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宮地 啓子 副院長、宮地 敬弘 先生の独自取材記事

宮地医院

(岡崎市/岡崎駅)

最終更新日:2024/05/07

宮地啓子副院長、宮地敬弘先生 宮地医院 main

かかりつけ医として長年地域に根差してきた「宮地医院」。1991年から宮地恭一先生が2代目院長を務め、2017年に長女である宮地啓子副院長が着任、2023年5月にその弟・宮地敬弘先生が参加し、同院の歴史を引き継いでいる。啓子副院長は病院の救急科に勤務しドクターヘリにも搭乗していた経験を持ち、内科一般診療から外傷の緊急処置まで対応する。敬弘先生は、高齢で通院が困難となった患者のニーズに応えて在宅医療にも取り組んでいる。「副院長は患者さんとの対話を大切にしており信頼が厚いと感じます」「弟は私より頼りになります」と互いに尊敬し合う両先生。2人とも子育て真っ最中で多忙な日々だが、インタビューを通して「若いファミリー層から高齢の方まで、地域の皆さんの幅広い悩みに寄り添っていきたい」と信念が伝わってきた。

(取材日2023年6月30日)

岡崎の地で長く根差してきた内科を受け継ぐ

こちらは3代続くクリニックと伺いました。

宮地啓子副院長、宮地敬弘先生 宮地医院1

【啓子副院長】はい。産婦人科の医師であった私たちの祖父が1955年に開業したと聞いています。祖父が亡くなって一旦閉院したのですが、父である恭一院長が複数の病院勤務を経て1991年、2代目院長として改めて開業しました。その後、2017年、私が勤めていた病院を辞し、副院長として着任しました。2023年5月には弟の敬弘が着任し、現在は3人体制となっています。院長は循環器内科、私は救急科、敬弘先生は在宅医療など、3人の医師がそれぞれ違う分野の経験を積んできました。それぞれの強みを生かしながら、さまざまな悩みに応えています。

こちらにはどのような患者さんがいらっしゃいますか?

【啓子副院長】父の代からの患者さんに加えて、最近は新たに岡崎で生活を始められる方々もいらっしゃいます。年齢層は幅広く、30代といった若い患者さんも来られますが、中心はやはり昔からこの地域で生活されている60代以上の方々です。ご夫婦や家族で来られる方も多いですね。祖父のことや、私と弟の小さい頃をご存じの方も多く、今は私たちそれぞれに子どもがいると言うとびっくりしたり喜んだりしてくださいます(笑)。皆さんご高齢になられましたので、2018年に院内を改装し、トイレも含めてバリアフリーにしました。どんな患者さんでも不自由なく過ごせるようなクリニックにしたいと思い、車いすに座ったまま撮影ができるエックス線検査機器も導入しています。

副院長に着任される前のご経験について教えてください。

宮地啓子副院長、宮地敬弘先生 宮地医院2

【啓子副院長】私は岡山県の川崎医科大学卒業後、同大学附属病院や香川県の病院に勤務し、日本救急医学会救急科専門医を取得しました。救急の道を選んだのは、小さい頃から夜中でも患者さんに呼ばれて出ていく父の姿を見ていて、自分もどんな患者さんでも助けたいと思ったからです。高度救命救急センター勤務時は、交通事故による外傷や、脳卒中、心筋梗塞などの急性疾患の対応にあたったほか、ドクターヘリに搭乗して救急現場に向かうこともありました。勤務医時代も開業医となった今も目の前の患者さんをきちんと適切に診ることに変わりはありません。患者さんの症状により、当院で治療すべきか病院にすぐ紹介すべきかを冷静に見極めて判断し、適切な検査、治療につなげるように努めています。

総合的な診療を行い、在宅医療にも取り組む

敬弘先生はどのようなご経験を積まれていらしたのですか?

宮地啓子副院長、宮地敬弘先生 宮地医院3

【敬弘先生】川崎医科大学卒業後、岡崎市民病院で研鑽を積み、藤田医科大学総合診療プログラムでも経験を積み、日本専門医機構認定総合診療専門医を取得しました。その中で同大学岡崎医療センター、豊田地域医療センターに勤務し、当院着任前は東京の同善病院に赴き、在宅医療部門の立ち上げに関わりました。総合診療とは、基本的に患者さんの全身に関わるさまざまな症状を総合的に診る分野になります。複合的な症状を持つ方や何科にかかって良いかわからない方などが対象で、適切なタイミングで適切な専門の診療科につなぐことも大きな役割です。また病気の診察だけでなく、患者さんの社会的な背景を踏まえて家で過ごすのか入院するのがいいのかなど、どのように治療を続けていくかまで考えて診察にあたっていました。

それらのご経験が今に生かされているのですね。

【敬弘先生】そうですね。学生時代から、ゆくゆくは当院に戻ることを考えていましたので、総合診療部門で患者さんを全人的にとらえる目を養い、在宅医療の現場にも身を置きました。当院には、長年通ってくださる患者さんが内科疾患のほかにも皮膚や泌尿器、いろいろな所に悩みが出ることが多くあります。患者さんにとっては部位ごとに違う病院へ行き、診察を待つというのは負担になりますので、まずは当院で困り事を受け止め、どのような治療が必要か診断させていただきたいと思っています。そして専門的な治療が必要な場合はすぐに該当の医療機関へ紹介します。また在宅医療については、これまで通院されていたけれども、例えば各種がんや脳卒中、脊髄損傷や足腰の衰え、付き添いできる家族がいない、などの理由で通院困難になった患者さんを対象に少しずつ始めています。

在宅医療について、どのような考えをお持ちですか?

宮地啓子副院長、宮地敬弘先生 宮地医院4

【敬弘先生】在宅医療のニーズは年々、増えてきているように感じます。メリットは、自宅でしか実現できない家族との大切な時間を過ごせることだと思っています。当院には先代、さらに先々代の頃から通ってくださる患者さんもいらっしゃいますので、その方々が本当は家で最期を過ごしたかったのに、病院に行くことになってしまうと、心苦しいです。ですから、当院で在宅医療に取り組み、患者さん本人がどこで人生の最後を迎えたいか、ご家族はどのような意向をお持ちなのかをしっかり聞き取り、在宅という選択をされれば、私ができる限り最期まで寄り添わせていただきたいと思っています。

患者の数年後の状態も視野に入れて診療

診療の際、心がけておられることを教えてください。

宮地啓子副院長、宮地敬弘先生 宮地医院5

【啓子副院長】患者さんは高血圧や糖尿病などの慢性疾患の方が多いですが、頭痛や動悸などの訴えがあり重篤な病気が隠れている場合もありますので見逃さないように気をつけています。また、症状だけでなく生活背景も聞き取り、時には患者さんの様子をご家族に伺うようにもしています。例えば奥さんが受診されたら「ご主人はどうされていますか?」とお尋ねするんです。高齢で認知症の方がいらっしゃるケースも多いので、そのような配慮も忘れないようにと心がけています。父とも話しているのですが、時間をつくって当院を頼って来てくださっているので、その方が納得し、満足されるように診察し、お話ししていこうというのが当院の方針です。

敬弘先生はいかがですか?

【敬弘先生】まずは患者さんが何を最も求めておられるのかを意識しながら診療することを心がけています。そして経過を見つつ将来的にはどうしていくのが良いのか、ある程度道筋を提案し、一緒に考えていくようにしています。病気は、完治することはなく一生付き合っていく場合もありますし、あるいは病気の治療だけがすべてではなく、入院よりも家族との時間を大事にしたいという患者さんもおられます。一人ひとりのお考えに合わせて、患者さんが人生の最期まで自分らしく生きられるようにサポートしていきたいと考えています。

今後の展望についてお考えをお聞かせください。

宮地啓子副院長、宮地敬弘先生 宮地医院6

【敬弘先生】お話しした以外のことでは、病気の治療のほかにも例えば巻き爪治療や海外旅行の際のワクチンのご相談など、ちょっと困っておられることがあれば何でも相談に乗り、どんな小さなニーズにもできることは応えていきたいと思います。身近なクリニックとしていつでも気軽に来られる場でありたいですね。また高齢の方だけでなく、若い方でもいろいろな病気にかかる可能性があります。悪化を防ぐためにも病気の早期発見にも努めていきたいです。【啓子副院長】在宅医療の経験豊富な弟が来てくれましたので、患者さんの今の状態だけでなく、その方の数年後まで具体的に見越して診療やケアを考えられるようになりました。祖父や父が築いてきた地域の皆さんとの信頼関係をこれからも大切にし、患者さんの人生にできるだけ長く寄り添っていきたいと思います。

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