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金井 清和 院長の独自取材記事

金井眼科医院

(神戸市長田区/板宿駅)

最終更新日:2019/12/26

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板宿駅から徒歩6分。金井清和院長が1992年に先代から引き継いで開業した「金井眼科医院」。地域に根づき、近隣の子どもから年配の患者までが訪れるクリニックだ。一般的な眼科診療やコンタクトレンズ処方をはじめ、白内障の日帰り手術、緑内障の症状に対して行うレーザー処置、加齢黄斑変性症の抗VEGF薬(抗血管新生薬)治療などにも対応。その他、逆さまつげや眼瞼内反症、麦粒腫や霰粒腫といった症状にも、迅速に対応。「地域のかかりつけ医として、大規模病院では小回りが利きにくいところを、素早く対応できるように心がけている」と語る金井院長にクリニックの特徴や診察時に大切にしていることなどを聞いた。
(取材日2019年10月10日)

豊富な手術経験や臨床経験を地域に還元

眼科医師になったきっかけを教えてください。

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母親がこの近所で眼科医師をしていました。そんなこともあって、自然と眼科の道に進んでいました。僕は2代目として、こちらに移転して1992年に開業したんですよ。他の科の医師になることを考えたこともありましたが、眼科は目の中を直接見ることができる。そのことにやりがいを感じて、今に至ります。実は、僕の子どもたちも眼科の勤務医をしています。眼科一家なんですよね。

これまでのご経歴を教えてください。

長田高校を卒業後、関西医科大学に進学し、網膜を専門に学びました。卒業後は大学の付属病院で勤務し学位を取得。その後は中央市民病院などで臨床経験を積む日々でした。特に中央市民病院では、数多くの手術を担当しました。その当時と変わらず、今でも手術をさせていただく患者さんには感謝しつつ、慎重かつ丁寧を心がけています。開業してからは、へき地検診といって、医療機関のない地域での活動を、県眼科医会の取り組みとしてさせていただいたこともあります。また、学校医の活動も長くしています。地元なので、自分が卒業した幼稚園、小学校、中学校、高校にも行っているんですよ。余談ですが、僕が小学生の頃は、母が学校医として健診に来ていました。

たくさんのお子さんを診られて感じることはありますか?

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今も昔も、お子さんの近視の相談は多く、お母さん方の心配の種だと思います。学校健診で手紙をもらったら、できるだけ眼科でチェックするようにしてください。度数が合わない眼鏡やコンタクトレンズをしている子をよく見かけます。また、低学年のお子さんの場合は、眼鏡を装用すると危険なこともあります。そういう時は、教室の前方に座らせてもらいながら、定期的に検査に来ていただき、日常生活に支障がないかなどを診させてもらいます。

眼科は経過観察が重要。毎回の診察で信頼を築いていく

クリニックの特徴やどんな患者が多いか教えてください。

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近隣の方を中心に幅広い年齢層の患者さんが来られますが、地域的にも年配の方が多いですね。特に、白内障や緑内障、最近では加齢黄斑変性の相談が増えています。クリニックでは、一般眼科やコンタクトレンズ処方をはじめ、白内障の日帰り手術、緑内障や網膜裂孔へのレーザー処置、また加齢黄斑変性症や糖尿病黄斑浮腫などに対して抗VEGF薬(抗血管新生薬)治療も行っています。また、逆さまつげや眼瞼内反症、霰粒腫や麦粒腫などにもすぐ対処させていただきますので、違和感があればどうぞご来院ください。大病院では小回りが利きにくいところを、地域の眼科を専門とする医師として、素早く対応できるように心がけています。一方、眼科は長期にわたって状態を確認することがとても重要な病気が多いですので、お付き合いが10年以上になる患者さんも多くおられます。

検査機器も充実していますね。

眼底を3次元の画像で解析する光干渉断層計(OCT)は7年前から導入しています。これにより、緑内障や加齢黄斑変性の発見や経過観察など、精密な検査が簡単に行えるようになりました。また、当院では抗VEGF薬を用いた治療も行っています。眼科は、新しい検査機器や技術などがどんどん入ってくる分野です。しかし、一時的にもてはやされても、数年後には使われなくなっているものも中にはあります。僕は、新しい治療法にすぐに飛びつくのではなく、慎重に判断しながらも、良いものは積極的に取り入れるようにしています。

診察の時に心がけていることは?

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気にしているのは、目のことはもちろんですが、患者さんやご家族の健康状態などです。というのは、白内障手術ですと、当日は片目に眼帯をつけますし、術後1週間は経過観察で来院していただきます。お一人でも可能ですが、そばにつき添っていただける方がいればより心強いです。ところが、ご夫婦二人暮らしの方で相手が寝たきりになってしまった、または、ご自身が病気を患ってしまった、ということが起きれば、手術を受けたくても受けにくくなります。このような環境の変化が起きる可能性も患者さんには考えてもらって、片目だけでも早めに手術をしていただくこともあります。

やりがいを感じる時は?

手術を行って、美しい出来栄えで、患者さんから感謝される時は、やはりうれしいです。診察でも、例えば飛蚊症で来られた人を診ている時に、網膜裂孔を見つけた時などもやりがいを感じます。早期発見できれば、網膜にレーザーを照射して凝固させることで入院手術が必要な網膜剥離へと病気が進行することを予防していくことが可能です。進行する前に見つけることが大切ですね。

一家の目のホームドクターとして

ところで、休日はどのように過ごされていますか?

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釣りやゴルフで息抜きをしています。釣りは須磨や垂水など播磨灘方面に行くことが多いですね。釣り竿を海面にかざして、何も考えずに座っている時間がいいんですよ。眼科医師をしていると、普段から診察で患者さんとたくさん話をしますし、手術をしていると細かい作業で神経を使います。だから、黙ってぼーっとする(笑)。この時間が僕には必要なんですよね。ゴルフは医師会のメンバーなどとよく行っています。医師同士のつながりや交流にも役立っていますよ。

これまで印象に残っているエピソードは?

10年ほど前ですが、ある年配の女性が、かなり白内障が進行した状態で来られました。進行具合から、現在の主流である超音波を利用した手術方法では難しそうでした。そこで、古い方法にはなるのですが、角膜を大きく切って水晶体を外に取り出す形式で手術をしたことがあります。常に、最新のやり方が万能なわけではなく、このように古い方法が適している場合もあるということを再認識しました。白内障手術はここ数十年で大きく変化してきましたが、僕は以前のやり方からやってきていますので、いろいろな引き出しがあります。それは強みにもなると思っています。

目が見えなくなるということは、とってもつらいことですね。

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本当にそうです。僕の患者さんでも糖尿病網膜症が進んだ状態で来られ、両目が見えなくなっている方がいます。そういう時は、身体障害者手帳の申請や年金制度の変更、介護保険サービスなどについて、できる限りアドバイスをしています。さまざまな制度があり、とても複雑ですので、この辺りのサポートの必要性を痛感しています。ただ、そのような失明に至るケースはほとんどありませんので、必要以上に不安になることもありません。普段から、眼科で経過観察をし、点眼や注射、レーザー、手術など、必要な時に必要な処置ができるようにしておくこと。経過を見せていただくことが本当に大切です。

最後に読者へメッセージや今後の抱負をお願いします。

もし、親御さんから最近まぶしい感じがする、視力が落ちた、黒いものが飛ぶなどといった訴えがあれば、早めに眼科に連れて行ってあげてください。歳だからと諦めず、検査をして状況がわかれば治療が可能です。早期発見は何より大切です。50代以上の方は一度検査を受けておくといいでしょうね。最近は、年配のご夫婦だけでなく、そのお子さん世代までも、白内障手術をさせてもらうことがあります。ご家族皆さんの目を任せてもらって、本当に信頼していただいてるのだなとうれしく思います。これからも患者さんの利益を第一に考え、日々の診療にあたっていきたいと思っています。

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