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元林 和彦 院長の独自取材記事

元林産婦人科内科

(大阪市平野区/長原駅)

最終更新日:2025/05/08

元林和彦院長 元林産婦人科内科 main

「元林産婦人科内科」は、大阪メトロ谷町線・長原駅1番出口から徒歩約6分、閑静な住宅街の一角にある。前院長が同院を開業したのは、1972年。開業当時からの同院の標榜科目である産婦人科と内科と小児科のみならず、地域の人々から求められれば、科の異なる分野の治療もできる限り行い、地域の医療に貢献し続けてきた。代が変わった現在になっても、その方針は変わらない。一方で、時代のニーズに合わせた診療の在り方や、検査のための設備の導入なども積極的に進めてきた。現院長である元林和彦先生が前院長から受け継いだもの、そして新たに築いてきたものについて、また、今後のクリニックの展望や元林先生の素顔の部分について、詳しく聞いた。

(取材日2017年10月10日)

科が違う治療にも、できる限り対応

診療方針や、診療の際に心がけていることについてお聞きします。

元林和彦院長 元林産婦人科内科1

まず第一に、正確な診断、そして丁寧な説明をすることを心がけています。具体的に言うと、症状や治療について患者さんに説明するとき、言葉だけではなく図を描いて説明するなど、わかりやすさを大切にしています。また、患者さんから求められれば、自分にできることであればどんなことでも対応する、というスタイルで診療を行っています。例えば切り傷を縫ったり、褥瘡(じょくそう)の手当てをするというようなことは、通常は産婦人科や内科のクリニックでは行いません。しかし当院では、それが先代から受け継いだ理念でもあり、私自身も「できることはやってあげたい」という気持ちがあるので、なるべく対応するようにしています。

特に注力している治療や検査はありますか?

産婦人科の他に内科・小児科も標榜しているので、その関連の治療はもちろんのこと、高血圧症や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の生活指導なども行っています。何かに特化して治療を行うというよりは、幅広く対応していくことを重視しています。また、各種予防接種については、地域の皆さんからの要望が非常に多いので、しっかりと対応するようにしています。お薬については、院外処方が主流になっていますが、患者さんの利便性を考えて現在も院内処方を続けています。

施設・設備に関するこだわりについて教えてください。

元林和彦院長 元林産婦人科内科2

超音波装置の他、尖圭コンジローマや子宮頸部異形成の治療などに用いる炭酸レーザー、骨密度検査装置などを導入しています。レーザーを使うと手術時間自体は数秒で済みますので、患者さんには喜んでいただけると思います。また、女性の場合、閉経を迎えるとどうしても骨密度が低下しがちなので、骨量を測定してほしいというご要望も多いですね。乳がん検査では、超音波装置を使用しています。

1972年の開業以来、支え続けてきた地域医療

なぜ平野区で開業を? また先代から受け継いだ点、変化した点について教えてください。

元林和彦院長 元林産婦人科内科3

先代が当院を開業したのは1972年です。当時から産婦人科だけでなく、内科と小児科も標榜していました。この地域で開業した理由は、当家にとってこの地域が、江戸時代から住んでいる慣れ親しんだ地域だからだと思います。私も子どもの頃から当院を継ぐつもりでした。父が何年もかけて築き上げたクリニックを大切にしたいという気持ちもありましたし、やはり生まれ育った愛着のある地域に貢献したいという思いもありましたので。父から受け継いだのは、「患者さんの要望にできる限り応えていく」という方針です。その一方で、変化したのは院内の体制です。かつては院内ではできなかった各種検査を、院内で行える体制を整えました。

患者層や主訴に何か特徴はありますか?

患者さんの年齢層は、小さな子どもさんからご高齢の方まで全年齢層ですが、強いて言うなら比較的年配の方が多いです。一般的に、患者の年齢層はクリニックの医師の年齢に近い層が集まるといわれていますが、当院にもその傾向はありますね。また、当院の場合は長い間この地域でクリニックを営んでいるので、代々診ている患者さんもいます。今はもう当院では出産は対応していませんが、当院で生まれた赤ちゃんが、今度は妊婦となって当院に通っているということもありますよ。

キャリアの中で、印象深かった出来事や時期などあれば教えてください。

元林和彦院長 元林産婦人科内科4

研修医時代がとても印象に残っています。最初の1~2年の頃は、仕事をしていく上でつらい時期でもありましたね。慣れないことも多く、失敗して上の先生方から怒られることも多々ありました。昔は今と違い、鉄拳が飛んでくることも普通でした(笑)。仕事の内容そのものもハードで、25日間連続で当直したこともありますし、一晩で8人の出産に立ち会ったこともあります。ただ、すごく大変ではありましたが、そのさまざまな経験は今の診療に役立っています。

家族のためにも、せめて年に一度はしっかりと検診を

最近、増えてきていると感じる症状はありますか?

元林和彦院長 元林産婦人科内科5

子宮内膜症と月経異常が多いです。ストレスや睡眠不足、無理なダイエットによる食事制限など、さまざまな原因が考えられますが、その患者さんに合った治療をしていきたいと思いますので、一度ご相談しただければと思っております。これまでどおり、私で診られるものなら何でも診る、というスタイルを守っていく一方で、時代に沿った診療を行っていきたいと思っています。

休日の過ごし方を教えてください。

休日は、家にいるより外出していることが多いですね。息子がいるので、家族でショッピングや食事に出かけたり、水族館や動物園へ行くこともあります。男の子は電車や飛行機も大好きなので、それもよく見に行きます。昔はままごとというと女の子の遊びでしたが、最近は男の子もままごとをする時代だそうで、ままごと遊びをしていることもあります。あとは、英語が好きらしく、よく英語の歌などを楽しそうに歌っています。息子がもっと大きくなったら、一緒に行ける場所も増えるでしょう。いつか大人になった息子と、一緒にお酒でも飲みながら食事をするのが夢です。

読者に向けて、メッセージ、アドバイスをお願いします。

元林和彦院長 元林産婦人科内科6

やはり、年1回はしっかりと検診を受けるようにしていただきたいと思います。「検診を受けるなんて怖い」「面倒」「コストがかかる」など、受診に際していろいろとネガティブな思いもあるかもしれません。しかし、検診を受けて何もなければ、安心して次の1年間を過ごすことができます。もし何かあったとしても、早期発見であれば治療をすれば済む話です。検診を受けるというのは、一つの習慣です。最初は面倒に感じたとしても、一度検診を受ける習慣をつけてしまえば、次からは受けるのが当たり前になります。ご家族のためにも、ぜひ定期的に検診を受けてください。

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