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三木 亮 院長の独自取材記事

三木整形外科内科

(箕面市/箕面駅)

最終更新日:2021/05/10

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箕面市如意谷にある「医療法人 三木整形外科内科」は環境に恵まれた山のふもとにあるクリニック。美しい外観に、きちんと手入れされた草花が、クリニックを訪れる人を優しく迎え入れてくれている。院内は明るく、1階と2階にある広々としたリハビリテーションルームが印象的だ。「前院長の思いを引き継ぎ、地域の人々の健康をこれからも守っていきたい」と話すのは三木亮院長。2020年に前院長から同クリニックを引き継いだ。整形外科はもちろん、スポーツ整形やリハビリテーション、内科とさまざまな分野を診る先生に、クリニックを継承した経緯や注力している診療、そして今後の展望についてなど話を聞かせてもらった。
(取材日2018年11月8日/再取材2021年3月30日)

クリニックとともに、前院長の想いも引き継ぐ

この度、前院長からクリニックを引き継がれたそうですね。

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はい、昨年の5月に義理の父である前院長が亡くなり、7月からクリニックを継承しました。妻と結婚した頃の私はサラリーマンだったんですよ。ある時「クリニックを継いでほしい」と、義父にお願いされたことが、医師をめざしたきっかけです。最初は突然のことで驚きましたが、もともと独立志向が強く、いずれは会社を出て起業するつもりでいましたし、スポーツが好きで整形外科という分野であれば興味を持ってできるかもしれない。そして、なにより義父の地域に対する想いや願いに共感し、医師になることを決意したんです。28歳くらいから勉強し始め、無事に長崎大学医学部に入学しました。大学卒業後は継承するため、整形外科や内科の医師として手術や臨床経験をいくつかの病院で積んできました。

プレッシャーなどは、なかったですか?

確かに、当院は30年以上の歴史があるクリニックです。整形外科だけでなく生活習慣病などの内科領域も診ていますから、幅広く勉強しなくてはいけません。ですが、プレッシャーを感じる以上に、地域の人の健康を全部ひっくるめて診ていくという治療方針に魅力を感じたほうが大きかったですね。実際に整形外科の患者さんの多くが、糖尿病や高血圧などの生活習慣病を抱えていて、内科の知識は欠かせないと感じています。例えば、骨粗しょう症や関節リウマチの治療では、薬の副作用として肝障害・腎障害、肺炎などの合併症を起こしやすいため注意が必要ですし、心臓疾患を抱えている人に運動リハビリテーションを行う時も、状態をしっかりと把握していなければ適切なプランを立てることはできません。患者さんの利便性はもちろんのこと、地域の健康を総合的に守っていくという義父の診療スタイルはこれからも大切にしていきたいと思います。

院長は、大阪大学大学院で研究もされているそうですね。

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はい、運動器バイオマテリアル学講座でキネマティクスという分野の研究を行っています。例えば、今まで医師の経験や勘に頼っていた手術を、エックス線やCT、MRIから得られた画像をもとに3D画像解析し、独自に開発したコンピューターソフトを使って、手術のシミュレーション、ナビゲーションまで行うといったものです。これにより、誰が行っても失敗のない手術がめざせるようになるといわれているんです。また、3次元画像撮影には、被ばく量が多くなってしまうことが問題でしたが、被ばくの少ないエックス線画像を重ねることで、安全性や費用にも配慮した画像開発も進められています。そもそもクリニック継承が目的で医師になりましたが、多くの外科手術を経験する中で、安全に多くの方の命を救うためには、研究の発展が必要不可欠だと感じました。診療時間外しか研究に参加できませんが、日本医療のために今後も続けていきたいと考えているんです。

さまざまなアプローチ方法で痛みに悩む患者を救いたい

こちらのクリニックの強みを教えてください。

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治療に対してさまざまなアプローチ方法を持っている点だと思います。一般的な整形外科治療としての痛み止め処方やブロック注射はもちろんですが、東洋医学的な視点も取り入れています。また、1階と2階に広いリハビリテーション室があり、電気治療などの物理療法と運動療法の両方を受けることができるのも特徴になっています。整形外科が整骨院と異なるところは、エックス線や超音波など医療機器を使った精密な診断ができる点です。当院の開業は30年以上前ですが、この場所に移転してからはまだ9年ほどです。その際、機器や道具は総入れ替えしていますから、医療機器や運動器具も先進のものが数多くそろっています。導入している医院が少ない、骨折治療のための超音波機器も備えており、遠方からお越しになる方もいらっしゃいます。

院長が継承されてから、注力されてきたことは何ですか?

運動リハビリテーションの充実ですね。周辺は住宅地で、高齢化は顕著です。運動することで、地域全体の健康寿命底上げを図りたいと、昨年まで1人だった理学療法士を2人に増やしました。当院の運動リハビリテーションはニーズが高く、もっと通いたいという要望も多いので、今後はさらに理学療法士を増員していければと考えています。また、高齢化が進むことで治療内容が複雑化することが考えられますから、病診連携の強化を進めています。幸い、周辺は私が所属する大阪大学の関連病院が多いので、顔見知りの先生方もたくさんいます。いざ入院が必要となった時には、お手紙だけでなく、直接お電話やメールでやりとりして引き継ぎを行うこともあります。また、病気やケガが回復した際には、スムーズに当院での通院に戻ってもらえるような体制も整えています。

ほかに、感染症対策などにも力を入れてこられたそうですね。

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クリニックに来ることを躊躇して、病態が悪化するようなことがあってはいけません。安心して来ていただけるよう、感染症対策は徹底しています。スタッフの検温や院内の定期的な消毒はもちろん、医療用空気清浄機をさまざまな場所に設置しています。また、キャッシュレス決済も導入しました。ご高齢の方も最近はデジタル化に柔軟ですし、慣れていただければ、非接触といった面で感染症対策にもなります。ほかに、AEDを設置し、スタッフも講習を受けています。診療だけでなく、環境面や接遇面でもブラッシュアップを心がけています。

先進治療や時代にフィットした医療を提供していきたい

診療の際に、気をつけていることは何ですか?

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患者さんの目を見て話すことですね。ついついパソコンの入力画面に目がいきがちですが、お話を聞くときは目を見て、しっかりと耳を傾けることを大切にしています。また、診察の際に必ず触診するようにもしています。なかなかじっくりお話しする時間は取れないのですが、血圧をきちんと測ってきてくれたり、運動を続けていたりしてくれたら、「頑張っていますね」とお声がけしてモチベーションを高めるようには心がけています。

ところで、週末はどのように過ごしていますか?

週末の時間は、家族との時間に充てています。また、整形外科や内科疾患の研究会やウェブセミナーで自己研鑽のために使うこともあれば、趣味のベースを弾いたりすることもあります。最近は、仲間と集まってバンド演奏することが難しくなっているので、残念ですね。以前はゴルフに出かけることも多かったのですが、それも誘いにくくなってしまったので、これからは一人でできる趣味として、クレー射撃を始めてみたいと考えているんです。

最後に読者の方へ、メッセージをお願いします。

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義父が残してくれた当院は、いつも患者さんとスタッフの笑い声にあふれていて、まさに地域のかかりつけクリニックといわれるにふさわしい、誰もが安心して通える場所だと思います。良い部分はそのままに、今後はさらに先進治療や機器、システムやサービスなど、常にアップデートを重ねながら時代に合った医療を惜しみなく提供していきたいと考えています。特に整形外科分野は、およそ10年前と比べても大幅に進化しました。慢性的な痛みは何をやっても良くならないと諦めていた人も、今はさまざまなお薬や治療法が出てきていますので、改めて治療に取り組んでみてほしいと思います。まずは気軽にご相談にお越しください。

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