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新川 成哲 副院長の独自取材記事

あらかわ医院

(尾張旭市/三郷駅)

最終更新日:2019/07/04

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約20年にわたり地域医療に貢献してきた「あらかわ医院」。院内全体は白と木目が基調となっているが、小児科の待合スペースはカラフルなインテリアでまとめられ、明るくかわいらしい印象だ。診療室には子どもたちが描いた絵が多数飾られており、清潔感がありながらも温かみを感じられる。小児科・内科のクリニックとして開業した同院だが、現在は多種多様な診療科が置かれ、在宅医療や通所・訪問リハビリテーション、病児保育などに幅広く対応。小児科を専門とする新川成哲副院長をはじめ、各診療科のスペシャリストが診療に従事している。そんな環境のもとで診療に励み、「どんなときもお子さんのためになりたい」とほほ笑む新川副院長に、小児科診療に対する思いを語ってもらった。
(取材日2017年1月31日/再取材日2019年6月12日)

各分野の専門家が集結するクリニックで小児医療を担う

同院の小児科の診療体制について教えてください。

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臓器や疾患別に専門が分かれるものの、小児科の基本は「子どものことは何でも診る」です。現在小児科には、非常勤を含めて複数人が籍を置いていますが、それぞれ小児神経科やてんかん治療、アレルギー、感染症など、異なる専門分野で研鑽を積んできたスペシャリスト。専門性を生かしながらも、小児医療のオールラウンダーとして診療にあたってくれています。また、診療を支えてくれている看護師もベテランぞろい。子育て経験のある人も多いのでお子さんの応対にもとても慣れていて心強いですね。小児科の場合、お子さんが泣いてしまうこともありますが、しっかりとサポートしてくれています。

予防接種や乳児健診、アレルギー専門の外来診療にも応じられているとか。

予防接種と乳児健診は、外来診療とは別の時間帯に枠を設けていて、ワクチン接種や感染症を専門的に学んできた神谷泰子先生がメインで担当してくださっています。また、完全予約制にはなりますが予防接種スケジュールの相談にも応じていただいています。アレルギー専門の外来については、現在枠を設けているのは金曜日の午前中のみとなります。ですが、私は日本小児科学会小児科専門医かつ日本アレルギー学会アレルギー専門医でもあるので、一般診療でも食物アレルギーやアレルギー性皮膚炎、喘息などの治療や、アレルギーの負荷試験など詳しい検査にも応じています。お気軽にご相談ください。

貴院には複数の診療科が置かれていますが、連携を取る場面も多いのでしょうか?

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少なくありませんよ。呼吸器内科だけでなく、循環器内科や整形外科のドクターに意見をあおいだり、反対に相談を受けたりしています。クリニックでありながらも各専門家に相談しやすい環境が整っているのは、医師としても心強い点です。また、これは小児科ならではかもしれませんが、診療では多くの場合、お子さんだけでなく連れ添うご家族の様子にも気を配ります。例えば、お子さんの診察に連れ添うお母さんも体調が思わしくないようであれば、その場で内科の受診を促せますし「お子さんが風邪をひいているので、お母さんにうつったのかもしれない」など、担当する医師に詳しい情報をすぐに共有できます。親御さんにとっても何度も説明を繰り返す必要がなくなりますから、利点は多いのではないかと思いますね。

子どもの診療を通して生活環境や家族も丸ごと“診る”

診療で心がけていることは何でしょうか?

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お子さんの表情の変化を見逃さないこと。そしてご本人や親御さんがおっしゃる症状とは直接関係ないと思われる部分も含め、全身を見て、聞いて、触るという、診療の基本を欠かさず行うことでしょうか。例えばお子さんが「頭が痛い」と訴えていたら、親御さんにしてみたら「胸やおなかを診る必要はあるの?」と思われるかもしれません。しかし時には、思わぬところに病気の原因が隠れているケースもあります。それに、お子さんが症状を上手に言葉に表せていないなんてことも珍しくありません。だからこそ訴える症状のみにとらわれず、お子さんのご様子を逐一観察しながら、胸の音を聞いたりおなかを触ったりして全体を診ることで、隠れた異変や根本の原因を探る姿勢を常に大事にしています。あとは「木を見て森を見ず」とならないように、お子さんの生活環境にも視野を広げて、包括的に診ることも心がけています。

どうしてそのような配慮をされているのですか?

例えば、日頃保育園に行っているからお薬を飲める回数が限られているなど、ご家庭によってさまざまな事情がありますよね。それをくみ取らず、医療者側として「最善」と考えられる医療をやみくもに押しつけてはいけないと思うんです。もちろん、治療のために行っていただかなければいけないこともあります。コミュニケーションを通じて個々のご家庭にある事情や背景を理解し寄り添いつつも、生活の範囲内で可能なことや、欠かせない部分はしっかりとお願いする。その歩み寄りと適切な判断が重要と考えています。

病児・病後児保育にも取り組まれているそうですね。

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病児・病後児保育は、小児医療の立場から取り組める子育て支援の一つとして着手し始めました。昨今は女性の社会進出が多くありますので、働かれているお母さんのお子さんが病気になられた場合にも、しっかりとバックアップしていきたいと思っています。定員は6人で、時期によって異なりますが毎日4~5人前後のお子さんがいらっしゃっていて、感染の恐れのある病状の場合は隔離したお部屋で見させていただいています。院内に併設されていますので、何かあった時はすぐに小児科の医師が駆けつけられます。医師との距離が近いというのは親御さんとしても、お預かりしているわれわれとしても、安心できるポイントですね。

子どもたちの健やかな成長を見守る

小児科の医師として、現在の子育ての状況をどう捉えていらっしゃいますか?

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核家族や共働きのご家庭が増え、子育てを取り巻く状況は様変わりしましたね。家事やお仕事をしながらの子育ては本当に大変だと思います。病児・病後児保育の取り組みも、そんな状況の助けになればと思ってのことです。ただ、いくら私たちが取り組みを展開し続けてもお子さんを見つめる親御さんの“目”にかなうものはないとも感じています。保育所やクリニックで目にできるお子さんの姿は、その子のほんの一部ですからね。お子さんの様子を目にして「あれ?」と感じる。忙しさの中でも、その感覚を忘れずにいていただきたいですね。小児科の医師として常に意識しているのが、お子さんを第一に考え、お子さんの味方となり、代弁者となること。しかし一方で、子育てにまい進する親御さんの味方でもありたいと思っています。小児科で診るのは、お子さんの病気だけではありません。育児相談にももちろん応じておりますので、気軽にご相談いただければうれしいです。

どんなときに医師としてやりがいを感じますか?

子どもたちの笑顔を目にした瞬間ですね。診療室にあるたくさんの絵は、これまでに私や父に宛ててお子さんが贈ってくださったもので、いただいたら色あせないようにすぐにラミネート加工してもらっているんですよ。小児科の診療では、お子さんが泣いたり痛がったりすることも多く、つらい様子に心が痛むこともしばしばあります。でも診療後に、笑顔でハイタッチしてきてくれたり、次の診療で元気な様子を見せてくれたりすると、私も本当にうれしくて。それだけでも十分なのに、こんなふうに絵を贈ってもらえたときは、医師冥利に尽きる思いです。小児科の医師である父の姿を見て育ち、子どもたちが重い病気に苦しむことなく、健やかに成長してほしいという思いから、父と同じく小児科を専門とすることを決意しましたが、今もなお日々やりがいを感じています。

今後の展望についてお聞かせください。

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当院はこれまで、誰にとっても「ここへ来ればこと足りる」と思っていただけるよう、診療の充実を図ってきました。今後もその思いを変えることなく、常に患者さん第一で考えて行動する姿勢を貫いていきたいです。今後取り組みたいと検討しているのが、保育事業です。小児医療に携わる立場からお子さんの成長を見守れる、包括的なシステムの構築に力を注いでいけたらと考えています。私個人としては、患者さんと人間として関わり合いながら患者さまの困り事にこちらから気づき、手を差し伸べられる医師をめざしたいと思っています。そしてお子さんや親御さんに寄り添う医療を提供できるよう、今後も励んでいきたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/3万8888円~、脳ドック/2万4074円~、婦人科健診/1万4814円~、肺検診/1万8519円、乳腺検診/7407円(問診、マンモグラフィまたは乳腺エコー)、1万2962円(問診、マンモグラフィ、乳腺エコー)、子宮がん検診/5555円~

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