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明石 裕光 院長の独自取材記事

明石医院

(豊中市/庄内駅)

最終更新日:2019/08/28

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阪急宝塚本線庄内駅西口から商店街を抜けた住宅街の中にある「明石医院」は、古くから町のかかりつけ医として地域医療に貢献してきたクリニックだ。通所リハビリテーション施設を併設しているため高齢者の姿も多いが、明石裕光院長は近隣小学校の校医や保育園の園医を務めているため、小さな子どもの姿も目立つ。「とにかくまずは笑顔が大事。自分が楽しくない場所で人を心地良くさせることは難しい。病院はそもそも楽しくない。だからまずは働いている人が笑顔でいられるようにと思っています」と話す明石院長。学生時代アメリカンフットボールをしていたというスポーツマンらしい外見と優しい口調が印象的だ。長きにわたり一つの場所で診療をしている同院の人気の秘訣は何か、じっくりと話を聞いた。
(取材日2018年1月19日)

視診、問診、触診を大切に。人と向き合った診療を

先生は2代目院長だそうですが、継承するまでの経緯を教えてください。

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もともとは先代院長である父がつくった医院なんです。子どもの頃は自宅がこの医院の隣にありましたし、母も受付事務をしていましたから、僕は待合室で遊んだりしていました。いつもたくさんの患者さんがいて「大きくなったらお医者さんになってみんなのこと診てね」なんて言われていたので、そうだなと思って医師になりました。あまりにも自然に「自分は医師になるんだな」と思っていたので、他の仕事は考えたことがなかったですね。大学を卒業して、いずれは父の後を継ぐつもりでやってきたので、父が体調を崩して一人で診療するのが厳しくなった時も、ここに自然に戻ってきましたし、父が亡くなった時も自然に自分が継ぐんだと思って今に至ります。

こちらのクリニックの診療方針は?

「なんでも診る。断らない」これは先代である父の時代からずっとそうです。患者さんは病院を選ぶことができます。それでも当院を頼って来てくださる。だから僕が拒絶するのは違うかなと思うんです。もちろん、僕にもわからないこともあります。でも、わからないかどうか、僕の手に負えないかどうかは診てみないとわかりません。ですから、お電話で相談していただいた時点で「当院ではちょっと無理です」とお断りすることはしないようにしています。話を聞かせてもらって難しそうだなという場合は「まずは診させてもらいますけど、難しい場合は他の病院を紹介しますがいいですか?」とお断りして来ていただきます。たとえほんの少しでも役に立てるのであれば、僕は自分のできることをしたいといつも考えています。

診療の際に気を付けていることは何ですか?

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患者さんの顔を見る。目を見ることです。まずは診察室に入ってきた患者さんの様子をよく観察する。視診、問診、触診ですね。パッと診察室に入ってきた時に感じること、実際に話して、触診して感じることを大切にして診療しています。今は検査の結果が重要視されて、検査結果に沿って治療方針が決められていくことが多いと思うんですけども、僕はそれだけでは駄目なんじゃないかなと感じます。もちろん、検査の結果は大切なんですけど、検査ありきではなく、まずは人ありきであるべき。検査結果の数字に向き合うのではなく、やはり人に向き合って診療計画を立てて診療をしていきたいと思っていますし、そう心がけています。

毎回、自分ができる限りの努力をするのがポリシー

先生の診療の特徴は何でしょうか?

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僕は人と話をすることが大好きなんですよ。たわいのないことから、真面目な話まで、なんでも話すのが好きなんです。仕事の時もそうですけど、自宅でもそうみたいで、家族から「5分でいいから静かにして!」と言われるくらい(笑)。ですから、1日に100人ぐらいの患者さんと話をしますが、全然苦にならない。患者さんには、「旅行に行ったよ」なんて話や「嫁と喧嘩した」なんて話まで、どんな話もどんどんしてほしいです。話をすることで、患者と医師というだけじゃなく、人と人のコミュニケーションが生まれるし、そういう中にその人の体調に関するヒントが含まれていることも多いんです。高齢の方は、僕とちょっと話をするついでに体調も見てもらう……ぐらいの感じでも全然いいのではないかなと思ってます。

各種検査もできるのですね。

そうですね。胃カメラやエコー、内視鏡など、一通りの検査はできます。僕はね、せっかちなんですよ(笑)。プライベートもそうなんですけど、患者さんのことでも、わからないままずっと気になってるまま放置することができないんです。病気に関しては、一刻を争うこともありますし、早期発見に越したことはない。ですから、当院では「これは検査したほうがいいな」となったらすぐ検査できるような体制になっていますね。胃の症状で来院いただいた場合、時間的に余裕があれば、即日胃カメラ検査を行うときもあります。とにかく僕は医師として患者さんに「もっとこうしておいたらよかった」という後悔をさせたくないんです。毎回毎回、自分ができる限りの最大の努力をするのがポリシーですね。

患者さんはどんな人が多いのでしょうか?

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この辺りは地域的にも高齢の方が多いので、高齢の患者さんはもちろん多いですね。また、基本的には近所にお住まいの方が年齢問わず多いです。小さなお子さんもいらっしゃいますし、中には先代の院長の時代から通ってくださってる方も多いです。先代から数えて、孫、ひ孫の世代まで通ってくださっている方もいらっしゃいます。症状も本当に多様なんですよ。風邪や胃腸炎のような流行性のものから、生活習慣病などの慢性疾患の方もいらっしゃいますし、術後のケアで来てくださってる方もいます。訪問診療もしていますので訪問で診させてもらっている場合もあります。

夢は健康寿命を伸ばす手伝いができること

リハビリテーションや訪問診療を行うようになったきっかけは何ですか?

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簡単に言うと、ずっと来てくださっている患者さんが高齢になり、いろいろと体に問題が出てきていたので、それをフォローしたいなと思ったのがきっかけです。縁があって当院に来てくださっている方を、責任をもって最後まで診たいなという気持ちがあったので、そのためにはどうしたらいいかなと考えていくうちに今のような仕組みになりました。リハビリテーションはデイサービスのようなかたちで行っています。食事や手遊びのような時間はなく、理学療法士・作業療法士がプログラムをつくって取り組んでいます。送迎も可能です。訪問診療も、ご希望があれば時間が許す限り対応していますね。近所にお住まいの方の場合は、空き時間に走って顔を見に行ったりもします。高齢の方に限らず、赤ちゃんからすべての年代の方が対象になりますので、悩みがあったら相談してください。

ところで、先生はとてもハードな研修医時代を過ごされたそうですが、当時のことを教えてください。

とにかく家に帰れませんでしたね。もう1日36時間くらい働いていました(笑)。上司がすごく働く人で、ずっと帰らないから僕も帰れない。超体育会系のような感じだったので、上司と一緒に食事をするためにずっと待っていて、夕食を食べるのが夜中の2時なんてこともあるくらいでした。でも、不思議と「つらいな」「やめたいな」と思ったことはなかったですね。どんなに遅く終わっても遊びに行っていましたし、自分の席の椅子でそのまま眠っている日が続いても、「ここなら誰かが絶対に起こしてくれるし、遅刻しないからいいなあ」なんて思っていたくらいです。同じ釜の飯を食う、ではないですけど、その時代の仲間は今でも強い結びつきがあるというか。今はそれぞれ違う病院で頑張っていますが、困ったら助けてくれる大切な仲間です。

最後に今後の夢を教えてください。

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いつか引退したら、「遊びたい」と思うこともあるんですけど、具体的に何がしたいかな? と考えると、やっぱり仕事がしたいんですよ。結局この仕事が好きなんです。僕にとっては仕事が趣味みたいな感じで、楽しいことも面白いこともやっぱり仕事なんです。だから、できる限り続けていきたいです。そのためにも、自分もできる限り健康でいたいなと思います。医院に関しては、もっともっと大きくしたいというよりも、まずは今行っていることを大切に続けて、中身をもっと充実させたいですね。一つ一つ丁寧に成長させて、結果、来てくださる人の健康寿命を伸ばすお手伝いができるようになることが僕の夢です。

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