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杉浦 潤 副院長の独自取材記事

SSC杉浦医院

(碧南市/碧南駅)

最終更新日:2019/12/20

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「SSC杉浦医院」は名鉄三河線・碧南駅から徒歩5分。落ち着いたグリーンの外壁が周囲の静かな住宅街に溶け込んでいる。1946年の開業と歴史が古く、待合室には、開業当時の医療器具戸棚が展示してある。現在は2代目にあたる杉浦晴彦院長と、3代目の杉浦潤副院長が2人体制で診察。風邪から生活習慣病、慢性・悪性疾患まで、どんなことでも相談でき、必要に応じて大きな医療機関に紹介する一次医療機関としての役割も担っており、家族全員の健康を守るホームドクターとして親しまれている。勤務医時代に内視鏡検査の技術を磨き、同院でも内視鏡検査やピロリ菌検査に力を入れている副院長に、医院の歴史や診療のコンセプト、地域の開業医としての役割について話を聞いた。
(取材日2019年11月22日)

幅広い視点で系統立てた診断を

先生が医師を志した理由は何だったのでしょう。

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祖父、父、母方の祖父、母方のおじが医師で、自分も自然に医療の道を志すようになりました。また、この地域には医療機関が少なく、地域の役に立ちたいという思いもありました。祖父は私が物心ついた頃にはすでに引退していたので現役時代を知らないのですが、父は家では厳格なのに患者さんには優しい医師で、多くの患者さんと信頼関係を築いており、尊敬しています。医師という仕事の魅力は、患者さんの人生を土台から支えられること。何をするにも体調が基本ですよね。体調が良ければいろいろなことに積極的に挑戦できます。そして、そこから充実感や喜びが生まれる。快適な毎日の基礎となる健康を守る仕事ができることを誇りに思っています。

こちらの医院の歴史を教えてください。

当院の開業は古く、1946年です。名古屋大学の第一内科で助教授をしていた祖父が、大浜港沿いの碧南市浜家(現・浜寺町)で始めました。1959年の伊勢湾台風で浸水被害を受け、医療器具などが使えなくなるなどしましたが、碧南市中町の旧碧南郵便局跡に移転。何とか診療を続けることができました。その後、敷地が狭く駐車場がないことなどから、音羽町へ。私が5歳の時に現在の建物で診療を開始しました。祖父の代から一般内科で、高齢者をはじめ全年齢層の患者さんを対象に、風邪から生活習慣病まで幅広く診られる地域のかかりつけ医としての役割を担えるよう、頑張ってまいりました。

診療のコンセプトはどんなことですか?

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当院の正式名称は「SSC杉浦医院」です。SSCとは「杉浦システムクリニック」の略称となっています。システムクリニックというのは、系統立てて診察していくという意味。こうではないかと見当をつけて診察するのではなく、始めに患者さんの訴えがあって、問診して、どんな検査が必要か多角的に判断し、検査して、と、順序を大切に広い視野で丁寧に診断していくことを重視しています。患者さんのお話にじっくり耳を傾け、予断なく「ここは大丈夫、ここも大丈夫」という感じで、病気の可能性を順番につぶしていき、最終的な判断をしていくのです。自分の専門分野だけでなくさまざまな視点から全体を見て、正しい診察をしていくことを最も大切にしています。

家族全員の健康と幸せを守るホームドクターとして

副院長は碧南市民病院で医長を務めた経験をお持ちだそうですね。

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当院に入る前に、10年間勤務医を経験しました。勤務医時代は、消化器疾患を中心に、脳梗塞や肺炎など幅広い疾病の患者さんを診察し、経験の幅を広げることができました。もちろん、専門の消化器内科については、軽い症状からがんなどの重い疾病まで診療し、胃カメラや大腸カメラなどの内視鏡検査も毎日のように行って技術を磨きました。消化器内科全般の経験に加え、消化器の各分野のスペシャリストである上司たちから専門的なノウハウを教えてもらえたことも現在の診療に生かされていると思います。毎日さまざまな患者さんと接する中で、医学の知識と経験を深めることの大切さを学べた貴重なこの時期は、私にとってかけがえのない財産になっています。

地域のクリニックの医師としてめざしていることは何でしょう。

この医院に入って1年ほどたって感じたのが、地域のクリニックは、まさに家族全員の健康を守る「ホームドクター」なんだなということ。父もそうですし、私もそうなっていきたいと思っております。勤務医時代は、個々の患者さんの急性期に対応し、改善させることが使命でしたが、地域のクリニックでは、患者さんの生活環境まで把握して健康全般を支えていくことが大切だと実感しています。どんな症状でも相談に乗り、必要な場合は大きな病院に紹介して、適した治療を提供できる一次医療機関でありたい。そして、ご家族全員が健康で、長く、幸せな毎日を送れるようにお手伝いできるホームドクターになることが今の目標です。

患者さんに対して配慮していることはどんなことですか?

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こちらから症状や困っていることを聞き出すのではなく、患者さんからどんどんお話ししていただくことです。診察室を出る時に、「もう話したいことはすべて伝えた」と満足していただきたい。患者さんとの間の距離を縮めるために、最初に顔を合わせる時はマスクを外すようにしています。また、診察室に入っていらした時に私がパソコンの画面を見ていたりすると、とっつきにくい印象を与えてしまうので、まず患者さんと視線を合わせ、笑顔を見せるように心がけています。お話する最中にも、治療には関係のない軽いソフトな話題なども盛り込んでコミュニケーションを円滑にし、気になっていることを自然に話していただけるような雰囲気づくりを心がけています。

苦痛に配慮した内視鏡検査で、早期発見・早期治療を

副院長に着任されてから内視鏡検査を始められましたね。

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私が当院に参加することで、より患者さんのためになれるようなことは何かと考え、消化器内科を選び内視鏡検査ができる設備を整えました。新型の機器を備え、苦痛の少ない検査に努めています。内視鏡検査は、鎮静剤や麻酔を使って眠っている間に検査をする医療機関が多いですが、鎮静剤を用いなくても、苦痛が少なく検査できる技術を勤務医時代に磨いてきたと自負しています。できるだけ、患者さんが安心して検査を受けられるよう心がけております。もちろん当院でも患者さんのご希望に応じて鎮静剤を使うこともできますが、薬を使うことは体に負担をかけることにつながるので、できるだけ避けたいと私は考えています。当院では消化器内視鏡についての専門知識を持つ看護師が常勤しており、内視鏡検査には必ずつくようにしてますので、より安全に、患者さんにはより安心して検査を受けていただけると思います。

ピロリ菌の検査・治療についても力を注いでおられるとか。

ピロリ菌は細菌の一種で、日本人の多くが感染していると言われています。じわじわと胃壁を攻撃し、慢性的な胃炎を引き起こすやっかいな存在です。胃がんの発生と密接な関係を持っており、ピロリ菌の除去治療が進めば、胃がんの患者さんを極力減らせるといわれています。ピロリ菌の存在が発覚した場合は一度、除菌治療をお勧めしております。また、一度除菌すればよほどのことがない限り再感染しません。お母さんからお子さんに経口感染することが多いので、出産する前に除菌することでお子さんの健康を守ることにつなげていきましょう。慢性胃炎の症状があったらぜひ検査を受けてください。

今後の展望を教えてください。

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祖父と父が築いてきた地域の皆さんとの信頼の絆を、私も大切に受け継ぎ、深めていきたいと考えています。なんでも相談できる、身近な存在でありたいですね。また、私は今も碧南市民病院に非常勤医師として勤務しているので、造影剤を使ったCT検査が必要になった場合も、私がそちらで検査を行うことができます。在宅医療についても、市民病院と連携して行っており、病院で顔を合わせた患者さんのお宅に伺うこともできます。医療は生活の傍らに常にあるものです。気になることがあったら、気軽に立ち寄ってほしいし、なんでも相談してください。そしていつまでも健康な毎日を送っていただければうれしいです。

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