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林 慶紀 院長、林 賢治 副院長の独自取材記事

林医院

(八尾市/近鉄八尾駅)

最終更新日:2021/10/12

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近鉄大阪線の近鉄八尾駅西改札口より徒歩5分の「林医院」。林賢治副院長が開業し、およそ25年にわたって幅広い診療で、地域住民の健康を見守ってきたクリニック。そんな林副院長を支えるのが、息子である林慶紀(よしのり)院長。林副院長の影響を受け、慶紀院長も消化器治療を専門として、基幹病院などで研鑽を積んできた専門家だ。風邪や生活習慣病などの内科診療はもちろんのこと、先進の内視鏡検査・手術も行い、予防医学や健康増進にも積極的に取り入れながら、親子で連携を取り合ってより良い医療を求め続けている。そんな二人に、同院の診療スタイルや心がけていることについて、話を聞いた。

(取材日2019年11月13日)

患者のニーズに応えていくことが地域医療のあり方

現在、診療はお二人でされているのですか?

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【林副院長】はい、そうです。診療時間を分けて診察するのではなく、完全に二診体制です。また患者さんに関しても担当制は敷いておりません。
【慶紀院長】二診で診療するには情報共有・チームワークが大事ですので、患者さんの情報は症状のみならず患者背景や生活面のことなどカルテ記入し、いつお越しいただいても変わらない医療を提供できるように努めています。当院で一緒に働き出してから4年ほど。診療以外でも一緒に過ごす時間が長いので、日頃から情報共有・意見交換し診療方針など相談しながら、患者さんに対してより良い医療を提供できるようにと思っております。

こちらのクリニックが特に力を入れている診療はありますか?

【林副院長】どちらかというと内科の中でも消化器系疾患を中心として診療していますが、専門分野に縛られることなく、家族的な地域医療をめざして幅広く病気を診ています。その考えを慶紀院長も引き継いでいてくれていて、幅広い患者さんのお悩みに対応しようと、私以上に熱心です。
【慶紀院長】基幹病院で勤務していた頃は、病気・病態を中心に治療に特化し仕事していました。しかしここでは病気だけでなく、その人自身や生活背景まで見る必要があるのだと感じています。実際、病気そのものだけでなく、それによって引き起こされる身体的・精神的ストレスに悩まされている方も多いんですよ。そういった部分にもしっかりと耳を傾け、専門領域や内科だけではなくトータルを診るという医療のスタイルをめざして、日々診療するようにしています。

どのような患者さんが多く通われていますか?

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【林副院長】年齢的には50~80代の方が中心。開業して25年になりますので、ご年配で長く通っていただいている方が多いですね。
【慶紀院長】ご高齢の方は病気などで体の自由が損なわれると、回復するまでに日常生活に弊害が起こります。そこで生活面のアドバイスや、家族面談とともに地域福祉などの解決策や、発症リスクのある事象の予防に努めるなどさまざま行っております。また、スタッフ・看護師もとても丁寧で、患者さんにわかりやすく親切に接してくれているので、生活習慣や最近抱えている問題など患者さんの近況を聞き出して、私たちに教えてくれることもしばしば。問題点を抽出しながら細かいところのサポートまでチーム一丸となって取り組んでいます。

患者が気づきにくい病気にも気を配るのがかかりつけ医

診療の際に心がけていることはありますか?

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【林副院長】注意していることの1つが認知症です。認知症が進行していても、ご本人が訴えてこないことがあります。誰かと暮らしていれば、ご家族が気づくのでしょうが、独居の方も多く、夫婦そろって発症していることもあるんですね。しかし、医師としてもどこまで質問したり、掘り下げていいのか難しいところでもあります。まずはこのような問題があることを皆さんに知ってもらい、いかに予防するか・進行をどう抑えるかを、意識的に取り組むようにしております。
【慶紀院長】患者さんの中には本当は言いたいことがあったのに、クリニックに来ると萎縮してしまう人が少なからずいます。そこで、診療の際には「どんなことでもしゃべっていいですよ」という意味を含めて、開いた質問形式「どうですか?」と聞くようにしています。また、顔つきや歩き方、雰囲気も見ながら全身の情報を拾い、診療するよう心がけています。

検査や治療など、こだわっている点について教えてください。

【林副院長】2階は十分な広さを設けて、点滴を行うためのベッドを置いています。短い時間ですが、落ち着いたゆったりと静かな時間も提供したいと考えているんです。エレベーターもありますよ。
【慶紀院長】私は、現在も以前に勤めていた総合病院に週2回出向し、内視鏡技術や医療技術を磨くようにしております。クリニックだけだとどうしても入ってくる情報に限りがありますが、先端技術・知識、新しい医療の情報を得るために、積極的に取り組むように努めています。

訪問診療も行っているそうですね。

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【林副院長】はい。通院が難しくなった患者さんには在宅医療や、ご自宅での看取りも行っています。在宅医療を専門としていない先生から患者さんを引き継ぐことや、民生委員の方から連絡をいただいて、足腰が弱くなられた方の診療に伺うこともあります。地域間で連携を取りながら、今後も患者さんのニーズに合わせてフットワークよく動いていきたいと思っています。

最近増えてきたと思う患者さんのお悩みはありますか?

【慶紀院長】やはりストレス社会だからでしょうか、若い世代の慢性的なおなかのトラブルや、自律神経の乱れによる症状は多いように思います。
【林副院長】またCOPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患や、前立腺肥大症や前立腺がんなどの前立腺疾患、膀胱症状の方も多いように思いますね。多くの方が「年を取ったら少しの不調は当たり前」と思われているようですが、早期発見で進行を緩やかにすることも望めます。気になった時には、早めに検査を行うことをお勧めします。

尊敬し合っているからこそ、高め合える師弟関係

ところで、やはり院長が医師になろうと思ったのは副院長の影響ですか?

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【慶紀院長】そうです。幼い頃から父の姿を見て、人の健康・病気に対してふれることも多く、健康に導くことのできる尊さを知りました。ときどき診療所のお手伝いもしていたので、町で「林先生の息子さん」と声をかけていただいたり、見守られながら過ごしてきたので、この八尾への思入れも深いですね。勤めていた総合病院では、内科総合全般に、外来診療以外にも内視鏡検査、ポリープ手術、専門性の高い内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、救急医療などにも携わってきました。今後は、地域の皆さんにこれまで培ってきたものを還元していきたいと思っています。

お互いに尊敬できるところを教えてください。

【慶紀院長】やっぱり医師としての経験値や知識量が違います。穏やかな接し方、話を聞き出す力は尊敬しています。患者さんの病気を見逃さないよう常に危機意識を持って慎重に診療をする姿勢など、父から学ぶところは大きいですね。
【林副院長】内視鏡検査においてよく勉強して、深いところまで習得しているなと感心します。慶紀院長が加わったことで、経鼻胃内視鏡検査や大腸ポリープ切除術など診療の幅も広げ、今まで以上に精密かつ痛みの少ない検査手法によって患者さんの負担を減らすことにつなげられています。また、エコーを診る時も腹部だけでなく甲状腺や頸部血管、前立腺のほうまで診るようにしていて、患者さんが何も言わなくても早期発見に寄与している姿は頼もしく感じますね。

最後に、読者の方へメッセージをお願いします。

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【林副院長】自分は健康だと思っている方も、定期検査は大切です。受診のタイミングは、家族歴やお住まいの市町村の健康診断を目安にしてください。そして、受診されたら良い結果であっても、身近なかかりつけ医と健康チェックをしてください。時には自分の健康に対して向き合う時間を設け、さらに健康寿命を延ばしていっていただきたいと思います。
【慶紀院長】昨今は診療科の細分化が行われて「どこに行ったらいいのかわからない」という声を聞きます。しかし、どんな病気であっても一度お越しください。もし診られない場合でも、適切な病院をご紹介します。また、検査しても病名がわからず、お悩みの方もまずはお越しください。病名がわからずとも、症状から適切な対策を行い、日常生活の質の低下がないようフォローさせていただきます。どうぞご安心していただければと思います。

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