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北村 浩之 院長の独自取材記事

北村皮フ科医院

(豊中市/庄内駅)

最終更新日:2020/04/01

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阪急宝塚本線・庄内駅東口から、豊南市場を通り過ぎて歩くこと約3分。大通り沿いに見えてくる緑色の看板が、1972年の開業以来、長年にわたって庄内の地域住民の健康に貢献してきた「北村皮フ科医院」の目印だ。営むのは関西医科大学を卒業後、同大学附属病院や済生会野江病院で勤務経験を積み、2005年に医院を継承した北村浩之院長。近隣の豊中市立第十中学校の卒業生で、下町の良い雰囲気が残る地元・庄内をこよなく愛している。終始にこやかながら、しっかりと目線を合わせハキハキとした口調で「患者さんの目線に立ち、体の状態や生活上、患者さんに合わせた治療内容を提示したい」と話す北村院長に、医院の特徴や医師として大切にしていること、今後の展望などを聞いた。
(取材日2019年2月25日)

他科での経験も豊富な2代目院長が営む皮膚科医院

明るく開放的で、すてきな医院ですね。

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ありがとうございます。医院自体は1972年開業ですが、診察を行う1階部分は1年半ほど前に大部分を改装したんです。設備も古くなってきていましたし、昔からの医院でしたので出入り口も狭くて、車いすの患者さんなどにご不便をおかけしている面もありましたからね。改装では出入り口から待合室まで段差をなくし、すべての扉や通路の幅は車いすでも余裕を持って通れるようにバリアフリーに。またトイレは、小さい赤ちゃんやそのお母さんにもご利用いただきやすいように、おむつ替えのベッドやベビーチェアも設置しました。色合いや明るさに関しても、心理的な面でも来院のハードルが下がるよう、心がけました。

こちらの医院は、先代院長であるお父さまから継承されたと伺いました。

私が父からこの医院を継承し、院長となったのは2005年のことです。私は子どもの頃からこの医院を実家として育ち、高校を卒業後は医師を志して関西医科大学に進学。大学を卒業後は同大学附属病院の皮膚科医師としてキャリアをスタートさせました。救命救急センター、麻酔科での勤務経験を経て大阪府済生会野江病院に移ってからは、皮膚科をはじめ循環器内科、呼吸器科、神経内科、消化器科、内科、消化器外科など、他科での勤務を経験。院長就任が2005年になったのは、父の年齢のこともありますが、地元であるこの地域に転居したことが大きなきっかけでしたね。今は父と交代しながら、地域の患者さんの診療にあたっています。

皮膚科だけでなく、他科でも積極的に経験を積んでこられたのはなぜですか?

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患者さんの疾患を幅広く診るには、他科の知識も持っている必要があるからです。例えば、皮膚科を受診する患者さんの中には心臓疾患など、循環器や内科領域の疾患・持病を患っている方もいらっしゃいます。そういった患者さんに対し、他科の疾患の状態や治療を把握しながら、当院での治療をしていくために、他科の知識が多少あるかどうかでかなり変わってくるんです。このような皮膚科診療をする上での他科知識の重要性は、勤務医時代に他科の医師から意見を求められたり、若手に指導する中で実感したこと。そこで、皮膚科領域だけでなく全身の理解を深められるよう、複数の診療科を経験しました。

患者の生活に配慮し、適切な治療を提案・説明していく

医師になられた当初から、医院の継承を考えておられたのでしょうか?

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いいえ。確かに私が医師を志して関西医科大学に進んだのは、幼い頃から父を通して医療を身近に感じていたからというのは大きいです。でも皮膚科の医師になったのは、たまたまなんですよ。私は学生時代、形成外科、整形外科、救命救急、皮膚科の4分野に魅力を感じていました。その中で内科的な治療と、腫瘍などの外科手術も皮膚科でできるので、最終的に選んだのが偶然にも皮膚科だった。そして、皮膚科を専門にして他科の経験を積んだ上で、いつか父の医院を継承しよう、と考えるようになったわけです。

どのような患者さんが来院されていますか?

年齢層として最も多いのは、高齢の患者さんでしょうか。次に赤ちゃん、お子さんが多いように思います。もちろん成人の患者さんもいらっしゃいますが、いずれも主訴としては湿疹やじんましんなど、かゆみ症状で来院されるケースが多いですね。父の代から長く医院を営んでいますので、3世代・4世代でずっと通ってくださっている患者さんもいます。私の中学時代の同級生が親を連れてきたり、おじいちゃん・おばあちゃん世代の方が孫やひ孫を連れ来てくださったり。私を小学生の頃から知っている女性が受診され、「立派になられて」と驚いてくださったり(笑)。地域性として下町の良いところが残っているので、みんな距離が近くて、気さくに声をかけてくださいます。

患者さんと接する上で大切にしていることを教えてください。

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患者さんの目線に立って、治療内容を考え提案・説明することですね。例えば、カラー剤やスタイリング剤で手荒れをしている美容師さんの場合。仕事で使う薬品や水が皮膚疾患の原因であることは明らかでも、職業上、完全に原因に触れないというのは不可能です。医師が「水や薬品に触れないようにし、原因を排除してください」と治療上の指示を出すことは簡単ですが、患者さんの視点に立つと現実的ではありませんよね。このようなとき、いかに患者さんの普段の生活スタイルを壊さず可能な治療を提案できるかという視点が、きちんと皮膚疾患を治療し、症状を和らげてもらうために非常に大切だと私は考えています。

気軽に相談に来てもらえる町のかかりつけ医でありたい

診療外の時間は、どんなことをして過ごされていますか?

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新しい知識を得るため論文を読んだり、学会に参加したりして、年に1度は海外まで学会に参加しに行くこともあります。また、学生時代に陸上をやっていたこともあり、ランニングが趣味です。初めは体調管理で始め、フルマラソンで5時間ほどかかっていたのですが、今ではフルマラソンを3時間切って走るまでになりました。大阪マラソンにも出場したりしているんですよ。ランニングドクターといった医療ボランティアもしています。ちなみにこういった私の趣味や活動は、少しでも患者さんに親しみを持っていただけるようにと、待合室にあるテレビ画面で紹介しているのですが、同じ趣味を持つ方との会話のきっかけにもなっています。

今後の展望をお聞かせください。

私自身が、年齢層に関わらず幅広く診療できる皮膚科医師でありたいと思っていますので、いろいろな方に来ていただけるクリニックにしていきたいですね。病院に来るというのは、何となく怖くてハードルが高いようなイメージがあると思うんです。特に皮膚科は「ちょっと肌に異常が起きただけだから、わざわざ病院に行くのは大げさ」と、受診を先延ばしにする方も少なくありません。しかし市販薬で自己治療されるよりも、病院に来ていただいたほうが、結局は短期間で安く治療できることも実際多いのですよ。だからこそ、地域の患者さんにとって良い意味で受診のハードルが低い皮膚科医院になれるよう、尽力していきたいと思います。

では最後に、読者にメッセージをお願いします。

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かゆみや痛み、ちょっとした異常を皮膚に感じておられるなら、お時間のあるときにお気軽にお越しください。本当に何も考えずに、ただ気になっていることを相談・解決するつもりでフラッと寄る感覚で来ていただければいいんです。特に治療の必要がなければその旨を私から率直にお伝えします。もし、大きな病院での治療が必要な状態なら複数ある提携病院へのご紹介も含めて、適切な治療内容をお話しさせていただきます。皮膚科疾患は目に見える部分にできることも多いですから、短期間で痕が残らないよう治療するためにも、早い段階での適切な治療開始が望ましいです。気になっていることをそのままにしないで当院を受診してくださいね。

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