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清原 忠彦 院長の独自取材記事

医療法人 清原皮フ科

(大阪市生野区/桃谷駅)

最終更新日:2019/08/28

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住宅街の一角に溶け込む外観が特徴の「医療法人清原皮フ科」。入口にはスロープや手すりが付けられており、バリアフリーにも対応している。まるで自宅にいるような感覚でくつろげる雰囲気が漂う。取材中もずっと微笑みながら対応してくれた清原忠彦院長。柔らかく、穏やかな雰囲気の先生で、患者からも話しやすいと評判だ。真面目で勉強熱心「日進月歩の医療の世界で、最新の内容に対応していきたい」と語る清原院長。インタビューではこの地で開業したきっかけから、治療方針、さらにはプライベートの過ごし方まで幅広く話をしてもらった。
(取材日2017年6月22日)

早く、美しく、無駄なことをせずに症状の改善をめざす

開業の経緯やこのエリアの特徴についてお聞かせいただけますでしょうか?

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2002年に大阪医科大学を卒業後、さまざまな医院で勤務医として臨床経験を重ねてから、2017年に開院しました。この医院は1996年に開院した父の「細川医院」を引き継ぎスタートしました。私は母の実家を継いでおり姓が違うため、名称も「清原皮フ科」と変更しました。開院にあたっては床、天井、壁を改装しました。父の代からバリアフリーには対応していましたね。私は生まれはこの近くですが、父も勤務医をしていたため、小さい頃は父に付いて転々としていました。この辺りは人情味にあふれた、まさに下町といった雰囲気の地域ですね。次の診察にもきちんと来ていただける方が多いです。午前の時間帯は年配の方や主婦の方が中心で、午後はお子さん連れの方やお勤めの方などもおられます。

どのような症状が多いのでしょうか?またどのような治療を心がけられていますか?

シーズンごとに多い症状というのも異なってきますが、春から夏にかけては毛虫の皮膚炎が多いですね。茶毒蛾(ちゃどくが)などの毛虫の毛などに触れることによってかゆみや発疹などの症状が表れます。直接毛虫に触れていなくても、空気中に漂う毛などに触れるだけでも症状が出ることもありますね。そして、夏になると水虫が多くなります。だいたい1年のうちでは、6月・8月がピークですね。治療で大切なのは、まず正しく診断をして、正しい薬を使うことです。正しく診断していくには、皮膚の状態を見てある程度判断しますが、あらゆる可能性を考えながら、診断をつけていきます。そして診断を確定させるために検査などを行います。最も多い検査は、水虫の検査です。組織の一部を採取しその場ですぐに確認します。そしてどのようなときに薬を塗ると効果的かなど、タイミングなどもしっかりと説明します。

診療方針についてお聞かせください。

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診療に関しては、早く、美しく、無駄なことをしないということを心がけています。このように考えるようになったきっかけは将棋にあります。将棋は手数を短く、美しく、早く勝つことが良いとされているというのを聞いたときに、これはすべてに通ずることだと思いました。そして、この美しいというのは、皮膚科の診療においては、もともとのその人のもっている状態に戻してあげることだと思います。日進月歩の医療の世界ですので、新しい知識などについていけるようにすることも大切にしています。また、患者さんと接する上では、患者さんの意向を大切にしながら、可能な限りお一人お一人に時間をかけて丁寧にということを心がけています。ですが、患者さんが多く来られたときは、待ち時間が発生してしまうことにもなり、そういう部分では常々葛藤はありますね。

患者のために日本皮膚科学会皮膚科専門医を取得

患者さんのモチベーション維持のために、どのような工夫をされていますか?

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モチベーションは、やはり症状が改善しないと上がらないですよね。良くなるためにはしっかりと薬を塗っていただく必要がありますが、それも余裕がないとしっかりと塗ることも難しいと思います。そのため、一時的に強い薬できれいな状態にしてから症状をコントロールすることもあります。また薬の使い方などもしっかりと説明することが大切ですね。私の専門はアレルギーですが、いずれは「脱ステロイド」の治療もめざしていきたいです。また人間の体について、今の医療で解明されているのはほんの一部です。この臓器が悪いとこのような症状が皮膚に出るというはっきりしたものはあまりありませんが、肝臓の悪化と皮膚の黒ずみには因果関係が指摘されています。やはり健康なときは肌艶も良いですので、見た目で判断できるようになるということも大切です。将来的には各患者さんのあらゆる状況に合わせたオーダーメイドの治療もしていきたいと考えています。

なぜ医師を志されたのですか?

医師である父への反発からか、高校3年生までは文系でした。文系だったためエスカレーター式で大学に内部進学できず、浪人して大阪医科大学に入りました。血が苦手だったという理由もありますが、今は皮膚科で良かったと思っています。患者さんの数が多いのに対して、皮膚科の医師は少ないので少しでも人のお役に立ちたいですしね。研修医のうちの約6割は内科に進みますし、近隣の内科の先生からのご紹介もあります。ただ、皮膚科を標榜することはできますが、やはり専門医の資格を持っていたほうが患者さんにとっても安心につながると思い、日本皮膚科学会皮膚科専門医を取得しました。専門医を取得するための勉強が患者さんのためでもあり、自分の財産というか自分磨きにもつながったと思います。父の医院をいずれ引き継ごうと思っていましたが、キャラが全く違うので不安もありました。しかし、引き続き来院されている方もおられ、ありがたく思っています。

今までで印象に残っている、影響を受けたという恩師の方はおられますか?

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病理学部の先生の言われた、医師はもちろん弁護士の方など「人の不幸の部分に関わる職業でご飯を食べる人は、高い道徳力が必要だ」という言葉がずっと心に残っています。とても怖い先生でしたが、質問をするととても良い言葉が返ってくるなど、素敵な先生でした。また、「最後まで諦めずに頑張れ、諦めたら終わりだ」と言ってくれた生物の先生にもお世話になりましたね。また恩師ではありませんが、勤務医時代の経験から働きやすい職場づくりが大切だと身をもって感じました。スタッフも大切な存在ですので、みんながハッピーになれるような職場にしていきたいです。

悩める人へ一筋の光のように手を差し伸べられる存在に

先生のリフレッシュ方法、趣味について教えていただけますか?

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時間があればオンラインで将棋の対局をしていますね。あとはB級グルメを食べに出掛けるのも好きです。今子どもが2歳なのですが、一緒に公園に行って遊んだりすることもストレス発散になっていますね。あと、これは趣味ではないですが空いた時間を活用してブログを書いています。どちらかというとアナログ人間なのですが、勉強の意味も込めてさまざまな内容を発信できればと考えています。何か共感していただけることがあればと思います。

今後の展望についてお聞かせください。

地域のお役に立ちたいと思います。父の後を継いで良かった点の1つは借金がないことですので、そのことによって皆さんに貢献できればと考えています。今後は地域との関わりをより深くするため、訪問診療にも力を入れていきたいとも考えています。訪問診療は、大学在学時からアルバイト先の医院などで経験してきました。ご本人はあまり悩みをおっしゃられないケースが多いですが、ご家族やケアマネジャーの方が気にしてくださり、なかなか症状が改善しないケースなどで呼んでいただくことが多いですね。また、当院のロゴは光をイメージしているのですが、ロゴも父から引き継いだものになります。悩んでいる方の一筋の光となれるよう、手を差し伸べられるような存在でありたいですね。今後も患者さんの需要に応じて、機材の導入なども含めいろいろと対応できるようにもしていきたいです。

読者にメッセージをお願いします。

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皆さん日々お忙しいこととは存じますが、気になる症状があれば我慢せず、ぜひ近くの皮膚科に行ってみてください。これは皮膚科だけに限らず、どの科にもいえることですが我慢せずに病院に行くというのは大切だと思います。何か良い解決法が見つかるかもしれません。ほかにも何か疑問点などがあれば、気軽にお越しいただければと思います。

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