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早川 宗規 院長の独自取材記事

はやかわ・すずきクリニック

(春日井市/勝川駅)

最終更新日:2019/12/19

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外科、消化器内科、神経内科に耳鼻咽喉科、睡眠時無呼吸症候群……さまざまな疾患に幅広く対応し、地域住民の健康を全面的にサポートしてくれる「はやかわ・すずきクリニック」。勝川駅から車で10分ほどの閑静な住宅地にあり、35年以上の歴史を持つ。2010年に改築して標榜科と診察室を増やし、3人の医師が在籍するクリニックとして新たなスタートを切った。医師それぞれの専門性を軸にした連携力が強みである。「長く安心して通えるクリニックでありたい」と穏やかにほほ笑む早川宗規院長。季節感あふれるタペストリーや小物が飾られた明るくアットホームな院内で、クリニックの特色を中心にさまざまな話を聞いた。
(取材日2016年10月20日)

3人の医師で外科に内科、耳鼻咽喉科など幅広く対応

まず開院の経緯を教えてください。

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ここはもともと妻の父、つまり義父の鈴木辰生が鈴木医院という名で1978年に開院しました。勤務医だった私が30代後半になり、そろそろ独立したいと考えていたとき義父が「一緒にやらないか」と言ってくれ、妻も医師なので一緒にということで3人のクリニックとして2010年に新たに開院しました。建物を改築して診察室を3室に増やし、それぞれ専門の診察にあたっています。義父は現在76歳になりますがまだまだ元気ですし患者さんからも人気です。医院名は、長く通ってくださっている患者さんから「昔からある『鈴木』の名前を残してほしい」と言われ、「はやかわ・すずきクリニック」に決めました。この地は、私の実家とも近く、名古屋からのアクセスも便利で良い場所だと思います。

3人の先生のうちのお一人、まずお義父さまの鈴木辰生先生について教えてください。

外科、消化器内科、肛門科が専門で、多くの患者さんに長年慕われてきた、物静かで穏やかな人ですね。傷の縫合や手当など外科的な処置も早くて丁寧です。一緒のクリニックで働くことになっても、私のやり方を尊重してくれています。患者さんに望まれれば往診もしていますよ。義父は当院の隣に住んでいて、時間外でも患者さんが電話をかけてくると転送されてつながるので、いつでも診てくれるということで皆さんから非常に頼りにされています。ゴルフが好きで、私も月1~2回ほど一緒に行っています。

奥さまの早川恵理先生は内科、神経内科、小児科がご専門ですね。

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はい。乳がん検診もしていますので女性の患者さんも多いです。神経内科には認知症や脳梗塞の術後の方、頭痛や目まいがする方のほか、中には心療内科的な症状で来られる女性もあります。女医なので体だけでなく心の悩みも話しやすいのではないでしょうか。妻はハキハキした明るい性格で、特にお子さんやお年寄りの方にはやさしいですね。診察ではじっくり話を聞くため1人の患者さんと30分話していることもありますね。今は3人の子育てで大変ですが、よくやってくれていて感謝しています。病気やクリニックのことで困ったときなどは妻に相談できるので、その点も助かっていますね。

専門性を軸に各科が連携。睡眠時無呼吸症候群の治療も

早川院長は耳鼻咽喉科がご専門ですね。子どもの患者も多そうです。

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小さいお子さんは、鼻水や風邪、中耳炎や外耳炎、それから耳垢を取ってほしいという方がたくさん来られます。耳垢掃除で外耳炎が見つかることもあり、掃除だけでもぜひ来ていただきたいですね。最初は泣いたりするお子さんもいるのですが、鼻から入れるファイバーはお子さん用の細いものもあって痛みもほとんどないし、診察後に小さなお菓子やシールを差し上げるので、みんなだんだん慣れてくれます。私も看護師もお子さんに対しては「これから鼻水を取るよ」「耳を触るよ」となるべく声をかけながら診察しています。ネブライザー(吸入器)はハチミツ、バニラ、ストロベリーなど6種類から香りが選べるんですよ。またアレルギーに関しては、スギとハウスダストの舌下免疫療法も行っています。

院長は睡眠時無呼吸症候群も専門に診てくださるのですね。

大学病院にいた頃、教授がその研究をされていて私も勉強をしてきました。患者さんのニーズは高く、春日井市内はもちろん名古屋市、小牧市から来られる方もあります。男性で肥満の方が比較的多いのですが、痩せている人や女性にも見られます。自覚症状としてはいびきや日中の眠気などです。当院の2階に個室が2室あり、1泊して検査ができます。検査は1週間のうち月・金曜と決まっていて、男女別に2人ずつ行います。検査技師に来てもらい、機器を装着して眠り、脳波や睡眠の質、1時間当たりの無呼吸の数を検査して解析、それに沿って治療を進めます。症状が軽度であればマウスピースを使用した治療になり、市民病院などに紹介します。重症な方は鼻にマスクをつけて空気を送り込み気道を広げるCPAP(シーパップ)という治療を毎日自宅で行い、月1回当院に通院していただきます。肥満の方は減量することで改善につながる場合もあります。

こちらには複数の診療科があるので、お互いに連携できるのでは。

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そうですね。当院では、耳鼻咽喉科の患者さんでも、内科的な疾患がありそうだと感じたら内科へ、また内科で診ていて、耳鳴りなどの症状がある場合は耳鼻科咽喉科へと即座に連携して診ることができます。これまでも、あまりに咳が治まらないとか熱が続いたりなどの症状があって肺炎が疑われたお子さんを内科でも診察するということがありました。患者さんやそのご家族から、心配だから内科でも耳鼻咽喉科でも診てほしいという要望も多く、その場合でもすぐに専門の医師が診察できますし、患者さんにとってもワンストップで済むという利点はあると思います。

家族そろって通える、地元密着型のクリニックに

いろいろな症状の患者が多く、スタッフの方も大変そうです。

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ミーティングは月1~2回で、普段は、事務長、看護師の主任がそれぞれスタッフをまとめてくれていますので助かっています。看護師は一応、科ごとに担当を決めていますが、看護師から「どの科も対応できるようにしたい」と要望があり、外科、内科、耳鼻咽喉科、それから処置室、点滴、リハビリテーションも含め、順番に回る体制にしています。オールマイティーに勉強したいという向上心のあるスタッフたちです。鈴木医院の開業以来35年以上勤めてくれているベテランもいて、当然私より地域のことや昔からの患者さんのことをよく知っているので心から信頼していますね。

院長が医師をめざされた理由は何でしょうか?

開業医になりたいと思っていたんです。それで、早く開業しやすいということで耳鼻咽喉科を専門にしたわけです。私の父が自宅の近くで内科の開業医をしており、今も現役なのですが、子どもの頃からその父の姿を見て「こんなお医者さんになりたい」と思っていました。兄もそうだったようで今は内科の医師をしています。高校3年生のとき、大学に合格してから時間があったので、父の医院でカルテを運んだり処方箋を出したりなど仕事を手伝ったことがあります。そのときの、父が笑顔で患者さんに対応していた姿をよく覚えています。患者さんを呼ぶときの声や、血圧を測るときの手の添え方が優しく、聴診器はそっと温めてから患者さんの体に当てるなど、父のしぐさが印象的で、「こういう医院をつくりたいな」と思いました。

では現在、クリニックづくりで心がけているのはどんなことでしょうか。

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3人で開業するとき、アットホームな、温かい診療所にしていこうと話をしました。スタッフともども、どなたにも優しく対応するよう、また患者さんの話にしっかり耳を傾けるよう心がけ、点滴中でも「何か変わったことはないですか?」など、何かしら声をかけるようにしています。私は自宅が当院の2階で、子ども3人の保育園、小学校もこの近くなので、地域の皆さんとは自然に仲良くさせていただいていると思います。妻は患者さんと子どもの話もしているようです。おじいちゃん、おばあちゃんからお孫さんまで3代にわたって通ってくださるご家族も多く、これからも安心してずっと長く来ていただけるクリニックでありたいですね。患者さんに少しでも笑顔になって帰っていただけたら、と思っています。

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