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澤田 達 院長の独自取材記事

酒井耳鼻咽喉科

(大阪市城東区/関目高殿駅)

最終更新日:2023/11/14

澤田達院長 酒井耳鼻咽喉科 main

関目高殿駅を出てすぐに、緑色に白文字で書かれた看板が見えてくる。「酒井耳鼻咽喉科」は、アクセス抜群の場所に立つクリニックだ。二重になっているエントランスの自動ドアが開くと、広々とした待合室になる。8年前にリフォームしたということで、壁も床もきれいで明るい。2代目院長の澤田達先生は、背が高く、優しい笑顔でよく笑う気さくな雰囲気。「ドクターもスタッフもみんな、子ども好き」という言葉のとおり、「鼻吸いだけでもいくらでも」というスタンスだ。河内の下町らしい、おおらかで人情味あふれる雰囲気が温かい、澤田達先生に話を聞いた。

(取材日2023年4月25日)

城東区中心にアットホームな耳鼻咽喉科のかかりつけ医

広々としたきれいな待合室ですね。

澤田達院長 酒井耳鼻咽喉科1

当院は、先代の酒井國男先生が1983年に開院しました。今年で40年の歴史があるクリニックです。私は酒井先生の後を継いだ2代目の院長で、今年で17年目になります。待合室は広いですが、混んでいるときにはここに座りきれないほど多くの患者さんが来院されます。実は、8年前にリフォームをして、床、壁紙、天井などを新しくしました。電球もLEDに替え、院内が明るくなりました。さらに2020年には待合室の椅子の間隔を空け、椅子の素材を除菌しやすいものにしています。高齢の患者さんも多いので、高齢の方が立ち上がりやすいような椅子も導入しました。トイレも2021年の8月にリフォームしたんです。中で車いすが方向転換できる、広いバリアフリーのトイレになりました。おむつの取り替え台も設置したので、皆さんが使いやすくなったと思います。

どんな患者さんが来院しますか?

小さいお子さんからお年寄りまで。それこそ0歳から101歳の方まで年齢層は、幅広く来院されます。鼻吸いだけでもいいよ、というスタンスでやっていますので、0歳のお子さんもいらっしゃいます。病気の性質上、小さいお子さんとお年寄りが多いのですが、花粉症の時期には若い方も含めてたくさんの方がいらっしゃいます。耳鼻咽喉科の中でもやや敬遠されがちなめまいや、耳鳴り、ふらつきの患者さんも積極的に受け入れているので、そういった主訴の方も多くいらっしゃいます。梅雨の時期には気圧が変わるせいか、めまいの方が特に多いです。あとは子どもの中耳炎だったり、プールが始まると外耳炎で皮膚がただれてしまった方もいらっしゃいます。

オープンな診療スタイルと聞きました。

澤田達院長 酒井耳鼻咽喉科2

当院のことを「昭和レトロ」と言った方もいますが、まさにそんな感じで、昔ながらの雰囲気でアットホームにやっています。中待ち合いスペースと診療する所をカーテンで仕切っていることもありますが、カーテンの向こうまでこちらの声が聞こえます。実際に私も、目の前の患者さんに話しているけれど、順番待ちしている患者さんにも説明しているようなところがあります。似たような症状の方は多いので、「さっきの聞いてましたか? 耳触らないでくださいね」という調子です。もっとプライバシーに配慮した診療を考えていきたいのですが、このオープンなスタイルのほうが多くの患者さんを診られるメリットもあります。

医師自身が患者だから、患者の不快感を共有できる

診療で心がけていることは何ですか?

澤田達院長 酒井耳鼻咽喉科3

できるだけ早く症状を取ってあげるのはもちろん、今この患者さんが何に困っていて、何をしてほしいのかをくみ取るように心がけています。薬が欲しい方もいれば、話を聞いてほしい方もいます。痛みやつらいのを何とかしてくれたら何でもいいという方も。患者さんによっては経済的なことを言う方もいます。勤務医時代はあまり意識しなかったのですが、ここに来てから、どうしたら患者さんに満足していただけるかを強く考えるようになりました。北摂のほうの先生に聞くと、患者さんに医療的な話をしっかり説明するそうですが、ここは河内の下町ですから。「私に任しとけ!」と言ったほうが喜ばれることもあります。もともと酒井先生もそういうタイプですしね。

注力している分野はありますか?

発熱の外来ですね。新型コロナウイルス感染症流行以降、一般の外来の患者さんと動線を分けるために、最初は当院の2階を発熱の外来に使っていました。しかしそれだと発熱している患者さんに階段を上り下りしてもらう必要がありましたし、スタッフの動きも悪くなってしまったので、今年からは1階の診察室の奥で行っています。もちろん一般外来の患者さんとの動線は重ならないようにしていますのでご安心ください。発熱の外来の患者さんは事前に電話予約してもらい、裏口から入って診察できるようにしています。鼻から行う新型コロナウイルス感染症の検査も、痛みを感じにくいところに綿棒を通すようにして、患者さんの負担軽減に努めています。これは耳鼻咽喉科の医師ならではだと思いますね。発熱の外来以外だと、勤務医時代はがんの治療を専門にしていました。がん治療に関しては早期発見を使命だと感じています。

睡眠時無呼吸症候群にも対応してもらえるのですね。

澤田達院長 酒井耳鼻咽喉科4

実は私自身も睡眠時無呼吸症候群であることが検査で判明しまして。睡眠時に鼻でスムーズに呼吸するのを助けるCPAP(シーパップ)という装置で治療をしながら、患者さんにも勧めています。使ってみて実感したことですが、CPAPって意外と装着が難しいんですね。CPAPを使い始めた頃、装置が不愉快でよく寝ている最中に外していました。今となっては、CPAPをつけると体が眠る合図だと思って眠くなるくらい慣れましたが。当事者だからこそ、患者さんが困っていることが理解しやすいと思います。外れにくいバンドの締め方とか、乾燥しやすい冬は加湿器をつけたほうがよいけれど、結露もしやすいから注意が必要とか。さらにめまいも、花粉症もあります。私自身が患者でもあるので、患者さんの不快感がどこにあるのかよくわかります。その分、親身になって診療できると思います。

院内調剤により、ワンストップで効率化を図る

医師を志したきっかけと、院長に就任した経緯を教えてください。

澤田達院長 酒井耳鼻咽喉科5

私の出身は兵庫県の豊岡で、父親が医師で開業していたので自然と医師を志しました。父はもともと心臓外科の医師でしたが、田舎で開業するにあたり、内科も外科も診るというスタンスのクリニックでした。私も開業しようという気持ちは早くからあったのですが、運悪く実家の目の前が耳鼻咽喉科のクリニックでして。ご縁があって当院に非常勤で診療に来ており、先代の酒井先生から「院長をやってもらうことになったから」と言われて2代目を継ぐことになりました。酒井先生は、大阪府の医師会でも活動されていた方ですから、私にとって鶴の一声でしたね。

日々のリフレッシュ方法は何ですか?

ゴルフが多いですね。友人とコースを回って楽しんでいます。あと野球観戦も好きです。野球は昔から熱烈に好きだったわけではないんですが、たまたま広島で勉強会があったときに、妻と一緒に出かけて見たのがきっかけでした。駅から歩いて行ける距離にスタジアムがあったので、当日券を買って野球観戦したら、やはり生で観ると面白くて。最近は時間が取れなくてなかなか行けないんですけれど、行けたらまた野球観戦に行きたいですね。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

澤田達院長 酒井耳鼻咽喉科6

当院は、地域に根差した耳鼻咽喉科のかかりつけ医として、小さいお子さんの鼻吸いだけでも気軽に受診していただけるクリニックです。診療の際には子どもが動かないようにしますが、ボンボン蹴られながら、蹴られても大丈夫なように体を鍛えています(笑)。医師もスタッフもみんな子ども好きで、アットホームな雰囲気です。旦那さんの睡眠時無呼吸症候群が心配な方も相談に来てください。検査だけでも受けられます。当院は院内調剤です。薬をもらうために薬局に行く手間がないので、お子さん連れの方には便利かと思います。昔ながらの親身で温かみのあるクリニックの良さを残しながら、新しい治療も取り入れて、地域の皆さんの健康維持に貢献していきたいと思います。

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