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遠藤 淳 院長の独自取材記事

遠藤クリニック

(大阪市都島区/都島駅)

最終更新日:2019/08/28

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地下鉄谷町線の都島駅1番出口より徒歩3分にある「遠藤クリニック」は、地域のかかりつけ医としてどんな症状にも対応してくれるクリニックだ。「大人から子どもまで、どんな症状でもまず相談できる。そして適切な対応をしてくれる。病気にかかれば治療できる範囲の治療をし、必要に応じて機を逃すことなく専門医との連携を図ってくれる。僕が思うかかりつけ医はそんな存在です」そう話してくれたのは遠藤淳院長。やわらかな口調と優しい笑顔の先生だ。長寿国日本において、健康寿命を延ばすためにも地域のかかりつけ医の存在は重要だ。そんなかかりつけ医の一人として、遠藤先生が持つ思いや覚悟を聞かせてもらった。
(取材日2018年9月11日)

人とともにある医療を提供するために開業を決意

開業を決意したきっかけを教えてください。

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僕は長い間、外科医師として大学病院でがんの手術をしていました。大学病院というのは、さまざまな領域の専門家が集まり、専門的な治療を行う所です。そのため、一人の患者さんの一生を続けて診るということはできません。自分が手術した患者さんが別の病気にかかったり、再発をしても、僕が担当するということはできませんでした。しかし経験を重ねるにつれて、自分が理想とする医療は「人とともにある」ものだと考えるようになりました。その人の人生という長い時に寄り添い、医師と患者ではあるけれども、人と人としてお付き合いをして、その時々に必要な医療を提供する。そのためには、大学病院ではなく「地域の皆さんのかかりつけ医」になるのがいいのではないかと考えたのが開業のきっかけです。

実際に、どのような患者さんが来られているのでしょうか?

当院は「かかりつけ医」ですから、がんなどの悪性疾患から風邪や頭痛、皮膚の相談や腰や膝の痛みなど、日常での痛みや不調を訴えてさまざまな患者さんがいらっしゃいます。特に「こんな症状が多い」ということはないです。疾患、外傷から予防医療に至るまで、あらゆる相談に乗っています。ただ僕は外科の医師ですので、例えば皮膚科や眼科について専門的な知識があるわけではありません。ですから、僕の考えは「なんでも診るけど、なんでも診ない」。自分が責任を持てる範囲については全力を尽くしますし、自分の手に負えないなと思えば速やかに専門の医師に紹介します。病気は何事も早期発見、早期治療が大切だと考えていますので、時機を逸することのないように気をつけています。

診療の際に特に気をつけていることはありますか?

2

先ほど、早期発見・早期治療が大切だとお話ししたとおり、医療には正しい診断が必要だと考えています。それには正確な病状の把握が大切です。その手段として、患者さんのお話を丁寧に聞くことが一つ。医者に行くとなると、多くの方は緊張したり、不安を抱えていらっしゃいます。だから、医師である僕が高圧的にならず、気さくにお話を聞くことが大切だと思いますね。僕は、できることなら患者さんの家族構成や、パーソナリティー、趣味など、日常の何気ないことでも聞いておきたいと思うタイプです。なぜなら、患者さんのそういったお話の中にこそたくさんのヒントが隠れているから。主訴だけで治療をするのではなく、何気ない会話にもその人や病気を知るたくさんの手がかりがあると思っているので、話を聞き逃さないようにしています。

長生きするためにも、かかりつけ医で定期的な検診を

そう思うようになったきっかけはありますか?

3

病気というと「突然なるもの」だと思っている人は多いですが、実は急に病気になることはほとんどありません。自分で「病気かもしれない」と自覚する前から、実は何らかの症状があることがすごく多いんです。ただ、些細な症状だったりするので、日常に紛れて見落としがちなんです。でも、僕はかかりつけ医です。患者さんの人生に医師として関わっているわけですから、病気の早期発見に尽力するのは当然だと考えていますね。命を落とすような怖い病気もありますが、早期の治療さえすれば命の危険には及ばない病気も多いです。長生きして、より良い人生を送るためにも、かかりつけ医を持ち、定期的な検診を受けることをお勧めしたいです。

健康診断は受けたいけれど、内視鏡が苦手という人も少なくないのでは?

当院では経鼻内視鏡を採用していますので、従来のように口から内視鏡を入れる検査に比べたら苦痛は軽減されていると思います。またデジタル内視鏡ですので、バリウムを飲む必要もなく、病変を発見した場合は良性か悪性かを調べることも可能です。ピロリ菌の検査もできます。内視鏡で行う食道・胃・十二指腸の検査は、早期がんの診断には欠かせない検査です。健康診断の際には、ぜひ受けてもらいたいですね。とはいえ、体の中にカメラを入れるわけですから怖いと思う人がいて当たり前です。ですから、「怖くて苦手なんです」と相談してもらえたらいいかなと思います。少しでも不快感が軽減するように、一緒に考えますので。

クリニックの自慢はありますか?

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スタッフです。これはもう絶対に言いたいと思っていました(笑)。別に、僕が特別厳しく面接したとか、教育したとか、そういうわけじゃないんです。でも、当院のスタッフたちは本当にみんな素敵な人ばかりなんです。笑顔を絶やさずにいてくれますし、患者さんにはもちろん、スタッフ同士でも、僕に対しても、みんなが思いやりの気持ちを持って接してくれているのがわかります。僕も人間なので、たまには病気をして他所の病院にかかることもあるんですが、そうするとあらためて「うちのスタッフは本当にいいなあ」と思いますね。病院に来る人は元気いっぱいな人ではありません。そんな人に寄り添える、芯があり、真面目で優しいスタッフたちが、うちのクリニックの何よりの自慢です。

患者に、体そして命を預けてもらえる医師でありたい

先生が考える理想の医師像はどんなものですか?

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僕の専門は外科なので、外科医師像になりますけど、外科の医師というのは、病気を治すためとはいえ人の体を切らなければなりません。そんなの、みんな怖いですよ。ちょっとケガをしただけでも痛いのに、何センチも切ったりするんですよ。「麻酔してるから痛くないよ」と言われても、やっぱり嫌だし「できたら薬でなんとかなりませんか?」って言いたくもなりますよね。外科というのは、多くの人にとって怖いところなんです。だから僕は、医師の中でも外科の医師は特に優しくないといけないと思っています。人の痛みをわからないといけないと思っています。どんなに腕が良くても、心のない医師に体を切られるのはやはり怖い。「この人になら任せられる」と思ってもらえる、体を、命を預けてもらえる医師でなくてはいけないと思いますし、そうなりたいといつも思っています。

今、開業当時を振り返ってみて、大変だったことは何ですか?

都島で働いたことがあったわけでもなく、知り合いがいたわけでもなかったので、開業当時はいろいろと大変でした。一日医院を開けていても患者さんが3人だったこともあります。それまで大学病院で外来をやると、いつもずらっと患者さんが待っていてくれたんですよ。1日に何十人も診ていたのに、それが3人。ショックというか、なんとも言えない気持ちになりました。でも、来てくれた3人はたくさんある病院の中から選んで僕の所に来てくれたわけです。大学病院というブランドも何もない僕を頼ってきてくれた。そう思うとすごくうれしかったですね。そこから少しづつ患者さんが増えて、長く通ってくださるようになって。小さかった子どもたちがパパやママになって子どもを連れて来てくれたりすると、開業して良かったなと思います。

最後に、今後の展望を聞かせてください

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地域の皆さんの「かかりつけ医」として、これまでと変わらず皆さんの人生に寄り添って診療をしていくことが目標です。1996年に開業して以来、多くの方々が私たちと人生をともにしてくださっています。これが、あと10年、20年と増えていけば、もっと多くの方々と時間や思いを共有しながら診療をしていくことができます。1世代、2世代、3世代と長いお付き合いをさせていただけるよう、皆さまの信頼を得られるような医師であり、一人の人間でありたいと思っています。これからも勉強を怠らず、皆さまの相談に応え、適切なアドバイス、治療ができるように頑張っていきたいと思います。体のことで気になることがあったら、どうぞ気軽に来てください。

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