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広川 清二 院長の独自取材記事

広川レディスクリニック

(大府市/共和駅)

最終更新日:2020/04/01

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JR東海道本線の共和駅から歩いて約12分の場所に立つ「広川レディスクリニック」は、1994年開業の産婦人科クリニックだ。院長の広川清二先生は、豊橋市民病院や東海市民病院などで研鑽を積んだベテラン医師。「私が勤務医だった頃の産婦人科は、寝る時間もないくらいの激務でしたが、そこで培った経験は、私の宝です。今後も患者さんに寄り添った医療をしていきたいです。」と話す。妻のサポートも得ながら開業以来25年間地域医療に貢献してきた。今では、同じく産婦人科の医師である広川院長の長女も加わり、ファミリーで患者を温かく迎えている。物腰やわらかで落ち着いた雰囲気を持つ広川院長。どんな想いで開業し、地域医療に力を注いでいるのかを聞いた。
(取材日2019年10月23日)

寝る時間も削って働いた勤務医時代の経験を地域に還元

先生は開業する前にどのような経験を積まれたのですか?

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名古屋大学病院勤務を経て豊橋市民病院に8年間勤務した後、名古屋大学に戻って博士号の学位を取得し、東海市民病院の初代部長として10年間、勤務しました。中でも豊橋市民病院での8年間は、私の宝です。豊橋市民病院は大きな病院で、三河地域の核となる病院なので、さまざまな症例を経験することができました。私が在籍していた当時、医師は3人。当直室もなかったので、1日に6回、自宅と病院を往復するほどの忙しさだったんですよ。三河地区には他に大きな病院がほとんどなかったので、あらゆる症例を一手に引き受けているような状態だったんですね。私ほどさまざまな経験をした産婦人科の医師はいないかもしれませんね。

貴重な経験の中には難症例もあったと思います。どんな病気を診られたのですか?

開業医では診ることのない卵巣がんや子宮がんなどですね。子宮外妊娠の場合でも、出血などの症状が出てから診断に至ることが多いと思いますが、私はこれまでの経験から症状が出る前に見つけることができるよう努めています。探偵みたいなものですね(笑)。話を聞いていると、ピンと来るんです。早期に見つけて早期に対処をすることが大切ですからね。経験に基づいた安心、安全を追求した医療は、私の大きな自信になっています。子宮頸がんなどは、今でこそ、市区町村からクーポンが配布され、検診が推奨されるようになりましたが、私が勤務医の頃は若い女性ががんと診断されることも多くありました。若い女性が産婦人科に来ることは少ないので、1年に1度はがん検診を受けるべきだと提唱し続けてきました。いろいろなケースを見てきた経験が、がん検診の重要性を訴え続ける原動力になったのだと思います。

この場所に開業したのはどうしてですか?

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私が東海市民病院に勤務していた頃は、大府市に産婦人科が足りておらず、大府市の方もたくさん来ていました。大府市に産婦人科のクリニックをつくってほしいという患者さんや地域の要望もあり、大府市に開業することを決めました。

母子の立場に立って出産のサポートを

どんな想いで開業されたのですか?

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お母さんと赤ちゃんの立場に立って出産のお手伝いをしたいという想いです。大きな病院では、先ほどお話ししたように医師も看護師も手が足りない状況でしたから、患者さん一人ひとりに寄り添った医療を提供するのは難しい状態でした。女性である妻の意見も取り入れながら、「もし自分が患者さんだったら」ということを一番に、家族も立ち会って出産ができる明るくて居心地の良いクリニックをつくりたいと考えました。病院の設計や内装、サービス面などは、ほとんど妻が担っています。私も妻も、患者さんが安心して出産をして、産後も輝いていられるようにと願っているので、スタッフにも共通認識としてその想いを伝えていますし、スタッフも女性が多いので、出産後も働ける職場づくりを徹底しています。現在、政府は働き方改革を推奨していますが、当院では20年以上前から時短勤務を取り入れて、スタッフの子育てを応援しています。

理想のクリニックづくりには、奥さまの協力も大きいのですね。

開業にあたり、妻は1年間勉強して、マタニティーヨガとマタニティービクスインストラクターの資格も取得しました。女性の立場に立つという意味では、私よりも妻のほうが強いかもしれませんね。お産についての知識を得たことや看護師や助産師をめざす人たちと一緒に勉強したことで、働く女性への理解も深まったといいます。妻は、細かい部分まで目の行き届く女性で、託児室で使うマットから防災用のスリングや病室のごみ箱の飾りに至るまで何でも手作りしてしまうんですよ。妻が医療以外のことに協力してくれているおかげで、私は医療に専念できています。母乳指導や産後うつへのケア、こだわりの料理やお祝い膳など、自信を持って楽しんで子育てに取り組めるようなものは何でも取り入れています。 

社会貢献もたくさんされていると聞きました。

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女性が幸せでなければならないという視点に立ち、妻が主体になって行政に働きかけ、さまざまな取り組みをしています。半民半官の施設にはなりますが、妻がDVシェルターの代表を務めています。赤ちゃんを育てられなくて里親に出す場合であっても、妊婦もこれから育てる里親も当院に入院していただいて、育児サポートを行う取り組みもしています。また、大府市の一時保育のシステムづくりにも参加しました。女性が産後に仕事を見つける間、保育園に預かってもらうシステムですね。当院で生まれて成長したお子さんたちに喜んでいただくために、3世代運動会やクリスマスコンサートなども開き、1000人くらいのご家族に参加していただきました。同じ地域住民として、出産後も子育てを応援していきたいと思っています。

クリニックで生まれた幸せの種が地域へ広がるように

どんなお産をめざしていらっしゃるのですか?

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できるだけ自然に近い、患者さんに寄り添ったお産です。自然なお産ができるようスタッフが親身になってバックアップしています。マタニティーヨガの呼吸法を練習してもらうのもその一つですね。お母さんも赤ちゃんも無事でなければならないということは大前提ですから、自然なお産が難しい場合でも帝王切開の準備をして、ギリギリで判断を待つこともあります。不思議なことに、私たちが準備をして落ち着いた姿勢を見せていたら、前日になって逆子が元に戻って自然分娩となった例もあります。

娘さんも医師として一緒に働いていらっしゃいますね。

私が取り上げた娘が、今では立派に医師として病院に貢献してくれています(笑)。娘のつながりから他に3名の女性医師が当院で働いているので、患者さんからも喜ばれています。3名ともに2児の出産を経験した母親なので、同じ視線で患者さんに寄り添った診療ができているようです。名古屋大学産婦人科教室で不妊治療の研究をしていた先生もいるので、不妊に関する相談も受けています。

読者へのメッセージや今後の展望をお願いします。

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お母さんとお子さんが幸せになることが私たちの一番の願いです。若い女性にもっと自分の体のことを考えてほしいので、性教育教室やブライダルチェックなどを行って、クリニックへ足を運びやすい体制も整えていますので、ぜひ気軽に来院してください。プレママや産後の親子向けのヨガ教室も患者さん同士が仲良くなるきっかけになっているようです。入院中も退院後も親子で良いお付き合いができるよう病院もしっかりバックアップします。今後も、出産や医療だけでなく、生まれた赤ちゃんがすくすくと成長できるようなお手伝いをしていきたいですね。私たちの働きかけで大府市が子育てにより良い町になればと思います。病院で生まれた幸せの種が地域へ、そして日本中に広がるような医療を続けていきたいです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

ブライダルチェック/2万2000円(税込み価格)

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