医療法人逍遥会 なかがわ中之島クリニック

中川 晶院長

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大阪・北浜のオフィス街、ビルの5階に「なかがわ中之島クリニック」はある。院内に入ると、中川晶(あきら)院長が優しい笑顔で迎えてくれた。木目調の待合室には白いソファがゆったりと並び、院長が描いた絵も飾られた穏やかな空間。「体と心を両方診る心療内科を知って、これだと思った」と語る院長は、心療内科の医師になるべく大学病院の心身症の外来や東洋医学の研究所で幅広い臨床経験を積んだのち、1995年に開業。現在では、対話を重ねる過程で患者の思いを引き出し、心の変化を見守るナラティヴアプローチの手法を取り入れ、日々診療に取り組んでいる。そんな院長に、医師を志した経緯や、治療において大事にしている点、今後力を入れていきたい仕事など、さまざまな話を聞いた。
(取材日2017年5月19日)

出会いに恵まれた心療内科との出会い

―落ち着いた雰囲気の待合室で、窓からの中之島の眺めも素晴らしいですね。

患者さんにはリラックスしてもらいたいと思っていたので、病院っぽくならないように、床や壁を木目調にしました。待合室には病気の本だけでなく、私の趣味である美術関連の本もあります。また、今では珍しくもなくなりましたが、開業当初から患者さんと私の椅子を同じデザインにして、白衣を着るのもやめました。「医師の椅子はひじ掛けがついて厳かだけれども、患者さんは丸い椅子というのはおかしい、同じ椅子に座るべきだ」と、私の父(中川米造)がよく話していたんです。患者さんと私が同じ目線になり、患者さんがなるべく普段通りにお話しできるような空間づくりを心がけています。ただ、白衣を脱いで診療するのは、開業当初はちょっと心細い気がして、勇気も必要だったんですけどね(笑)。

―心療内科の医師をめざした理由をお聞かせください。

高校生の頃は本気で漫画家になるつもりでしたが、途中でスランプに陥ってしまいまして。やむなく大学受験をして農学部に入り、今でいうバイオテクノロジーを学びました。大学院にも進みましたが、自分は研究者に向いていないと悩み始め、ここで2回目のスランプです。自分が本当にしたいことは何か考え、やっと医師になろうと思い、受験勉強をして何とか奈良県立医大に入りました。医学部では、「生物学的なプロセスだけを追う診療は機械的すぎる」と感じていたのですが、心と体を両方診る心療内科という分野を知って、「これだ」と思ったんですね。在学中から東大や九大の心療内科へ出かけて勉強させてもらいましたし、卒業後は阪大病院で心身症の外来を担当させてもらったり、近畿大学の東洋医学研究所で漢方の素養を学んだり。心の広い先生方との出会いに恵まれて、のびのびと学ぶことができました。

―現在、クリニックにはどのような患者さんが来られていますか?

心身症の外来を担当していたこともあり、開業当初は心身症、うつ病、神経症圏の患者さんが約3分の1ずつでしたが、近年ではうつ病の患者さんがかなり増え、半分以上になりました。特に、緊張の度合いが高い方、人に嫌われることに抵抗のある患者さんが多いように感じています。年齢層は中学生から80代まで、幅広いですよ。京都や神戸といった遠方からも、ご家族やご友人など患者さんからの紹介で受診されることが多いです。2014年に出版した『「嫌われるのが怖い!」がなくなる本』を読まれたり、インターネットで情報を見て受診される方も少しずついらっしゃいますね。



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