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白井医院

白井 高司 院長

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守口市西郷通りの古い商店街にある「白井医院」。同院は白井高司院長の母親の代から続くクリニックで、専門の小児科を始め、皮膚科、アレルギー科、内科を掲げ、0歳児から高齢者まで幅広い年齢層の地域住民に親しまれている。院内には絵本がずらりと並べられ、子どもたちが楽しめると同時に育児に疲れた母親をサポートするようなものを数多く用意している。優しく誠実な人柄の白井院長は和歌山県立医科大学卒業後、大学病院や市民病院勤務を経て、和歌山県南紀福祉センター(重症心身障害児施設)の小児科医長も務めた経験豊富なドクター。「先生、バイバイと手を振って診療室を出ていく子どもたちを見ていたら、疲れやストレスも吹き飛ぶ」と笑顔で語る先生に、感動のエピソードや治療にあたる真摯な思いを聞いた。
(取材日2018年4月4日)

病気や障害のある子どもだけでなく家族も支えていく

―先生が小児科の医師を志したきっかけはなんですか?

医学生5年生の時の肢体不自由児施設を見学する実習がきっかけです。その際、車いすに座った少年を見かけました。タイプライターのキーを押していたのですが、一つのキーを押すのにもかなり時間がかかっているようでした。彼は進行性筋ジストロフィーを患っていたのです。進行性筋ジストロフィーとは、筋肉が徐々に弱くなり、10歳前後で歩けなくなり、14~15歳で寝たきりになってしまう病気です。案内してくれた医師によると、彼のような子どもたちは風邪をひくだけで命に関わることもあるのに、施設には内科や小児科の医師がいないため、週に1回の非常勤の内科の医師が回診に来るまで治療が遅れるということでした。そのような境遇の子どもたちを救いたいという気持ちが強くなり小児科の医師をめざしました。

―どのような症状をもつ患者さんが多いですか?

喘息やアレルギーのお子さんが多いですね。アレルギーは長期にわたる病気なので、長いお付き合いになります。アレルギーは子どもだけでなく、その家族の協力も必要。小児科は子どもだけでなく家族も支えていく特別な科だと思います。中には自分の子どもがアレルギーと知らされてどんよりした気分になる方もいらっしゃいますが、アレルギーは10の症状を0にはならないけれど2や3にして維持する方法を一緒に考えましょう、と話しています。母親は皮膚科専門の医師だったのですが、母の代からつながっている患者さんも多いです。小児科の良いところは赤ちゃんの時に診ていた人が中学生、高校生になり、大人になって、結婚して、子どもを連れてきてくれるところです。自分の子どもを見ているようでとても幸せな気持ちになります。

―どういうスタンスで治療をしていらっしゃいますか?

私も2人の子どもがいるので、子どもが生まれて初めて高熱を出したら、その子が死んでしまうのではないかと思うお母さんの不安な気持ちがよく理解できます。見通しが立たないところに不安があるので、私は治療の見通しを説明します。医師から3日間熱が出ると言われていたら、3日間我慢しようという気になりますよね。子どもを治すことも大事ですが、家族の不安を取り除くことも大切にしています。



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