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北川 眞 院長の独自取材記事

北川クリニック

(高槻市/高槻市駅)

最終更新日:2020/04/01

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高槻北郵便局のすぐ南側にある「北川クリニック」。高槻市で子どもと家族を60年以上守るファミリークリニックで、北川眞(まこと)先生は先代の父親の遺志を引き継ぎ、1996年から院長を務めている。一般診療から各種予防接種、生活習慣病の診療など、小児から高齢者まで世代に応じた幅広い治療を提供。北川院長が高槻市医師会での予防接種と乳幼児医療の取り組みに10年間携わったこともあり、予防接種は特に力を入れている分野だ。また、待ち時間を短縮するため、早期に電話とインターネットでの受付予約を導入。温かな地域医療をモットーに、日々診療に取り組む北川院長にさまざまな話を聞いた。
(取材日2019年3月6日)

医療のIT化を積極的に推進

60年以上の歴史あるクリニックとお聞きしました。

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はい。もともとは軍医だった父親が戦後、帰国してから1953年に高槻市に開業したクリニックです。当初は整形外科だったのですが、内科、外科、小児科など専門を問わずに診療を行い、今でいう地域医療のようなことをやっていました。毎日いろいろな患者さんを診ていたことはよく覚えていますね。父親が亡くなり、一度は休院となってしまったのですが、その間に私は小児科の経験を積みました。そして、父親の遺志を引き継ぐため、1996年に同じ場所で小児科、内科のクリニックとして開業しました。父親が診ていた患者さんにも来ていただいたときはうれしかったですね。温かな地域医療というモットーは、先代から私やスタッフが引き継いで日々診療に取り組んでいます。

昔と患者さんの層は変わりましたか?

昔も今も生後1ヵ月に満たない赤ちゃんから90歳を超えるご高齢者まで、患者さんの層は幅広いですね。風邪や腹痛などから、高血圧や糖尿病などの生活習慣病まで主訴もさまざまです。私は父親が行っていたことをやりたかったので、同じようなことができているのではないかと思います。忘れられない患者さんは、開業初日に診た87歳のご老人ですね。その方には開業前から「診てくださいね」と何度も言われ、開業時にもすごく喜んでくれたんですよ。その時は引き継いで本当に良かったと思いました。昔との大きな違いは、院内をフローリングに張り替えたことですかね。温かくて清潔感のあるクリニックにしたかったので、そこはこだわった部分です。

インターネットでの予約受付を早くから取り入れたそうですね。

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患者さんはお子さんやご高齢者が多いので、長時間待つことは大変です。また、インフルエンザなどがはやったときは、うつる危険性もあるので待たせてしまうのは衛生的にもよくないと思っていました。そこで開業してまもなく、まずは電話での予約受付を始めました。その後、インターネットが普及してすぐにホームページからも予約ができるようにし、現在はどちらからでも予約受付が可能です。待ち時間が非常に短くなったと、忙しいお父さんやお母さんに好評です。また、当院では診療の効率化を図るため、電子カルテやデジタルエックス線の導入など、医療のIT化を早くから進めてきました。今後も患者さんの目線に立ったサービスを提供していきたいと思います。

予防接種の普及に尽力

予防接種にも力を入れているそうですね。

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2004年から高槻市医師会の予防接種と乳児医療への取り組みに10年間参画し、新しいワクチンの導入や普及に尽力してきました。昔は予防接種が少なく、感染症の流行につながっていましたが、今は医療が発達し、いろいろな病気を予防することができます。しかし、それでもまだ予防接種を受けていないという方も多く、最近で言えば成人のはしかや風疹の感染者の急増につながっています。大阪府でもはしかの院内感染が大きな問題となりました。社会問題となったことでようやく危機感を持たれ、成人でもはしかや風疹の予防接種を受ける方も増えつつありますが、もっと前から受けることができていればここまで流行することもなかったのではないかと思います。今後そうならないためにも、培ってきた知識を生かして予防接種に力を入れています。

子どもへの予防接種に不安を感じる親も少なくないと聞きます。それについてはどうお考えですか?

確かに小さなお子さんを持つご両親の中には、予防接種の副反応や同時接種に不安を抱かれている方も少なくありません。しかし、ワクチンを4~5種類一緒に打つ同時接種には大きなメリットもあります。1回ずつワクチンを打つとなると何度も来院しなければいけませんし、負担がかかります。副反応に関しても、1回ずつだとその度に発生するリスクがありますが、同時だと一度で済みますし、リスクも軽減します。当院ではスタッフ全員がどんな相談にも応えられるよう、毎月1回ランチミーティングを開催し、製薬会社や隣接する調剤薬局の薬剤師などを招いて勉強会を行っています。不安や悩みにも真摯に向き合いますので、お気軽にご相談ください。

診療の際に心がけていることはありますか?

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当院ではよく聞いて、じっくり話して、的確な治療をという方針があります。そのために心がけているのが、患者さんとしっかりコミュニケーションをとることです。小さなお子さんはどこが痛いかもうまく話せませんし、ご高齢の方には耳の聞こえづらい方もいますので、表情や呼吸などを観察し、細かな変化を読み取ることが重要になります。簡単なことではありませんが、日本小児科学会小児科専門医として訓練を積んできましたし、納得していただけるまで何度もお話をします。日々医療は進化していますので、行政や医師会とも連携し、常に新しい情報を習得することも心がけています。患者さんにとってベストな治療法を提案できるように、知識と技術の研鑽に努めたいと思います。

3世代にわたって通院するファミリークリニック

先生が先代と似ていると思う部分はありますか?

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私の専門は小児科ではありますが、父親は専門分野にこだわらず、何でも診ていました。私も同じように、町のかかりつけ医として、何でも気軽に相談できる関係性を築きたいという気持ちが強いです。小児科といってもご年配の患者さんも多いですし、2世代3世代まで診ている家庭もあります。その中には、父親が診ていた患者さんの息子さんやお孫さんまでいるんですよ。私には娘が2人いるのですが、2人とも医師の道を進んでいます。父親から引き継いだこのクリニックをいつかは娘たちが引き継ぎ、私が診た患者さんの息子さんやお孫さんを診療するという時代になったらすごくうれしいです。他に父親と似ている部分と言えば、お酒が好きなことでしょうかね(笑)。

お忙しいとは思いますが、ご自身の健康維持や休日はどのように過ごされていますか?

休日には、好きでゴルフをよくやっていますね。医師会のゴルフ部にも入っているので、先生方と一緒に回ることが多いです。情報交換ができますし、地域の医療機関との連携を深めるという目的もあります。顔の見える関係性のほうが、私も安心して患者さんをご紹介できますしね。ゴルフに行かないときは、スポーツジムでウォーキングやエアロビクスなどを行っていますね。普段から体を動かすことを意識しているので、日課として万歩計を付けて歩数を計測しています。1日8000歩は歩こうと思っているのですが、院内で過ごす時間が長いのでなかなか難しいですね。休診時間に散歩をしたり、車を使わずに歩いて移動したり、工夫しながら健康を維持しています。

最後に、今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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何かあったときのために、かかりつけの病院を見つけていただきたいです。それが当院であると、なおうれしいです。父親からクリニックを引き継ぎ、20年以上たちました。赤ちゃんの頃に診ていた子が、後に大きくなった姿を見ると感慨深くなりますね。こういった人生を見ることができるのも、地域を診るファミリークリニックならではだと思います。私も子どもを育てながら診療をしてきましたし、お母さん方の大変さもよくわかります。気になることがありましたら、気軽に来院してほしいですね。今後も高槻市のご家族の健康を守り、末永く地域に貢献できるクリニックでありたいと思います。

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