大島医院

大島医院

大嶋 太一院長

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大阪メトロ(旧・大阪市営地下鉄)守口駅から徒歩で約5分の大島医院は昭和20年代から地域の人々の健康を見守り続けてきた。2代目の大嶋太一院長は先代で父の大嶋小太郎氏が大切にした「皆さまの不安をなくし、安心してもらうことを一番に考えた医院づくり」という思いを引き継ぎ、丁寧できめ細かな患者とのコミュニケーションを心がけている。検査画像から患者の訴えの背景に隠れた病状を読み解く放射線科医師としての経験をもとに、各診療科の垣根を越えた広い視野で診療を行っている。そんな強みを生かし、内科全般を総合的に診ながら患者に向き合う同院。大嶋院長の話は生まれ育った地元への愛情があふれ出ている。
(取材日2018年3月27日)

真面目な父の後ろ姿を見て

―大島医院はお父さまが始められたのですね。

私が1957年に生まれる以前の昭和20年代に、ここ守口で内科医院として開業しました。父はもともと東大阪市の出身で、当初は大阪・此花区で親類が開設した医院を手伝っていたそうなのですが、守口に、どんな縁があって来たのかは聞いたことがないのです。とにかく昔ながらの医者という感じで、真面目でした。昭和の高度成長期にかけては、近くにいくつかの大手企業が拠点を置いていたこともあって今よりもにぎわいがあって診察も忙しく、午後11時になって夕食を取るという生活をしていましたね。私は一人っ子で、そんな姿を見てきましたので、物心がついた時には自然に医師になる気持ちを固めていて、関西医科大学に進学しました。

―先生のご専門は放射線科ですね。

大学の実習の時に興味を持ちました。内科医師になるつもりでしたから、体の部位を問わず画像を見て診断する放射線科は幅広い知識が必要な点が役立つと思ったのです。内科の研修も経験したのですが、結局、専門は放射線科を選び、卒業後は大学病院の放射線科に在籍。その後進学した大学院でも放射線科を専攻しました。その中でも、主に手がけたのは血管内手術です。カテーテルという細い管などを使った血管内治療のことで、例えば閉塞性動脈硬化症の治療に用いられますね。下肢の動脈が細くなったり詰まったりして痛くて歩きにくくなる病気ですが、カテーテルを血管内に挿入し治療用の風船を膨らませて血管を拡張します。その他、結石などによって胆管が詰まって起こる閉塞性黄疸(おうだん)や消化管の出血などの治療をします。

―医院を引き継がれたきっかけは?

1983年に父が亡くなりました。私は当時勤務医でしたが、古くから来ていただいている患者さんも多かったので、診療を続けないといけません。そのため、アルバイトの医師に常駐してもらって医院を継続しました。でも、その先生も高齢で診察が難しくなってきたので、2008年10月から私が専従するようになったのです。もともとは現在の医院から通りに沿って数メートル離れた建物が診療所だったのですが、老朽化も進んでいたので以前から購入していた、この2階建ての建物に移転しました。ちなみに私の姓は「大嶋」ですが、院名の表記は「大島」でしょ。書類などに名前を書くと「間違っていませんか?」と聞かれることが多いのです。父がなぜかそのようにしたのですが、私が引き継ぐ際の申請の際に役所でも「変えますか?」と聞かれたのですが、地元では「大島」で定着して商標のようになっているので、そのままにしました。



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