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新川 正治 理事長の独自取材記事

あらかわ医院

(尾張旭市/三郷駅)

最終更新日:2019/08/28

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「家族みんなの健康を支える、身近な存在でありたい」をスローガンに掲げ、1995年の開業より地域医療の充実に力を尽くす「あらかわ医院」。開業時から標榜する小児科・内科をはじめ、現在では呼吸器内科や神経内科、糖尿病内科、循環器内科、消化器内科、整形外科やリハビリテーション科、乳腺外科の診療を行ってる。同院を率いる新川正治理事長は、常に地域に求められる医療を模索し診療体制に反映してきた意欲にあふれるドクターだ。病児保育や在宅医療、通所・訪問リハビリテーションの取り組みや健診部門の開設など、さまざまな状況の患者が安心して受診できるような環境が整えられている。さながら「小さな病院」のような同院のこれまでの歩みを振り返るとともに、地域医療にかける思いを語ってもらった。
(取材日2019年6月14日)

各分野の専門家による包括的な診療

たいへん多くの診療科を置かれているのですね。

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常勤・非常勤合わせて22人ほどの医師が在籍し、内科に関しては一般内科を担当する私をはじめ、呼吸器や循環器、糖尿病、神経、消化器の各医師が、それぞれ専門的な診療にあたっています。専門分野としては細分化されていますが、内科の診療では主幹となる私が全患者を診療し、その人の症状に応じて適宜該当する診療科に振り分けています。いわば、一人の患者さまを私と専門のドクターの複数人体制で診るといったところです。病状によってクリニックが変わり、結局どの先生がメインで診てくれているかわからないような状況ですと、患者さまの負担が大きく、不安ですよね。患者さまのかかりつけ医院として、そんな苦労を少しでもなくしたいという思いから取り組み始めました。当院が大切にしている指針の一つです。

専門的な検査や治療にも応じられているとか。

当院がめざすのは、患者さまにとって「何かあったらすぐに相談できる場所」となること。検査環境の充実や専門的な知見を生かした治療の実施はやはり欠かせないものだと思っています。例えば内科であれば、禁煙治療や胃や大腸の内視鏡検査、物忘れに関する相談と治療に予約制で応じております。また、健診部門の新設にあたって新たにマンモグラフィを導入しました。マンモグラフィや乳腺エコー検査に関しては女性の検査技師が検査を行いますので、女性患者さまにも安心いただけるのではないでしょうか。そのほか、CTやMRIなども完備しておりますので、すべての診療科である程度の詳しい検査ができる体制が整っていると思います。

この地域での開業に至った経緯を教えてください。

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私の生まれは岐阜県の御嵩町なのですが、10代の頃は瀬戸市で生活をしていまして、この周辺にはたいへんなじみがあったのです。大学進学を機に京都へ出てしばらくは縁遠くなっていたのですが、自らクリニックを立ち上げようと考え始めた際に、兄から「尾張旭で開業してみては?」と助言を受けまして。そんなきっかけもあり、この場所で開業するに至りました。今でこそこの周辺は住宅地の様相ですが、開業当初は畑ばかりでしたから雰囲気はがらりと変わりましたね。地域とともに当院もこれまで成長し続けてこられたのだなと感じます。開業してしばらくは私一人で小児科と内科の診療をしていましたが、今ではこのような大所帯になりましたから。

すべては患者のために。常に前進し、医療体制を刷新

約10年前にクリニックを移転されたそうですね。

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そうなんです。診療環境を一新するにあたって、なるべく自然の緑を患者さまとスタッフが目にできる造りにしたいと、設計には特にこだわりました。移転のタイミングで整形外科やリハビリテーション科を標榜するようになったのですが、診察やリハビリテーション、薬の受け取りなどに際して、ただ医療を受ける場としてだけでなく、安らぎや心地良さを感じていただける場にしたいと思ったのです。結果として中庭を囲う形で小児科、内科、整形外科の診療室が1フロアに集約されました。そしたら、リハビリテーションに取り組まれているお年寄りが、小児科の子どもとすれ違う機会などが自然と増えたんです。不思議なもので、子どもたちの明るい姿を見てお年寄りの方々が元気をもらったり、子どもたちがリハビリテーションの様子を見て何かを感じたりする。直接的なコミュニケーションがなくても、互いに良い刺激を与え合える環境ができたのではないかと思います。

健診部門を新設した背景について教えてせください。

以前から健康診断や人間ドックを行っていたのですが、外来診療と並行していましたからどうしても効率が良くなく、指導なども十分とはいいがたい状況だったんです。それではいけないと、新たに部門を開設した次第です。おかげで非常に効率的になりました。また、健診環境を整えるにあたって、乳がん検診や子宮がん検診などの女性向けの検診項目の充実を図りました。お子さまの受診に連れ添うお母さんたちは、扶養や対象年齢の問題で市の検診を受けられなかったり、忙しくて受診する機会がないという方も少なくありません。ただ、そのような方の中にも、潜在的に病気を抱えられている方もいらっしゃるかもしれない、そんなお母さんたちを助けたいという思いから取り組み始めました。お母さんを守ることは、子どもたちを守ることにつながる。小児科の医師としても、そのように考えています。

通所・訪問リハビリテーションや在宅医療の取り組みも特徴的かと思います。

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高齢者が増える中、年齢を重ねても健やかな生活を送れて、ご自宅であっても医療を受けられる体制が必要になると考えました。リハビリテーションについては、医療保険でのリハビリテーションに加え、通所リハビリテーションや理学療法士がご自宅に伺う訪問リハビリテーションにも応じています。訪問リハビリの場合、運動やマッサージに加え日常動作での不具合をサポートするようなトレーニングも実施。また通所リハビリの利用者さんは、全員送迎させていただいているのも当院の特色ですね。在宅医療に関しては、開業当時から微力ながら取り組んでまいりました。「通える間は診て、通えなくなったら診れない」というのは、やはりおかしいと思いますからね。さらなる充実を図るべく、今年の4月には新たに在宅医療専任のチームを立ち上げました。患者さまだけでなく家族との関わり合いも大きくなりますので、ご家族へのサポートも重視しております。

人と人とが深く結びつき、地域とともに歩んでいく

さまざまな年齢層・状況の患者さまと向き合う上で心がけていることは何ですか?

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診療では患者さんのあらゆる情報を手に入れるように気を配っています。ご高齢の患者さまであれば、誰と一緒に生活しているのか、独居なのか、日々のお食事を作っているのは誰なのか、お子さんはどんな仕事をしているのかなど、詳しく聞いていきます。ご家庭の情報をきちんと把握しておけば、何かあった時にご家族のどなたに連絡するべきかを判断しやすいですし、日々の生活を踏まえた診療にもつなげやすいんですよ。時にはご家庭での悩み事を相談したいがために受診される患者さまもいらっしゃいますよ。お薬を用いた治療とは違いますが、医療を通して患者さまの生活に寄り添う上で、お悩みにじっくり耳を傾けるのも大事な姿勢だと思って心がけています。

改めて、地域医療を担っていく上で大切なのはどんなこととお考えですか?

やはりこの地域で生活する人たちとのつながりではないでしょうか。単に医療者側が良いと考える医療を提供するだけで十分というわけではないと、私は考えています。日常的にご近所の方と言葉を交わしたり、時には地域の集まりに顔を出したりして、皆さんと言葉を交わしていくことで、求められる医療がはっきり見えてくるものです。在宅医療の取り組みも、高齢化にあたって多くなった声に後押しされて現在のような体制にたどり着きました。皆さんとのつながりがあり、大切にしてきたからこそ、長くこの地で医療に励んでこられた。そのように感じています。

今後の展望をお聞かせください。

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これまでも、多くの方の声に耳を傾け、できる限り一つずつ応えてきました。これからもその姿勢を崩すことなく、小児科、内科、整形外科それぞれでこれまでに積み上げてきたものをしっかりと存続させながら、新しく必要な要素があれば、優先順位を考えながら取り入れ、進化していきたいです。また私個人としては、患者さまと人間として関わり合いながら、患者さまの困っていることにこちらから気づき、手を差し伸べられる医師をめざしたいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/3万8888円~、脳ドック/2万4074円~、婦人科健診/1万4814円~、肺検診/1万8519円、乳腺検診/7407円(問診、マンモグラフィまたは乳腺エコー)、1万2962円(問診、マンモグラフィ、乳腺エコー)、子宮がん検診/5555円~

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