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卯西 元 院長の独自取材記事

うにし小児科

(枚方市/枚方市駅)

最終更新日:2019/08/28

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京阪本線・枚方市駅南口から徒歩3分、枚方市営岡東町駐車場のそばに「うにし小児科」はある。ピンク色のかわいい建物が印象的だ。枚方で生まれ育った卯西元(うにし・げん)院長は、医学博士で日本小児科学会認定小児科専門医、日本腎臓学会認定腎臓専門医。「生き生きとした子どもを増やしたい」をクリニックの願いにして、枚方で子育てをする家庭のかかりつけ医として子どもと親の心と体の健康を見守り続けている。働く親のために日曜診療を行い、絵本の会や母親教室を開催している同院。子育てをサポートをすることの大切さを訴え、地域の母親たちの応援団長でありたいと語る卯西院長に、小児科医師としての思いと実現したい夢について聞いた。
(取材日2019年1月25日)

人の命を救いたい、子どもたちを助けて守りたい

ご両親ともに医師だったそうですが、やはりそのことが医師になるきっかけだったのでしょうか。

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1952年に母が現在の地に卯西医院を開業して、翌年に私が生まれました。当時、父は医学部の大学院生だったので、母が開業しながら子育てもしていました。その後、父も卯西医院で働き始めたので、両親が医師という共働きの家庭で育ちました。幼い私を父はバイクに母は自転車に乗せて枚方の隅々まで往診に行っていたそうです。そんな環境で育ったので、気がつけば将来は医師になって人の命を救いたいと思うようになっていました。ただ小さい頃から母と一緒に料理を作るのが好きだったので、大学の医学部に入れなかったらコックさんになろうかなと、そんなことも密かに考えていました。

大学時代の思い出と、小児科を専門に選んだ理由を教えてください。

大学は関西医科大学に入学しました。母が関西医科大学の前身の大阪女子高等医学専門学校の卒業生で、私の娘も現在同じ関西医科大学に通っており、3代続けてお世話になっています。学生時代の思い出は合唱ですね。大学の混声合唱団に所属して歌っていました。実は娘もその合唱団に所属しており、私もOBとして時々合唱団に参加させてもらうのが楽しみになっています。小児科を専門に選んだのは、純粋無垢な子どもの笑顔を見るのが好きだからです。笑顔を浮かべながら小さな命が生きるために必死に輝いている。その小さな輝きを守りたいと思いました。それと小児科の医師は、スペシャリストではなくてオールマイティーであることが求められます。すべての面で子どもたちを助けて守る。そこに小児科医としての役割を見い出しました。

長年、勤務医として働かれていますが、当時のことを聞かせてください。

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大学を卒業して、大学院で腎臓病についての研究をした後に大阪府済生会野江病院に勤務しました。小児科の医長、部長として20年間、小児救急疾患、小児感染症、小児腎臓病、小児アレルギー疾患の診療に携わってきました。当時は病気になる子どもが多かったので、とにかく多忙でしたね。3日間不眠不休ということもありました。救急での突然の呼び出しも普通のことだったので、当時は呼び出しの連絡が入る前に予知できる能力があったんですよ。この20年間の忙しさと貴重な経験が、開業してからの支えになっています。日曜診療を始める時に、「そんなに働いて大丈夫?」と心配する声もあったんですが、勤務医時代の働き方を思えば、まだまだ大丈夫。これからもお母さんたちの声に応えていけると思っています。

温もりのあるクリニック、働く親のために日曜診療も

開業の経緯とクリニックづくりでこだわったところを教えてください。

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父の病をきっかけに2003年の11月に「うにし小児科」として継承開業しました。その際にクリニックをリフォームしました。洋風の三角屋根と吹き抜け、壁のステンドグラスで教会をイメージさせる建物を造りました。待合室には、ソファーとベビーベッドを置いてプレールームを設けました。プレールームは、床面を少し下げてコルクを敷き詰めてケガをしないようにして玩具を置きました。小さな窓から外をのぞくと、かわいいお花畑が見えるんですよ。教会のように開放感があって慈愛に満ちあふれた空間、自宅のリビングのように家族の温もりを感じ安心できる待合室。心が落ち着いて不安が和らぐクリニックをつくろうと思いました。

1週間の診療システムと日曜診療について聞かせてください。

一般診療は9時から12時と16時から19時。14時から15時30分は完全予約制で、月曜と金曜が乳幼児健診と育児健康相談、火曜と水曜が予防接種です。日曜午前中の診療は、開院10周年を記念して始めました。働きながら子育てをしているお母さんたちの要望がきっかけです。日曜だと普段会えないお父さんと話せることもあるので、それを楽しみにしています。夫婦そろっての育児参加はうれしいことです。なかなか育児に参加できないお父さんには、まずはお母さんの話を毎日聞くことから始めてくださいとお願いしています。子育ての悩みを聞くことで、お母さんの精神的な疲労が軽減されます。心にゆとりができるとお母さんは、明日も子育てを楽しもうと思えます。

一般診療で多いのはどんな疾患の相談ですか?

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食物アレルギーの相談が多いですね。血液検査だけではなく、より適切に判断するために食物経口負荷試験も行っています。アレルギーの疑いがある食べ物をごく微量口にして症状が起こるかどうかを確かめます。勤務医時代から長年食物アレルギーの治療に取り組んできたので安心して試験を受けてもらえます。この試験をすれば、除去をしなくてもいい食べ物がわかって、アレルギー症状を起こす食べ物でもどのくらいの量であれば食べても大丈夫かがわかります。食物アレルギーは、食物除去をし過ぎないことが大切です。アレルギー症状を起こす食べ物でも完全に除去するのではなくて、安全な量を食べさせながら体を慣れさせていくことが重要です。

子育ての応援団長として、母親の心をサポート

絵本の会を催していますが、絵本の良さについてもお母さんたちに伝えているそうですね。

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お母さんたちには「絵本を読んでください、絵本は大人が読む本ですよ」とお話しています。お母さんが子どもを膝に抱いて絵本を自分と子どもに読み聞かせる。この2人だけの時間を大切にしてください。お兄ちゃんやお姉ちゃんも弟や妹のために我慢しているんですよ。だから、時々膝に抱いて絵本を読んであげてねと、そんなお願いをしています。私が好きな絵本にとてもすてきな場面があるんです。絵本の中のお母さんは、眠りにつくわが子をそっと抱きしめて、「アイラブユー」とささやき、いつまでもどんな時でもあなたを愛しているというフレーズを繰り返すんです。お母さんを困らせる子どもでもアイラブユーの心を忘れずに、たくさんの愛情を与えてください。愛情は与えた分だけ自分に戻ってくるものですから。

先生が小児科の医師として大切にしていることは?

子どもを丁寧に診察して適切な治療をすることが第一だと考えています。それにプラスしてお母さんの応援団長、子育てのサポーターとしての役割も担っていきたいと思っています。子育てに悩んだら気軽に相談に来てくださいと、お母さんたちにお伝えしています。話すことで、抱えている悩みや不安、心配をなくすための方法が見つかるかもしれません。子育ては楽しいものです。だから、悩まないでください。頑張り過ぎないでください。一人で背負い込まないでください。子育てはお母さんの周りにいるサポーターと一緒にするものです。だから遠慮せずに頼ってください。小児科クリニックは、子どもの病を治し、お母さんの心を元気に健康にする所です。小児科の医師である私にも、子育てをする楽しみと喜び、そして幸せを分けてください。お母さんたちに、そうお願いしています。

これから実現したいと思っている夢は何ですか?

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開業してから、子どもの笑顔が見たい、大きくなっていく姿を見守り続けたい、お母さんの喜ぶ顔が見たい、と益々思うようになりました。たくさんのお母さんと子どもに、命を育むことの大切さを教えてもらいました。そんなお母さんと子どもを応援するために、小児科クリニックと保育所、病児保育を一ヵ所でできる施設をつくりたいと考えています。幼児教育を学んで保育士の資格も取りました。昔からの趣味の音楽も子育ての応援に生かしていければと思っています。保育士の資格を取るために習い始めたギターを弾きながら、お父さん、お母さんのための子守歌を作って歌うことを夢見ています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

予防接種(任意):3000円~
※詳細はクリニックへお問い合わせください。

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