の健康を支えている。クリニック開業の経緯や歴史、診療内容などについて、語ってもらった。

(取材日2019年4月15日)

地域のかかりつけ医として23年

どのような経緯で開業されたのですか?

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和歌山県立医科大学を卒業後、神戸大学医学部第一外科に入局しました。その後、神戸大学医学部附属病院、神戸労災病院、国立病院機構神戸医療センターなどで勤務しました。消化器外科が専門で、さまざまな診療・手術を経験させてもらいました。しかし、大きな組織の一部分を担って働くより、小さくてもトップに立ってすべて自分の責任でやってみたい、という思いが強くなり独立しようと考えまして。神戸医療センターに勤めていたことで名谷周辺の地域はなじみもあり、ご縁があってこの場所に開院しました。1996年、38歳の時です。地域のかかりつけ医をめざして、幅広く診療する胃腸科の内科・外科クリニックとしてスタートしました。

医師をめざすようになったきっかけをお聞かせください。

中学生くらいの時から、医師になりたいという、漠然とした夢がありましたね。人に感謝してもらえる仕事をしたいなあ、と思っていました。私の父親は時計職人で、その姿を見て育ったせいもあり、会社員になるというイメージを持てなかったこともありますね。父親の仕事は時計を全部分解して、きれいに整え、また組み立てるといった精密な作業です。その血を引き継いだのか、細かい作業が得意で周囲から「器用だね」と言われることも多かったです。

内科も外科もすべて先生ご自身が診療なさってますが、開院当初はいかがでしたか?

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勤務医時代とは異なり診療の幅も広がったので苦労することもありましたが、開業医の先輩にもアドバイスをもらいながら、スタッフと一緒に一歩一歩、ここまでやってきたという感じです。クチコミでのご紹介が多いなど、患者さんに育てられている部分もありますね。開院してしばらくして来られた患者さんの腰に見覚えのある傷痕がありました。勤務医時代に私が担当した高校生の子の傷痕を思い出し、尋ねてみたところ当人だとわかりとても驚きました。ご結婚されて名前も変わっていたし、年月がたちお顔もわからなかったのですが、一つの傷痕で外科での勤務医時代の経験が現在へとつながった瞬間でしたね。

経鼻内視鏡による胃カメラ検査、エコー検査にも対応

開業して23年目になりますが、地域の様子や患者さんの層は変わりましたか?

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この辺りは、神戸市の大規模な宅地開発が行われたニュータウンといわれる歴史ある町ですが、開発から時間を経て全体に平均年齢が上がっていますね。子どもが独立して、祖父母世帯が多くなっているようです。しかしながら、当院は、シニア世代の方も多いものの、小さいお子さんから学生、働き盛りの方も多く、地域の幅広い層に来ていただいています。開院当時、小学生だった子がご結婚されてお子さんを連れてこられることもあり、お付き合いが3世代にわたるご家族も結構いらっしゃいます。クチコミで、誰々さんに聞いて来ました、という方も多くありがたいと思っています。

患者さんと接する時に気をつけていること、心がけていることはありますか?

「木を見て森を見ず」とならないように、今現在の症状だけでなく病気の背景、つまり年齢や家族構成、趣味趣向、職業なども考慮して、患者さんに接するように心がけています。一人ひとりの様子を見ながら、安心していただけるように言葉を選んで話をしています。風邪で来院された場合も「他に気になることはありませんか? 調子の悪いことはないですか?」と声をかけるようにしています。そうすると「実は最近、夜眠れない」「健康診断で引っかかって気になっている」などの話につながり、結果、隠れた病気を発見できることもあります。そういう気軽に話のできる雰囲気づくりを大切にしています。

胃カメラなど設備も整っていますが、どのような診療が多いですか?

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いわゆる生活習慣病が多いですね。高血圧、高脂血症、糖尿病などです。2007年から導入した経鼻内視鏡による胃カメラ検査の問い合わせも多いですね。胃カメラは怖い、つらいというイメージがありますが、経鼻内視鏡は嘔吐感が起きにくく負担も少ないです。口を塞がないので、一緒に画面を見て会話しながら受けてもらえることもメリットです。ありがたいことに長期にわたって通ってくださっている患者さんも多いので、過去の検査歴を確認し、適切なタイミングでの再検査をご案内しています。エコー検査では、腹部・乳腺・甲状腺・頸動脈などを診ます。すぐに結果がわかるので、安心感が得やすいですね。風邪の診察もあれば、予防接種、皮膚科的な症状やご家族の認知症の相談もあります。

安心できるコミュニケーションを大切にしながら

お忙しい毎日ですが、健康維持のために気をつけていることは?

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幸い23年間で病欠は一度もなし、還暦を超えましたが、おかげさまで元気ですよ。手洗い、うがいはもちろん、日常の予防に気をつけています。毎日、体重測定をして増加しないように気をつけています。自分より若い世代の患者さんも多いですから、私自身が健康に気をつけ診療を続けていきたいですね。実は、開院前に「がん騒動」がありまして。1993年に腫瘍マーカーの数値が上がって、膵臓がんの疑いがあると言われ検査入院しました。検査の結果、何もなかったので安心しましたが、患者さんのつらさや不安な気持ちがよくわかりましたね。その後はこのとおり元気にやっています。検診は今も定期的に受けていますよ。

クリニックのモットーと今後の展望を教えてください。

大きな目標としては、「地域の皆さんの健康寿命の長期化に役立ちたい」ということ。日々のモットーは「来た時より、少しでも良くなって帰ってほしい」ということです。「先生の顔を見たら落ち着いたわ」と言っていただけると、ほっとしますね。薬の助けや治療はもちろん必要ですが、気持ちの部分も大切なので、スタッフ一同コミュニケーションを大切にしています。診療においては、一つ一つを丁寧に扱うことを心がけています。経験と知識に裏づけされた「勘」も大切です。以前、風邪気味で体調が悪いという中学生の女の子が来院されました。これは言葉で説明するのは難しいのですが、単なる風邪ではない重篤な雰囲気を感じ、血液検査をしたら白血病が発見されました。幸い早期治療をすることができ今もお元気です。そういうちょっとした変化を見逃さないよう気をつけています。

読者の方にメッセージをお願いします。

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「健康について過信しないこと」と同時に「病気について心配しすぎないこと」の2つが大切です。健康志向が高まっているのはとても良いことですが、テレビやネットの断片的な情報に惑わされないように、という話をすることもあります。当院は地域のかかりつけ医として、気軽になんでも相談していただけるように間口は広く診療しています。そして当院でできることと他の専門機関につなげたほうがいいことの判断をしっかりすることを何より大事にしています。ですから、わからないこと、心配なことがあれば、なんでも相談していただきたいですね。生活習慣病の場合は、日常のアドバイスもしますし、サプリの相談なども受けています。安心して受診していただけるよう、コミュニケーションをしっかり取りながら診療していますので、電話でも直接でも気軽にお問い合わせください。

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