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大関 道薫 院長、大関 ゆか 副院長の独自取材記事

おおぜき医院

(高槻市/高槻駅)

最終更新日:2023/10/13

大関道薫院長、大関ゆか副院長 おおぜき医院 main

JR京都線・高槻駅、阪急京都本線・高槻市駅のどちらからもほど近い「おおぜき医院」。父である大関道麿初代院長、井上隆夫前院長からバトンを受け継ぎ、2021年4月に同院を継承した大関道薫(おおぜき・みちしげ)院長。患者のプライバシーやバリアフリーに配慮し、末永く通える医院にしたいとの想いから、2023年に駅近くの通りに面した1階に移転リニューアルをした。道薫院長は循環器内科を専門とし、長らく大学病院等で研鑽を積んできた。移転に合わせ、これまでの内科・循環器内科に加え、新たに、院長の妻の大関ゆか副院長が専門にする小児科・アレルギー科を標榜。子どもから高齢の人まで幅広い世代が受診できる体制となった同院に、リニューアル後の院内の様子や今後の展望など、幅広く話を聞いた。

(取材日2023年9月15日)

バリアフリー仕様でどの世代も通いやすい医院へ

以前より移転リニューアルを念頭に置かれていたそうですね。

大関道薫院長、大関ゆか副院長 おおぜき医院1

【道薫院長】はい。以前の場所も古くなり、またご高齢の患者さんが増える中、階段で2階まで上がらなければならない点や、フロアの構造上プライバシーへの配慮が難しい場面があることなどが気になっていて。訪れる人たちにとって、もっといい診療環境にしたいと考えていました。今の場所は、旧医院よりもさらに駅に近く、また1階ですので、バリアフリー環境を整えることができました。車いすやベビーカーでの来院もしやすく、院内には授乳室や、おむつ替えスペースを配したトイレなどもご用意しました。年配の方もお子さん連れの方もお気軽にご来院いただけると思います。また、これまで用意できていなかった、感染症の患者さん専用の待合室と診察室を設けております。感染症対策の観点から入り口を別にし、動線を完全に分けて診察できる体制となっておりますので、安心してご来院ください。

内装や設備など、こだわられたポイントはありますか。

【道薫院長】そうですね。さまざまな世代の方が末永く通えるように、という部分はやはり強く意識しましたね。トイレに手すりをつけたり、車いすの方専用の駐車場をご用意したりしています。また、受診時の不安感を少しでも軽減できるよう、院内は木目調にして、優しい色合いを意識しました。新しく院内で血液検査が行える機器を入れたので一部の検査結果はすぐに判明します。医療連携が必要な場合もよりスムーズに対応できるようになり、患者さんの安心感にもつながるのではないかと思います。バリアフリー仕様にしたことで、末永く通いやすい場にできたのではないかと思います。

診療の際に大切にされていることを教えてください。

大関道薫院長、大関ゆか副院長 おおぜき医院2

【道薫院長】患者さんは困り事があって来院されるわけですが、「どんな先生だろう」「院内はどうなっているんだろう」など、病状とは別の不安から、伝えたいことを伝えきれずに帰る方もいらっしゃいます。当院ですべてを解決できるわけではないのですが、ご来院の理由や、抱えている不安な気持ちなどを時間をかけてお話を伺うようにしています。その上で、できること、できないことをお伝えし、必要によっては他院を紹介するなどして、できる限り患者さんご本人のご希望に沿った診療をご提案することを心がけています。
【ゆか副院長】私は診察時、親御さんだけでなく、お子さんともしっかり目線を合わせてお話しするようにしています。小さなお子さんの場合には「今はお母さんとお話ししているから、遊んでいても大丈夫だよ」と声をかけたりもします。「怖い」「嫌だ」という印象が残らないように、安心できるような対応を意識しています。

それぞれの専門性を生かし、幅広い患者の悩みに対応

小児科・アレルギー科が加わり、これまで以上に幅広い世代の方が受診しやすいクリニックになったのですね。

大関道薫院長、大関ゆか副院長 おおぜき医院3

【道薫院長】そうですね。小児科・アレルギー科が加わったことで、より幅広い世代の方に受診いただけるようになりましたので、ご家族皆さんのかかりつけ医として、地域により深く根差していけたらと思っています。
【ゆか副院長】私自身は長く総合病院で診療をしてきたのですが、多くの方にとって、総合病院への受診というのはなかなかハードルが高いものではないかと思います。もし悩んでいらっしゃることなどがあればまずは相談してみようと思える身近な存在になっていけたらいいなと思っています。当院では、内科と小児科の診療を行っていますので、お子さんの不調だけでなく、親御さんご自身の体調のご相談にも乗れるのが強みではないかと思います。

小児科・アレルギー科では、どのような診療を行っているのでしょうか。

【ゆか副院長】私は小児科の中でもアレルギー分野を専門としているので、喘息やアトピー性皮膚炎、花粉症、食物アレルギーなどのご相談に乗ることができます。中でも、食物アレルギーに関するご相談が多くあります。よく受診の目安がわからないという声もお聞きしますが、少しでも気になることがあればぜひご相談いただければと思います。また、最近では2・3歳で花粉症を発症するお子さんも少なくありません。当院でも、適用となる5歳以上のお子さんに舌下免疫療法をご提供できるようにしています。舌下免疫療法は薬物療法やレーザー治療などの対症療法とは異なり、スギ花粉、ダニアレルギーの根本からの改善を図ることができます。ラムネのような小さな薬を舌の下に置いて溶かすという服用方法なので、お子さんでも簡単に服用が可能です。

内科・循環器内科では、生活習慣病のご相談も多いそうですね。

大関道薫院長、大関ゆか副院長 おおぜき医院4

【道薫院長】そうですね。もちろん風邪や腹痛などのご相談も多いのですが、患者さんの中には、生活習慣病の方も多くいらっしゃいます。生活習慣病では食事・運動指導が中心となりますが、患者さん一人ひとりに合わせた健康指導を行い、無理なく長期的に生活習慣の改善が続けられるよう意識しています。ダイエット経験者であれば思い当たる方が多いのではないかと思うのですが、目標に到達しなかったり、途中で断念してしまったりすることも残念ながら少なくありません。禁酒や減塩も同じこと。いくら理想的な目標値を掲げて正論を振りかざしても、無理な目標やご自身で納得していないことは達成できないものです。治療の中心はあくまで患者さん。パーソナルトレーナーのように、患者さんの心身に寄り添い、伴走していけたらと思っています。

末永く通える、地域に根差したかかりつけ医でありたい

今後力を入れていきたいことはありますか。

大関道薫院長、大関ゆか副院長 おおぜき医院5

【道薫院長】以前から、周辺の医療機関との連携を進めてきましたが、この辺りは専門クリニックも多い立地なので、地域の開業医の先生や基幹病院との連携もより強化しながら、地域の皆さんの健康を適切な形でサポートしていきたいと思っています。

患者さんへの思いをお聞かせください。

【道薫院長】現在も長く通ってくださっている患者さんが多いのですが、これから先も、たくさんの方に末永く通い続けていただける場でありたいと思っています。お年を召されると外出されるのがおっくうになったりすることもあるかと思いますが、健康を保つためには動ける限りご自身で体を動かすことや、外出で適度な刺激を受けることもとても大切です。幸い当院は、駅や商店街に近い環境にありますので、受診のついでのお買い物などを楽しみに、ここに通ってこられることも楽しんでいただけたらと思っております。
【ゆか副院長】私自身も2人の子どもの子育ての真っ最中なので、その経験も生かしながら、親身にお子さんや親御さんの気持ちに寄り添って診療をしていきたいと思っています。家族ぐるみでご利用いただける方が増えていったらうれしいですね。

読者へのメッセージをお願いします。

大関道薫院長、大関ゆか副院長 おおぜき医院6

【道薫院長】当院は大きな病院ではありませんが、その分親身な対応を心がけています。薬物療法だけではなく、まずはしっかりとお話をお聞きすることを大切にしていますので、気がかりなことは何でも気軽にご相談ください。働き世代の方の中には、健康診断で何か引っかかっても、忙しい毎日の中でそのままになってしまう、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。当院は駅から近く、内科・循環器科は、平日の診療日は19時半まで診察しております。まずは地域の窓口として何でも相談できる場所でありたいと思っておりますので、どなたでもお気軽にお立ち寄りください。

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