医療法人  川上医院

医療法人 川上医院

川上 剛院長

頼れるドクター

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見えない病気や患者のニーズを読み取るのも医師の役割

―患者さんを診察するにあたって心がけていることは何でしょうか?

例えば、患者さんが「おなかが痛い」と言うので胃カメラで診察してみても「何もありませんよ」と帰されることがありますよね。僕もはじめは「痛いのであれば病気でないとおかしい」と思っていたのですが、患者さんのニーズを読み取ることが大事だと気づいたんです。胃カメラはあくまで過程であって、患者さんが何を言いたいのを読み取るのが内科のドクターの仕事だと思います。胃カメラで胃がんや胃潰瘍が見つかったら治療法は決まっています。でも、そんなに悪くないのに「こんなに痛いのに何で病気じゃないんですか」と怒る患者さんもいる。痛みと病気は比例するわけではありません。「病は気から」という言葉があるように、メンタル的なことが原因で胃の動きなど機能性が悪くなっていることもあるんです。病気以外のメンタルが原因で身体のバランスが悪くなっている人にどういったアプローチをしてあげたらよいかを考えています。

―患者さんに対して具体的にどのようなことを実践されていますか?

一口に「胃が痛い」と言ってもいろいろありますよね。ストレスによる胃の痛みと胸やけとは違うし、「胃の痛みだからこの薬を処方」で終わりでなく、小柄な人、大柄の人、太っている人、痩せている人、冷え性の人、赤ら顔の人などでも、人それぞれ症状が違うので、個人にあった薬を処方しています。ストレスや睡眠不足が原因で胃の調子が悪いけれど、でも検査ではどうもないという人に対して何かしてあげられないかと思ったとき、漢方薬と出会いました。漢方薬の中にストレスや胃の過緊張を和らげる成分が入っているものがあるんです。漢方薬は効き目が緩やかと思って「西洋薬を処方して」と言う人もいますが、漢方薬でも効き目がシャープなものもあります。だから、西洋薬と漢方薬のよいところを患者さんに教えてあげて、症状にあわせて使い分けながら人それぞれに合った薬を処方しています。

―患者さんのエピソードで印象に残っていることはありますか?

ある時「おなかの調子が悪い」と来た患者さんがいたのですが、何か嫌な予感がして心電図を撮ったら心筋梗塞だったことがありました。おなかが痛いのではなく、胸が痛かったわけです。自分は消化器内科の医師である前に内科の医師でもあるのだから、部分的に診るでなく、体全体のことを考えなければいけないと思うんです。人間、老いには逆らえませんから、年齢に応じてある程度このような病気が考えられるという予想はつきます。その中でも多かったのが、症状がない骨粗しょう症ですね。「私は大丈夫」と年齢の割に自分の体力に対する過信があり、自転車で転んで骨折したりします。だから疑わしい人は「一度診察に来てください」と呼びかけるポスターを貼っています。スタッフとイラストも工夫して本屋にある手書きのポップのようなものにすれば、目に留まるかと思って作っています。

記事更新日:2017/11/10


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