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大腸内視鏡検査で病気を発見
がんや若い世代の潰瘍性大腸炎も

渡辺医院

(四日市市/富田駅)

最終更新日:2026/09/30

渡辺医院 大腸内視鏡検査で病気を発見 がんや若い世代の潰瘍性大腸炎も 渡辺医院 大腸内視鏡検査で病気を発見 がんや若い世代の潰瘍性大腸炎も
  • 保険診療

がんの罹患率は、男女とも50代頃から増え始め、高齢になるに従ってその割合は高くなる。特に女性の場合、見つかるがんとしては乳がんが多いが、死亡につながるがんとしては大腸がんが圧倒的に多いというデータがある。「大腸がんは初期には自覚症状がありません。早期の治療介入で治る見込みがあるだけに、内視鏡検査で早期に発見することが大事です」と「渡辺医院」の渡辺真也院長。内視鏡検査では、がんのほか、若い世代に多い潰瘍性大腸炎やクローン病が見つかることもある。幅広い年代にとってさまざまな病気の発見につながる大腸内視鏡検査。大事な検査とはいえどうしても不安がぬぐえない人もいるだろう。患者の不安を減らすことを心がける同院での検査について、渡辺院長に聞いた。

(取材日2026年9月15日)

働き世代に一度は受けてもらいたい大腸内視鏡検査。若い人でも症状があれば早めの受診を

Q大腸内視鏡検査ではどのような病変が見つかりますか?
A
渡辺医院 検査で思いがけない病気が見つかることも

▲検査で思いがけない病気が見つかることも

当院で一番多く見つかるのは大腸ポリープでしょうか。大腸ポリープはがんに移行する可能性があることがわかっていますので、小さいものであればその場で切除しています。すでにがん化したポリープが見つかることもあります。ほかには、潰瘍性大腸炎や虚血性腸炎、進行した大腸がんも見つかることもあります。また、頻度としては少ないですが、同じく若い世代に多いクローン病が見つかることもあります。

Qどのようなときに検査を受けるべきでしょうか?
A
渡辺医院 気になる症状があれば早めの受診を

▲気になる症状があれば早めの受診を

まずは検診などの便潜血検査で陽性となったときです。たまに「2回のうち1回だけ陽性だった、あと1回検査したい」という方がいらっしゃいますが、仮に3回目が陰性でも安心とはいえません。1回でも陽性であれば内視鏡検査を受けてください。また、下痢と便秘を繰り返す、おなかが張る、出血があるなどの症状があれば検査をお勧めします。出血は、トイレットペーパーに血がつく程度から、便器が真っ赤になる、便がピンクっぽい、あるいは真っ黒などいろいろな状態があります。そういった詳細な情報を教えていただければ、どのあたりから出血している可能性があるか判断できます。そのうえで内視鏡検査の必要性についても話させていただきます。

Q検査時の不安を和らげるための工夫はありますか?
A
渡辺医院 鎮静剤を用いた苦痛の少ない検査が可能

▲鎮静剤を用いた苦痛の少ない検査が可能

大腸内視鏡検査はつらい、痛いといったイメージがあり不安だと思います。そういった不安を少しでも和らげるために希望される方は鎮静剤を使用しています。また検査前にたくさんの下剤を服用し、何回もトイレに行くのも大変だと思います。検査は午後からですので、自宅で午前中いっぱい時間をかけて服用していただければと思います。検査時にはスタッフが優しく背中をさするなどの対応をしていますので、リラックスして受けていただけるのではないでしょうか。検査について心配なことが多いと思いますので、事前説明は丁寧に行うようにしています。またご高齢の方にはご家族も一緒に聞いていただき安全に検査ができるように心がけています。

Q先生は大腸内視鏡検査のご経験が豊富と伺いました。
A
渡辺医院 症状によっては定期的な経過観察も重要に

▲症状によっては定期的な経過観察も重要に

はい。病院勤務時代から胃・大腸の内視鏡検査に携わり、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医を取得しています。大腸の形状は一人ひとり違い、中には手術で腸が癒着してしまったケースや、腸が伸びやすく内視鏡の挿入が難しいケースもあります。大腸の壁は薄いので間違って穴を開けてしまっては大変です。難症例にも対応してきたこれまでの経験を生かし、丁寧な検査を心がけています。ポリープがあった場合、1年後、あるいは3年後ぐらいにまた検査を受けたほうが良い場合がありますので、1回受けて「もう嫌だ」と感じてしまう検査ではなく、不安や痛みを気にせず何回でも受けられる、精神的にも身体的にも負担の少ない検査をめざします。

Q検査を受けるにあたり、患者さんが注意すべきことはありますか?
A
渡辺医院 安心して検査を受けるためのポイントを話す渡辺院長

▲安心して検査を受けるためのポイントを話す渡辺院長

問診の際に、例えば「普段から便秘になりがち」など、状態をお話ししてくださるといいですね。そうすれば、あらかじめ下剤の量を増やしたり、当日、早めに来ていただいて浣腸をして排便を促すこともできます。検査前日の食事については検査食をご用意していますので、あれこれ悩まずに召し上がっていただけます。検査食は2種類用意しています。どれもおいしいですよ。検査後、ポリープを切除した場合は出血するかもしれませんが、万が一何かあれば遠慮せずご連絡を。検査後の夕食は何でもOKですが、アルコールは控えてください。入浴は可能です。また、ポリープを取った場合、激しい運動や腹圧をかけるようなことは控えてください。

ドクターからのメッセージ

渡辺 真也院長

当院で大腸内視鏡検査を希望される方の男女比は半々ですが、どちらかというと女性のほうが検査に対して怖い気持ちを持たれていると感じます。しかし、大腸がんは女性が亡くなるがんの第1位です。早期の治療介入で完治が望めるのに、亡くなる方が多いのは、症状があっても我慢する、検査を受けないということだろうと考えます。怖いのは、検査ではなくて、放置したまま病気が進行し命に関わってしまうことです。検査を受けて何もなければ安心できます。便潜血で要精査となったり、血便、下痢、腹部が張るなどの症状があったら、そのまま放置せず、受診し相談してください。大腸がんで亡くなる方を一人でも減らしたいと考えています。