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久野 文 院長の独自取材記事

ひさのクリニック

(神戸市東灘区/甲南山手駅)

最終更新日:2019/08/28

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JR神戸線甲南山手駅から徒歩5分。閑静な住宅街にあるかわいらしい三角屋根の「ひさのクリニック」。院長の久野文先生は「診療方針の丁寧な説明」をモットーに、皮膚科・形成外科を診療する、優しく穏やかな人柄のドクターだ。アトピー性皮膚炎・水虫・ニキビ・いぼ・水いぼ・やけど・円形脱毛症など幅広い症状に対応し、クリニックには毎日、乳児から高齢者までさまざまな患者が訪れる。6年前からは漢方薬を使った治療も本格的に開始。酒さやニキビ、更年期の女性の心身の不調など、一人ひとりの体質や症状に合わせ漢方を処方している。「親しみやすい地域のクリニックをめざしたい」と笑顔で語る久野院長に、診療方針や力を入れている治療、漢方、美容皮膚科などについて話を聞いた。
(取材日2019年2月19日)

幅広い症状に対応、円形脱毛症の治療にも注力

まずは、先生が医師を志したきっかけと、開業までの経緯についてお聞かせください。

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子どもの頃から絵を描くことや工作が好きだったので、手を動かす仕事に就きたいと思っていました。また、父が外科の医師だったので、ケガをした友達を家に連れてくると、いつも手当てをしてくれたことも、医師をめざすきっかけになったように思います。大学は関西医科大学に進み、卒業後は大学の附属病院や、レーザー専門のクリニックなどで経験を積んで、当クリニックの前身である「原皮フ科」に1年間勤務しました。そして2008年、原皮フ科を継承する形で「ひさのクリニック」を開業しました。開業の理由は「一般診療をしながら美容のケアもしたい」と思ったからです。「肌のコンディションを整えることを目的としたピーリングや、あざやしみのレーザー治療に興味がある。でも、美容外科は敷居が高い」という方が、気軽に受診できるクリニックをつくりたいと思い、開業を決めました。

こちらにはどのような患者さんがいらっしゃいますか?

赤ちゃんからご高齢の方まで、幅広くいらっしゃいます。主な症状としては、赤ちゃんは湿疹、園児・児童は水いぼ、とびひ、ケガ、中高生はニキビの治療が多いですね。このほかにはとびひ・水いぼ・アトピー性皮膚炎などの訴えもあります。中でも、いぼはお子さんから大人まで年齢に関係なく発症し、次々と増えていきますので、できるだけ早めの治療をお勧めします。

先生が力を入れている治療について教えてください。

円形脱毛症の治療です。勤務医だった頃、お世話になった先生が円形脱毛症の治療に力を入れておられたため、学ぶことができました。円形脱毛症は「自己免疫性疾患」で、性別や年齢に関係なく起こる髪のトラブルです。治療法としては薬剤を塗ったり赤外線をあてたりと、週1回の通院が必要なため、事前予約で通いやすいようにしています。症状は、だいたい3~4ヵ月で治まってきますが、場合によっては再発することもあるので経過観察が必要です。このほか、レーザーを使用した治療にも力を入れており、腕・脚・肩などにある濃い「異所性蒙古斑」、顔の青褐色のあざ「太田母斑」にも対応しています。

漢方を使った治療にも力を入れていらっしゃいます。

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漢方は6年ほど前から、本格的に始めました。西洋医学では変化が感じられない、または、病気か病気ではないかという「隙間の症状」に用いることが多いですね。漢方が力を発揮しやすい症状は、鼻や頬などが赤くなる「酒さ」、ニキビ、円形脱毛症、更年期の女性の心身の不調などです。また、ちょっと気持ちが落ち込み気味だけれど「抗うつ薬には抵抗を感じる」という方にも、ご提案しています。今も月に1度は勉強会に参加し、効果的な処方ができるよう勉強を続けています。

方針を丁寧に説明し、希望に沿った治療を提案

先生が患者さんと接する際に、心がけていることを教えてください。

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「治療方針の丁寧な説明」です。納得していただかないと、一方的に薬をお渡しするだけではうまくいきません。まずは患者さんのお話を聞き、治療の説明をして、納得されていない様子であれば、さらにご希望をうかがうよう心がけています。また、説明が長くなりそうなときは、薬の使い方や手順を紙に書いてお渡しするようにしています。お子さんの治療では、怖い気持ちを少しでも取り除いてあげられるよう、おもちゃを用意して「こっちにきて遊ぼう」と声をかけるなど、看護師とともに楽しみながら工夫をしています。お子さんは一度「怖くない」と思うと、治療も平気になるようで、水いぼを取ってもケロッとしている子もいますよ。

花柄の壁紙やレースのカーテンがロマンチックな雰囲気ですね。内装や設備のこだわりを教えてください。

原皮フ科を継承して11年がたちましたが、外観は当時から変わっていません。私も、この建物がとても気に入っていて、クリニックのロゴマークは建物をモチーフにデザインしました。院内に置いてある木彫りのインテリアや鳩時計も、外観のイメージに合うものをそろえています。子育て中のお母さんやお子さんに喜んでいただけたらうれしいです。設備に関しては、定期的なメンテナンスを欠かさないようにしています。

患者さんとの印象に残るエピソードはありますか?

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何か1つのエピソードを挙げるのは難しいのですが、通院し始めた頃は小学生だった子が、中学生、高校生になって、少しぶっきらぼうになり、それからまた大きくなって、大人らしい接し方ができるようになっていく。そんな、一人の子の成長を見ることはとても楽しいことですし、この地域で長く診療を続けてきて良かったなと感じる瞬間です。

同世代の女性に向けて、気軽な美容ケアを提供したい

お忙しい毎日ですが、休日はどのようにお過ごしですか?

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休日は住まいの近くに山があるので、家族と山歩きすることが多いです。また、最近は忙しくて行けないのですが、フランスが好きで10年前からフランス語の勉強を始め、以前はよく学会や旅行に行っていました。フランスって料理もそうですが、パンがとてもおいしいんですよね。どこのパン屋さんに入ってもはずれがなくて……。また時間を見つけて行きたいなと思っています。

今後の展望についてお聞かせください。

これからも、診療では丁寧な説明を心がけ、親しみやすい地域のクリニックをめざしていきたいと思っています。また、美容皮膚科に力を入れていきたいです。私が実際に使用して感じた結果をもとに、保険治療以外のことも含めて、同世代の女性のお力になれればと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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病気の中には、ぱっと治るものもあれば、なかなか治らない体質的なものもあります。それを理解した上で、疾患と向き合っていただければと思います。また、体質的な病気の場合、ご自身に合った続けやすい治療を選び、無理なく病気とつき合うことが大切です。いずれにしても治療を受けていただく中で、いろいろと質問をしていただき、納得のいく治療をご提案できればと思っております。当クリニックのスタッフは皆、子育て経験のある女性なので、小さなお子さんがいるお母さんも安心して来ていただきたいと思います。

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