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河合医院

河合 隆行 院長

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阪神本線の深江駅から山側へ歩いて3分、神戸市東灘区の「河合医院」はこの街に根差して50年以上になる内科・小児科のクリニックだ。診察にあたるのは母親から同院を継いだ2代目院長の河合隆行先生。長年、新生児や未熟児の専門家として活躍してきた河合院長。同院の診療の傍ら、地域医療の向上と充実のために学校医や神戸市東灘区医師会の全区理事としての活動にも尽力している。同院は風邪やインフルエンザなどの内科一般の診療をはじめ、高血圧や糖尿病といった生活習慣病の診療、ワクチン接種や乳児健診、特定健診など幅広く提供。高齢患者の負担を軽減できるよう院内処方も行っている。地元の厚い信頼を集めている河合院長に話を聞いた。
(取材日2019年5月24日)

母の診療スタイルを引き継ぎ、院内処方も継続

―大学卒業後のご経歴をご紹介ください。

埼玉医科大学を卒業後、川越市にある埼玉医科大学総合医療センターで小児科の新生児・未熟児を専門とする先生に師事しました。その先生は小児科のスペシャリストとして知られていて、新生児や未熟児に対してのカテーテルや胸部ドレナージなど多くの技術を教えていただきました。ほかの病院に移ってから新しい技術を教わった記憶がありませんので、この最初の段階で大事な技術はすべて叩きこんでもらったのだと思います。その1年後に神戸大学医学部附属病院の小児科と救急外来で研鑽を積み、それからはひたすら小児科で新生児・未熟児を専門に診療してきました。姫路赤十字病院、西脇市立西脇病院、兵庫県立こども病院、三菱神戸病院での勤務を経た後、開業医になることを見据えて神戸大学医学部附属病院の内科でも研鑽を積みました。

―院長就任に至った経緯、この地域に対しての思いをお聞かせください。

私が母から当院を引き継いだのは2003年です。本来なら私の兄が当院を継ぐはずでしたが、どうしても継げなくなり私が継ぐことになりました。当院は昭和30年代に私の母が開業したクリニックで、内科・小児科の診療を提供し続けて50年以上になります。1995年に起きた阪神・淡路大震災ではクリニックが全壊し、母が大変な思いをしながら再建し診療を再開させました。また、ここは私にとって生まれ育った場所であり、ダウンタウンのような雰囲気のこの街には今も親しみを感じています。2世の医師がクリニックを引き継ぐと診療のやり方などを巡って親と摩擦が起きがちですが、当院の場合はそうした摩擦は起きませんでしたね。おそらく私が母の診療方針をかなり踏襲しているからだと思います。

―先代院長からどのようなことを踏襲されているのですか?

例えば院内処方がそうです。今の時代、院内処方を行っているクリニックは珍しいかもしれません。当院は高齢の患者さんも多く、そうした患者さんはクリニックと薬局の2ヵ所に足を運ぶのは大変です。でも院内処方であれば薬局に行く労力や時間を省くことができ、負担が軽くて済むでしょう。また、薬局で処方してもらうと、同系列の薬に変更されることがあります。もちろん効果は変わらないのですが、患者さんの中には「名前が違う薬になると不安」と思われる方もいますよね。できるだけそのままの薬を処方してさしあげたいと思っています。そうしたことから当院では今でも院内処方を継続しています。



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