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齋藤 祐一郎 院長の独自取材記事

内科・消化器科 ゆうクリニック

(岡崎市/六名駅)

最終更新日:2019/11/11

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もともと岡崎出身だった齋藤祐一郎院長が、市立岡崎病院(現・岡崎市民病院)などの消化器内科で研鑽を積んだ後、1997年に開業した「内科・消化器科ゆうクリニック」。開業後は総合的に診療を行う内科医師として、消化器から生活習慣病などさまざまな疾患を含め幅広く診療を行っているという。設備面では病院に導入されているような検査機器を有し、がんの早期発見に努める傍ら、問題があれば周辺地域の基幹病院と連携して患者を紹介するなど、かかりつけ医としての機能を果たす。患者にはできるだけ丁寧な説明を心がけているという齋藤院長に、日ごろの診療について話を聞いた。
(取材日2018年11月13日)

先進の医療機器を整え開業

開業するまでのご経歴を教えてください。

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1983年に名古屋大学医学部を卒業後、救急医療に興味があったため研修は、当時西三河で救命救急センターを設置していた市立岡崎病院(現・岡崎市民病院)で行いました。それから名古屋大学へ戻って臨床と研究に携わり、博士号、日本内科学会総合内科専門医、日本消化器病学会消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医の資格を取得しました。その後、1992年に再度、岡崎市民病院消化器内科に赴任し、1997年に開業するまで胃がん、大腸がんなどの消化器系がん。吐血、下血、胆道感染症などの消化器系緊急疾患。肝炎、肝硬変などの肝臓疾患。潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患などさまざまな消化器系疾患の診断と治療に従事しました。消化器内科の道に進んだのは、先輩で熱心に誘ってくださる先生がおられたことと、内科のうちでも幅広い疾患に携われることに魅力を感じたことが理由です。

開業のきっかけや、勤務医時代との違いなどについて教えてください。

ずっと消化器内科の診療をしてきましたが、消化器内科の医師である前に、総合内科専門医として患者さん個人を総合的に、かつきめ細かく診ていきたいという気持ちが強く、開業に踏み切りました。開業後は、風邪、インフルエンザ、膀胱炎などの感染症、糖尿病、高血圧症、高コレステロール血症などの生活習慣病、加えて甲状腺疾患、慢性腎臓病、認知症などの診療に当たらせていただいております。より高度な診療が必要と判断した場合には、すみやかに連携する基幹病院に紹介するよう心がけています。

先生の診療スタンスを教えてください。

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地域のクリニックとして、幅広い疾患に対応できるよう診療をしています。循環器系や呼吸器系、内分泌の疾患にも対応が可能です。若い方からご高齢の方まで、さまざまな病状や訴えを持って来院されます。そうした方々に、きちんとした正しい診療をすることができるよう、さまざまな角度から病状を確認するようにしています。不定愁訴の患者さんにも、潜在的な病気のリスクがないかを診ています。また、日常生活の中で起こる疾患にも幅広く対応しております。例えば睡眠時無呼吸症候群の治療。また、呼吸器系の疾患を持つ患者さんが、家でも酸素を吸入しながら生活できる治療も行っております。健康上、何か不安なことがあるときに、真っ先に来院していただけるようなクリニックをめざしています。

充実の設備で、幅広い治療に対応

こちらには病院のような設備が整っているようですね。

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主に、肝臓、膵臓、胆のうなどを観察している超音波装置も性能にこだわり低流速域の血流も観察できる機器を採用しています。胃透視や注腸造影検査、胸部単純写真を撮影するレントゲンも2年ほど前に先進の機器を導入しました。胃や大腸を観察する内視鏡装置は、レーザー光線を光源としており、大腸内視鏡には拡大観察、特殊光観察で病変の細かな所見の診断できるものを用いています。質の高い治療や検査をし続けるために、より高性能、先進の医療機器を積極的に導入しております。それに伴って、自分も新しい技術の取得に努めて、一般的な内科の疾患からでも他に悪いところはないかを考えて診療に当たっています。もちろん糖尿病、高血圧、高コレステロール血症などの生活習慣病においても、自分の知識を常にアップデートして、診療するように心がけています。

経鼻内視鏡も早くから導入していたそうですね。

はい、胃の内視鏡は早くから経鼻で行っています。2004年から始めており、この地域では早い導入だったのではないでしょうか。経鼻内視鏡は、経口内視鏡に比べて検査を受ける方の苦痛が軽減されますので、気軽に検査を受けていただくことで、早期の胃がんが見つかりやすく将来性がある検査だと考え導入を決めました。もう14年も前のことですので、内視鏡のファイバーは4回入れ替えて、2年前には内視鏡システム全体を入れ替えました。

最近は大腸がんが増えていると聞きました。

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その通りです。女性の場合、マスコミなどで話題になるのは乳がんですが、実際には大腸がんで亡くなられる方が多い状態ですので、大腸がんに対する取り組みとしても内視鏡検査は重要だろうと思っています。男女問わず40代になったら人間ドックは受けられたほうがよいと思います。また家族歴のある方、特に若い大腸がんの人が家族内にいる場合はリスクが高くなるので、ぜひ大腸内視鏡を受けてもらいたいです。さらに検査、治療を必要とする場合、当院の位置が安城更生病院と岡崎市民病院のちょうど中間点なので、主にどちらかを紹介することが多いですが、患者さんの状況に応じて名古屋大学医学部附属病院、愛知県がんセンター中央病院など適切な病院を紹介しています。

より質の高い診療と検査の提供をめざす

胃がんの原因の一つといわれているピロリ菌は、除菌したら終わりというわけではないそうですね。

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そうなんです。ピロリ菌を除菌した後でも胃がんを発症するリスクが残るというのが問題となっています。さらに除菌後の胃がんはレントゲンではわかりにくく、内視鏡を使って注意深く観察しないとわからない場合が多いんです。当院では先進の内視鏡と十分な経験で診断に努めています。除菌後の胃がんというのは、除菌してから2~3年以内に診断されることが多いといわれているので、除菌後1年で一度内視鏡検査をして、何もなくても間隔をあけて検査を続けるのが理想です。除菌後のフォローアップは今後も積極的にやっていくべきだと思っています。

生活習慣病の患者さんも多いですか?

そうですね。糖尿病、高血圧、高コレステロール血症の患者さんは増えてきています。当院でも糖尿病の治療では、内服に加えインスリン導入にも対応しており、管理栄養士による栄養食事指導もしています。あとはタバコの吸い過ぎによる、慢性閉塞性肺疾患ですね。それから今、生活習慣病との関係で注目されているのが脂肪肝から発病するNASH(ナッシュ)です。NASHは肝硬変、肝臓がんに進行すると言われているので注意しないといけません。慢性肝炎については、C型肝炎はかなり治療が進んでいるし、B型肝炎もよくコントロールされているので、今後はNASHが問題になってくると思います。生活習慣病と消化器の疾患はリンクしているところがあるので、そういう点でも重要だと思います。

今後の展望や読者へのメッセージをお願いします。

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インターネット上の不確かな情報に惑わされている人が非常に多いので、そういう情報に振り回されないよう、普段からわかりやすい説明を心がけています。時には耳障りなことを言わなくてはいけない時もありますが、粘り強くお話しして、患者さんが納得いく治療を受けられるように、内科ではより質の高い診療を、消化器ではより質の高い検査を提供していきたいです。なかなか自覚症状がないと医療機関にかからない人が多いと思うんですが、症状が出た時には病気が進行していることもありえます。例えば便潜血陽性で来られて、大腸がんが見つかる場合もあるので、痔だと思ってもまずは診てもらうことが必要です。定期健康診断の機会があれば必ず受けていただき、少しでも異常があれば医療機関にかかってもらいたいですね。

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