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専門家による「説明と同意」のもと
体外受精を選択肢の1つに

岡本クリニック

(大阪市住吉区/長居駅)

最終更新日:2020/04/15

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  • 自由診療

体外受精とは、採取した卵子と精子を受精させ、発育した受精卵を子宮に入れて妊娠をめざす方法のこと。晩婚化に伴い高齢出産が増えている昨今、体外受精に関心はあるが、さまざまな疑問から具体的な行動を起こせていない人も多いはずだ。取材に応じてくれた「岡本クリニック」の岡本吉夫院長は、総合病院の産婦人科で豊富な臨床経験を積んだ生殖医療の専門家。卵管鏡下卵管形成術や、人工授精、体外受精、顕微授精、胚盤胞培養、凍結胚移植、精巣内精子採取術など、さまざまな選択肢を用意し、妊娠を望む人たちをサポートする。「体外受精を選択肢の一つとして、その人の状態や要望に合わせて方法を検討・提案します」と語る院長に、体外受精の具体的な手順など、気になるポイントについて詳しく話してもらった。 (取材日2018年10月11日)

検診・治療前の素朴な疑問を聞きました!

Qどんな場合に体外受精を適応するのですか?
A

男性が精液中の精子が極端に少ない、またはまったくない無精子症や、精子の受精能力が低下している場合、女性の卵管が閉塞している、卵巣機能が低下している場合など、さまざま理由から自然妊娠が期待できないようなときに、体外受精を選択肢の1つとして検討します。無精子症の場合、精巣内精子採取術によって精巣から精子が採取できれば、顕微授精という体外受精の一手法を選択することが可能になります。無精子症ではない場合は、お子さんを望んでからの期間や治療歴、合併症や患者さんの考え方を踏まえ、今後の方針を決定することになります。当院で体外受精を受けている女性の4割程度が40代の方ですが、若い方も決して少なくありません。

Q体外受精にはリスクがあると聞きました。
A

採卵前に排卵誘発剤を使うと、場合によっては卵子が複数個発育することになるため、その副作用として卵巣が腫れることもあります。血栓症の危険性が高まったり、腫れた卵巣がねじれる茎捻転が起こったりすることも考えられます。また、採卵の際は、卵巣に針を入れるため、出血する可能性もあります。ですが、体外受精だからリスクが特別高いということではありません。体外受精に限らず、妊娠や出産には本来リスクが伴うものなのです。そしてそのリスクは、男女ともに年齢が上がるにつれて増していきますから、体外受精を行う前に、これから自分が受ける治療についてしっかりと理解しておくことが大切になります。

Q体外受精に挑戦する前に、他の治療法を行うべきですか?
A

必ずしもそうとは限りません。一昔前までは、一通り検査を行ってから、タイミング療法、排卵誘発剤の使用、人工授精、腹腔鏡を用いた外科的処置などを経て、体外受精を選択するというのが一般的な手順でした。ですが、体外受精だけでなく不妊治療全般において、年齢が上がるほど妊娠の可能性は低くなり、流産率も高くなりますし、また治療に伴うリスクも高まるため、現在では、インフォームドコンセントのもと、以前より早めに体外受精に進むケースも増えています。男女ともに少しでも若いうちに始めるほうが良いと思いますので、健康状態をチェックするつもりで、医師に相談することをお勧めしたいです。

検診・治療START!ステップで紹介します

1カウンセリングで不安や疑問、希望を伝える

不妊治療全体の流れの説明を受け、カウンセリングへと進む。過去の病歴や治療歴などの情報に加え、どういった経緯で不妊治療を希望しているのか、どのような方法を希望しているのかも含めカウンセリングで伝えておく。同院では、経験豊富なスタッフが不妊治療に関する基本的な知識を含めて丁寧に説明するので、この機会に、気になることや不安なこと、疑問点があればしっかりと伝えておくようにする。

2医師から説明を受け、治療方法を決定する

医師が、不妊治療の選択肢や、治療にかかる期間などについて具体的な説明を行う。カウンセリングで聞き取った、治療歴や患者側の希望などの情報に基づきつつ、治療法を提案。医師からの提案を受け、妻と夫の双方が納得したら治療方法を決定。治療が開始される。同院では、患者のライフスタイルに最大限配慮しており、患者の経済的・時間的負担まで考慮に入れて、治療法を提案している。

3卵子・精子を採取し、受精。受精卵を培養する

体外受精を行う場合、排卵誘発剤などを用いて排卵を促した上で、卵巣に針を刺し、卵子を採取。針は痛みに配慮したものを使用するが、希望や患者の状態によっては麻酔を使用する場合もある。その後、卵子と男性から採取された精子をシャーレの中で受精させる。顕微授精という方法を用いる場合は、専門の技術者(胚培養士)が細いガラス針を用いて精子を卵子に注入。その後培養庫で受精卵(胚)の培養を行い、一定期間受精卵を発育。

4子宮内に発育した受精卵が移植される

培養期間を経て、発育した受精卵が子宮内に移植される。その際麻酔は必要なく、長くとも数分程度と、短時間で移植は完了。その後、今後の流れについての説明を受ける。同院の場合、移植後は、説明の時間を含めて院内に1~2時間ほど滞在することになる。当日の帰宅が可能で、激しい運動さえしなければ、普段どおりの生活を送ることができる。

5受精卵移植から約2週間後、妊娠の判定がなされる

受精卵の移植からおよそ2週間後に、妊娠検査を受けるため受診。まずは、血液検査での妊娠判定が行われ、後日、尿検査を用いて再確認される。妊娠に至らなかった場合は、患者の希望や状態などを鑑みつつ、その後の方針が検討・提案される。同院では、妊娠していると確認された患者を、分娩を担う連携医療機関に紹介している。

ドクターからのメッセージ

岡本 吉夫院長

子どもを望んでいらっしゃる皆さんに伝えたいのは、「思った時が吉日」ということです。不妊治療は開始が後になれば後になるほど、経済的コストが高まりますし、精神面へのストレスも大きいものになると思います。また、年齢とともに流産などの、母子の体へのリスクも高くなります。信頼できる医療機関を見つけ、夫婦それぞれが当事者意識を持って自分の体を知ることが、体外受精を含む不妊治療への第一歩です。身構えず、まずは自分の健康状態のチェックのつもりで、医師に相談してみてはいかがでしょうか。当院は、丁寧でわかりやすい説明を重視し、患者さんの希望に合わせた治療法をご提案します。ぜひ、気軽にご来院ください。

Dr

自由診療費用の目安

自由診療とは

体外受精/26万円~、人工授精/2万円、顕微授精/27万2000円~、胚盤胞培養/3万円、凍結胚移植/9万円、精巣内精子採取術/10万円 ※すべて税別 ※詳細はクリニックへお問い合わせください。

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