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澤 雄大 院長の独自取材記事

澤眼科医院

(茨木市/総持寺駅)

最終更新日:2020/11/05

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阪急京都線・総持寺駅からすぐの好立地な場所にある「澤眼科医院」。1979年に先代院長の澤孝一先生が開業してから、40年以上にわたり地域住民に親しまれ、現在は次男の澤雄大(ゆうた)先生が院長を務めている。白内障の日帰り手術や眼瞼下垂などを治療するまぶたの手術など、フォローの幅を広げていきながら、今後もさらに充実した眼科診療を提供するため、2020年8月に移転リニューアルを実施。2階建ての新しいクリニックはスペースを拡充して、新しい機器も追加導入した。「患者さんの声にもっと耳を傾けて症状の背景にある生活環境への目配りも大切にしたい」と話す澤院長に、地域医療に寄せる思いや今後の展望などを聞いた。
(取材日2020年9月9日)

1979年開業の医院を、移転リニューアル

2020年8月に移転リニューアルしたと伺いました。

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先代である父が1979年に開業以来、40年以上にわたり地域の皆さまにご来院いただいてきました。しかし日帰り手術や検査の拡充など今後の展開を考えると、どうしても手狭だなと感じ始めていたんです。そんな時、駅前という立地は変わらず、人通りの多い道路に面した広い土地がすぐそばに確保できたこともあり、移転を決意しました。リニューアルに際しては、「やりたいことができる」ことを重視しました。現在行っている白内障手術、硝子体手術やまぶたの手術など、日帰り手術の種類は前医院の時と変わりませんが、将来的に新しい手術や機材の導入を問題なく行うため、手術室とその準備室をかなり広めに取り、回復室も前室に設けることができました。2階の手術室へは、足の悪い方でも楽に移動できるよう、椅子式階段昇降機を導入しました。新しく生まれ変わったクリニックに来られて「きれいで明るくなった」と、患者さんも喜んでくださいます。

施設・設備でこだわったところは?

現在、医師は私1人ですが、いずれ副院長の妻との二診制になることも見据え、診療室は2つ設けました。今は主に第1診察室を使用し、第2診察室は結膜炎などの感染症の患者さんに使用しています。検査室については、角膜形状解析を正確に行える新しい前眼部OCTや眼底が透見不能でもある程度眼内を観察できるように超音波Bモードも新しく導入しました。また視力検査なども2列から3列になりお待たせすることも少なくなりました。また硝子体注射やものもらいや眼瞼のできものなど、簡易的な手術にも対応できる処置室を1階に設けました。

どのような日帰り手術に対応していらっしゃるのですか。

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継承以前の勤務先である大学病院などで行ってきた医療の経験を生かし、地域の皆さんの目の健康を守りたいと2016年より日帰り手術を行っています。新しくなった手術室でも白内障手術や網膜前膜・黄斑円孔・硝子体出血などに対する硝子体手術、また外来においては糖尿病網膜症などのレーザー治療のほか、まぶたのできもの、逆さまつげ、眼瞼下垂などの手術に対応しています。眼瞼手術に関しては、大学の先輩で、重度の眼瞼下垂や悪性の腫瘍といった難しい症例の手術を全国で手がけている、山形の井出眼科病院医局長の三戸秀哲(みと・ひでのり)先生にも来ていただき、専門性の高い眼瞼下垂の手術などにも対応しています。三戸先生はおおよそ半年に一度程度、来ていただいているのですが、私もいい勉強をさせていただいており感謝しています。眼瞼の手術のことで本当に困ったら、ぜひ一度ご相談ください。

例え話や検査画像を用い、わかりやすく丁寧な説明を

患者さんに接する際に心がけていることはありますか。

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患者さんのタイプを見極めながら、細かく丁寧な説明を心がけています。例えば「白内障だから手術をしましょう」という言い方ではなく、白内障という病気の話、それがどう見え方に関わっているのか、なぜ手術が必要なのか、術後はどのような見え方になるのかをできるだけご本人さんの写真、模型、例え話を用いながら説明していきます。少し情報量が多いと思われるときもあるかもしれませんが、患者さんの理解度に合わせて丁寧にお伝えするようにしています。併せて病気が進行すればどうなるのか、検査や治療を先送りすることによりどのような結末が待っているのかなどについてもお話しするようにしています。

小児、若年層の患者さんも多いそうですね。

小児の患者さんは、近視・ものもらい・結膜炎・斜視などで受診される方が多いですね。小さなお子さんは目や顔に触られるのを嫌がりますが、泣いてしまったら診察が進みません。限りある診療時間でも、できるだけ自然に接し、無理に診察をすることのないよう心がけています。また若い世代だとコンタクトレンズに関わる受診が多いです。コンタクトを使用するのであれば定期的に目の検査を受けるべきですが、若い人たちにそうお伝えしても難しいのが現状です。これは世代に限らずですが、検査や治療を強く推奨したところで、しない人はしません。ですから最低限必要な事柄を説明した上で、その患者さんが実行できそうなことを提案していくということも大切にしています。

スタッフさんも前医院からお勤めの方がほとんどだとお聞きしました。

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旧医院時代からのスタッフが継続して勤務してくれています。もちろん診察は医師が行いますが、待合から検査、診療、会計まで、院内滞在時間のほとんどはスタッフが接します。患者さんへの対応はとても大切ですが、信頼してお任せできます。また当院には視能訓練士が3人おり、満足のいく眼鏡合わせや斜視検査なども行えますので患者さんも安心して来ていただいているようです。移転リニューアルで検査機器なども拡充したため、さらなる活躍を期待しています。

感染症対策についてお聞かせください。

新型コロナウイルス感染症が騒がれ始めてからの建築となりましたので、給排気には感染症対策用のフィルターを設置しています。また患者さんが多いときはどうしても難しいこともあるのですが待合室でのソーシャルディスタンスの確保もできる限り行い、マスク着用・手指消毒、受付のクリアパーティションの設置など、考えられる感染症対策はすべて取り入れています。

新施設とスキルアップで「やりたいこと」を追求

先生が眼科医院を継いだ経緯を教えてください。

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私は4人きょうだいの末っ子で、兄と姉は医師ではなく、私も獣医学部に行こうと考えていたんです。しかし進路を決める頃、母方の祖母が病気になり、私に「医者になって治してもらいたい」と言ったのがきっかけで、医学部への進学を決めました。医師になった時には祖母はすでに亡くなっていたので、その願いをかなえることができなかったことを残念に思っています。そして2014年に先代院長の父が深刻な病気だと判明したことで、同じく眼科医師である妻が先行して当院に入職し、その後に私も合流して、私が院長、妻が副院長として2016年に医院を継承しました。現在、副院長は隣県内の病院に勤務しておりますが、将来的には戻ることも視野に入れ、二診制対応可能な設計にしたのです。

開業後、患者さんへの意識や接し方などは変わりましたか?

病院勤務時代と比べると、より患者さんのことを考えられるようになったと思います。特に病院時代は何か気になることがあっても、翌日や翌々日の受診を呼びかけることはできませんが、今は「しばらく毎日通ってください」とお伝えすることも。誰でも気軽に来られる町のクリニックならではの距離の近さが、やりがいにつながっています。今大切にしているのは、当たり前のことですが診察室に入ったときに「今日はどうされました?」と聞くのではなく、まずは「こんにちは」とあいさつから始めること。また、白内障や緑内障は患者さん本人は気づきにくいものですから、結膜炎など別の疾患で受診した際に、しっかりと見つけられるよう注意して診察しています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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移転したのは、手狭な施設・設備では、私自身がやりたいことを実現できないと感じたからです。今回、機材の拡充も可能な広く余裕のある手術室を設けることができたので、今後はさらに白内障を中心に手術数を増やしていきたいです。そして自らのスキルアップによって自分のできることを増やし、微力ながら地域の皆さまの目の健康を守れるよう、日々精進していきます。日帰りでできる手術に関してはほとんどのことに対応可能ですし、対応できない場合も連携する病院などにすぐにご紹介させていただきます。目で困ったことがあれば、気軽にお越しいただけたらうれしいですね。

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