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神吉 一良 院長の独自取材記事

神吉産婦人科

(大阪市旭区/清水駅)

最終更新日:2023/11/02

神吉一良院長 神吉産婦人科 main

地下鉄今里筋線・清水駅より徒歩3分。住宅街の中にある「神吉産婦人科」は、分娩できる産婦人科として旭区のみならず、鶴見区・城東区・都島区・東淀川区・守口市・門真市など広範囲から患者が訪れるクリニックだ。入院施設もある院内は広く、キビキビと働いているスタッフの様子が印象的である。「とにかく十分な説明をする。そして自分にうそなく丁寧な診療をするということが父の考えです。子どもの頃から父の背中を見て育ったので、当然僕もその姿勢を大事にしながら日々の診療に努めています」と語るのは、神吉(かんき)一良院長。名誉院長である神吉秀一先生の息子であり、大学病院などで多様な経験を積んだ産婦人科のスペシャリストだ。取材の質問に対して誠実に答える一良院長に、同院について詳しい話を聞いた。

(取材日2018年9月3日)

女性の生涯をサポートするクリニックとして地域に貢献

まずは、神吉産婦人科の特徴を教えてください。

神吉一良院長 神吉産婦人科1

当院は1994年に私の父である秀一先生が、女性の生涯のサポートができるクリニックとして開院しました。妊娠出産から思春期、更年期まで幅広く、女性の健康に携わっています。特徴としては、産科で分娩を行っていることでしょうか。最近では分娩を取り扱う産婦人科が少なくなっていることもあり、さまざまな地域の妊婦さんが分娩のために当院を選んでくださっています。現在、無痛分娩は行っておらず、普通分娩と帝王切開のみ対応。緊急の場合は近隣の病院と連携するので、もしものときでも安心・安全なお産をめざせます。婦人科領域では、一般的な診療はもちろん、ワクチン接種やピルの処方、がん検診も行っています。

妊婦健診に多くの方がいらっしゃっていますが、男性の付き添いは多いのですか?

妊婦健診に付き添われる男性はすごく多いです。平日でも結構いらっしゃいますし、土曜になるともっと増えて、半数以上の方がご夫婦でいらっしゃいます。ご希望の方は一緒に診察室に入って、お二人でエコーを見て、説明を聞いていただきます。実際におなかの中で成長する赤ちゃんを体感する女性と違って、男性は肉体的な変化を感じることができません。ですから、一緒にエコーを見たり説明を聞いたりすることで、おなかの中の赤ちゃんの成長を感じ、妊婦である奥さまの体調を気遣うきっかけになるのではないでしょうか。最近はご夫婦お二人暮らしのご家庭も多いと思いますので、出産後に協力して育児をするためにも良いことだと思います。

診察する際、特に心がけていることはありますか?

神吉一良院長 神吉産婦人科2

エコー検査の際、時間をかけて丁寧に行うことを心がけています。当院は医師全員が経験豊富であることに加えて、先進の4Dエコーを導入しているので、院内で精密な検査を実施可能です。さまざまな病気や妊娠中の異常を早期に発見でき、適切な対応につなげられると自負しています。ですから、妊婦さんは安心して出産を迎えることができるでしょう。また、疑問にきちんとお答えすることも大切にしています。小さなことから大きなことまで何でもお答えしているのですが、これは患者さんにしっかりと納得してもらいたいと考えてのことです。もし質問がたくさんあるなら、遠慮せずにメモに書いて持ってきてください。一つ一つにできる限りお答えさせていただきます。私の答えに対して疑問が残ったり納得できなかったりする場合は、満足いくまでお聞きください。決して怒ったり機嫌を損ねたりせず、安心できるまでちゃんとお答えさせていただきます。

初めての妊娠・出産の疑問や不安を解決

初めての妊娠では、つわりなどの体の変化に戸惑う方もいらっしゃるのでは?

神吉一良院長 神吉産婦人科3

そうですね。つわりで食べられない、飲めないことに不安になってしまう方は多くいらっしゃいます。つわりは、妊娠したことで起こるホルモンバランスの変化が原因で起こります。まれに漢方薬が合うという方もいらっしゃいますが、基本的に治療法はありません。ある程度の時期までは食べられるタイミングに食べられるものを食べて、水分を取ってゆっくり過ごす以外の対処方法がないのです。つらくて大変な方もいらっしゃると思いますが、水分が取れていて、赤ちゃんが育っていれば問題はありません。心配してナーバスになりすぎず、いつもよりゆったり過ごす期間なんだと思っていただけたらと思います。

ソフロロジー式分娩法を実施されていますが、どのような分娩法ですか?

ソフロロジー式分娩法とは、お産をポジティブに捉える出産スタイルです。陣痛の痛みや恐怖でパニックになったり、過呼吸になったりしないよう、深くゆったりとした呼吸法を行い、心と体をリラックスさせることを目的としています。「痛みがない分娩法なのですか?」とよく聞かれるのですが、痛みがなくなるわけではないのでご注意ください。出産は命をかけた大変な作業ですが、同時に命を生み出す神秘的な瞬間でもあります。陣痛は赤ちゃんを生み出す大切なエネルギーです。前向きな気持ちで出産に向かっていけるように、出産前の母親教室ではソフロロジー式分娩法の説明や、呼吸法の練習を行っています。

入院中の食事にもこだわっているそうですね。

神吉一良院長 神吉産婦人科4

出産という大きな仕事を終えたら、まずはゆっくり休んでいただきたいと考え、入院中の食事にこだわりました。退院して家に帰れば、出産前とは違う生活が待っています。自分だけの気ままな生活とは違い、赤ちゃんのお世話に明け暮れる方も多いでしょう。そんなお母さんたちを応援する意味でも、入院中の食事は栄養バランスが取れたおいしいものを、楽しみながら召し上がっていただきたいと思いご用意させていただきました。特に出産後はお祝いディナーがありますので、楽しみにしていただけたらうれしいです。また、昼食と夕食はお部屋でのお食事となりますが、朝食は多目的ホールでの会食という形式にしています。これは、同時期に出産したお母さん同士の交流の場になればと考えてのことです。

ライフステージに合わせた、寄り添った対応を大切に

産前・産後ともにたくさんの教室を開催されているとか。

神吉一良院長 神吉産婦人科5

出産前にはマタニティーライフを過ごすサポートをするための母親教室、出産に向けての安産教室、授乳に向けてのおっぱい教室を行っています。出産後には母乳育児をサポートするための母乳相談、産後の体を整えるためのママフィット、ママヨガと赤ちゃんとのコミュニケーションを目的としたベビービクス教室、赤ちゃんの成長発達を促すための育児教室を開催しています。また、妊娠中や出産後の痛みについての相談も受けつけています。妊娠出産にまつわる痛みの中にはどうしようもない痛みもありますが、さらしや骨盤ベルトの使用などで軽減できるものもたくさんあります。仕方がないと諦めないでぜひ相談してください。

産後のサポートも行っているんですね。

近年は、昔のように家族に囲まれて育児をすることが少なくなり、初産のお母さんは悩んだり迷ったりすることが多いのではないかと思います。そんな方々の心配を少しでも軽減するのも、私たち医師の役割でしょう。そこで当院では、産後に疲れてしまいサポートが必要な場合、再度入院できるサービスを提供。入院中は赤ちゃんをお預かりできますので、安心して休養していただけます。無理して体調不良や産後うつになる方は少なくないのです。頼れるところを頼るのは悪いことではないことと、神吉産婦人科では産後も入院できることを覚えていていただけたらと思います。

それでは、最後に読者へのメッセージをお願いします。

神吉一良院長 神吉産婦人科6

妊娠出産は皆それぞれに異なり、同じ人でも毎回違うものです。つまり、わからないことや不安なことがあるのは当然ということ。1人目でも3人目でも関係ありません。せっかく縁があって来てくださったのですから、疑問も不安も何でも話してください。産婦人科の医師として、医療人として、患者さんに安心・納得していただけるように丁寧にお伺いします。また、出産はライフステージの中でも大きな出来事の一つです。その日を最良の形で迎えられるよう、できる限りお手伝いさせていただきます。また、時代によってニーズは変わっていくものでしょう。できる範囲でご要望に沿いながら、患者さんにとって良いクリニックであり続けたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

自由診療費用の目安

自由診療とは

MRワクチン/1万800円、ピル/3240円(初診時は診察と採血があるため6540円)

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