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長坂 聡 院長の独自取材記事

みみ・はな・のど 長坂クリニック

(岡崎市/北岡崎駅)

最終更新日:2019/08/28

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北岡崎駅から車で約10分の住宅街の一角にある「みみ・はな・のど 長坂クリニック」。長坂聡院長は学生時代を岡崎市で過ごし、藤田保健衛生大学を卒業。音声や発声障害を専門に研鑽を積み、縁あって2019年4月にこの地で開業したばかり。「見える医療」をモットーに、画像や説明シートなどを最大限に活用して、わかりやすく安全で安心な診療を心がける。幼い頃からピアノや歌も大好きで、学生時代には合唱コンクールの全国大会に出場したり、仲間とともに音楽番組でアカペラを披露したりしたこともあるといい、話し好きでよく笑う、明るく前向きな先生だ。そんな長坂院長に、医師を志したきっかけや開業の経緯、診療方針などについてじっくり話を聞いた。
(取材日2019年5月29日)

子どもから高齢者までカバーする地域密着のクリニック

開業のきっかけを教えてください。

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ここはもともと島田耳鼻咽喉科があった場所で、院長の島田先生からお声がけいただいたのが始まりです。でも、実は当初、開業するには年齢がまだ早いと思っていました。また、クリニックでは手術をするにも限界があり、重篤な患者さんの対応に不安がありました。今まで勤めていた病院では、手術によって患者さんの病気が治り、元気になって退院されることで私自身も元気をもらっていたんです。でも、開業することによってクリニックならではの、地域に根差した医療ができるのではないかと思い、この場所で新規開業することを決意しました。私は岡崎市内の中学校、高校に通っていて岡崎を第二の故郷のように感じていたので、思い入れの深いこの地で開業できたのはうれしいです。

実際に開業してみていかがですか?

患者さんはお子さんから年配の方まで幅広いです。家族単位で診るというのでしょうか。お子さん、お母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃんと、一家そろって診させていただいているご家族もいらっしゃいます。子どもの時にかかり始めて、学生時代も、働き始めてからも、お母さんになっても、おばあちゃんになっても通えるのが地域のクリニックなのかなと思いますので、このように地元の皆さんにとって身近なクリニックになれたらと思います。症状としては軽い患者さんが多いですが、きちんと治すことで地域の皆さんのQOL向上に貢献できたらと考えています。

開業にあたってクリニックをリフォームされたそうですね。

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既存の建物を生かしながら全面的に新しくして、白と水色を基調に明るく清潔感のある雰囲気をめざしました。小児耳鼻咽喉科も標榜しているのでお子さんも多く来院されるのですが、耳鼻咽喉科の処置は苦手な子が多いんですよね。そこで、壁にお子さんが好きなキャラクターや動物の絵を貼ったり、天井は青空のクロスにしたりして、少しでも楽しい気持ちになって「また行きたいな」と思ってもらえるように工夫しています。キッズスペースには絵本やおもちゃに加えて、おままごと遊びができるキッチンセットも置いているんですよ。待合室に入るとこのキッチンに一目散に駆け寄るお子さんもいらっしゃいます。

画像や説明シートで「見える医療」を徹底

診療の際、心がけていることを教えてください。

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耳鼻科は診療のペースが比較的速いため、診察時間が限られてしまいます。そこで、患者さんにわかりやすいように、患部をカメラで撮影した画像をモニターに映し出して説明をする「見える医療」を心がけています。治療前なら「ここがこうなっているから治しましょう」、治療後なら「ここの赤みが消えたのですっかり治りましたよ」という感じですね。また、毎回私から説明シートをお渡しして、さらにスタッフからもお伝えするという2段階での情報提供も行っています。私には言えない不安をスタッフに打ち明ける方もいらっしゃるんですよね。スタッフに伝えることで問題が解決されればそれでいいですし、もし解決できなかったら私にフィードバックしてもらい、私からご説明するようにしています。患者さんが不安なことを持ち帰ることなく、当院で完結できることを目標に、スタッフと連携しながら取り組んでいます。

特に力を入れている治療はなんですか?

スギ花粉症とダニアレルギーに対する「舌下免疫療法」ですね。スギ花粉の場合は花粉が飛んでいない時期から行わなければならないので、当院では6月に開始します。そうすると、次の花粉症の季節には改善が期待できます。最初は1週間ごとに来ていただき、安定してきたら1ヵ月に1回の通院で大丈夫です。3年から5年ほど毎日お薬を飲んでいただかなければなりませんが、根本的な体質改善をめざして体をアレルギーの原因に慣れされていく治療なので、特に症状が重い方にお勧めです。スギ花粉症やダニアレルギーでお悩みの方は気軽にご相談ください。

子どもの診療で気をつけているのはどんなことですか? また、お母さん方へのアドバイスもお願いします。

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お母さんとお子さんの不安を取り除いて差し上げることを一番に考えています。耳鼻科では耳、鼻、喉に小さな器具を入れますので、危険なことがあります。そこで、お母さんには診療チェアに座ってお子さんを抱っこしていただき、お母さんの足でお子さんの足をぎゅっと挟んでもらって安全を確保するようにしています。お子さんの治療に関しては、耳鼻咽喉科か小児科か、どちらを受診すべきか迷うお母さんが多いようですが、鼻水や喉の痛み、耳の症状などは、耳垢を取って中耳炎かどうか確認したり、鼻水を吸引して粘り気がないか確認したりといった処置が必要になりますので、耳鼻咽喉科のほうが適しています。咳がひどい、呼吸が苦しいといった場合は胸の音をきちんと聴く必要がありますので、小児科のほうがお勧めです。当院に来られても小児科のほうが適していれば小児科の先生をご紹介しますので、わからないときは遠慮なくお尋ねください。

1日4回のミーティングでスタッフとの連携も大切に

先ほどの説明シートのお話もそうですが、スタッフの皆さんとの連携も大切にしているそうですね。

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朝礼から始まり、午前の診療後に終礼、午後の診療前に昼礼、最後に終礼と、1日4回ミーティングを行って理念を確認したり、身だしなみをチェックしたりしています。朝一番の朝礼では、スタッフ一人ひとりその日の目標も発表してもらっています。毎日目標を設けて前向きに取り組むことで、スタッフもクリニック全体も日々成長すると思うんですよね。私はスタッフには気持ち良く働いてもらいたいと思っていますので、日頃からスタッフの笑顔をつくり出すことを大事にしています。スタッフが笑顔なら患者さんも明るい気持ちになると思うんです。これは当院の理念の一つでもありますので、今後も大切にしていきたいですね。

先生が医師を志したきっかけを教えてください。

小学生の時、日本で初めて民間の骨髄バンクを設立した女性がクラスに講演に来てくださって、そのお話に感銘を受け、医師になりたいと思うようになりました。高校生の時にはその女性に手紙を送ったりもして、研修医時代までは白血病の研究をするために血液内科に入りたいと考えていたんです。ただ、私は小さい頃からピアノをやっていて手先は器用なほうで、手術も好きだったので、次第に手術をメインにできる耳鼻科の道も考えるようになりました。歌も大好きで、高校、大学と合唱コンクールの全国大会やアカペラの音楽番組にも出たこともあって、音声や声帯に興味を持つようになり、最終的に耳鼻科に進んだんです。耳鼻科では音声や発声障害を専門とし、今でも声が枯れたり、うまく声を出せなかったりする患者さんに対しては、専門的な知識を生かして治療しています。

今後の展望をお願いします。

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耳鼻科は「怖い、痛い」などのイメージをお持ちの方が多いですが、そういった不安をなるべくなくすような診療を行い、患者さんに身近に感じていただけるクリニックにしていきたいです。特にお母さん方は、お子さんの調子が悪いとそれだけで心配ですよね。その心配を取り除いて差し上げられるよう、画像や説明シートを用いたわかりやすい説明で、安全で安心な治療も心がけたいです。将来的には、何十年後になるかもしれませんが、クリニックを徐々に大きくしていけたらとも考えています。あと、以前勤めていた病院では院内コンサートをやっていたので、当院でも地域の皆さんに歌のおもてなしができれば楽しいかなと思いますね。

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