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前川 卓史 先生の独自取材記事

前川外科・内科

(豊橋市/運動公園前駅)

最終更新日:2019/08/28

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1981年に前川和男院長が開院した「前川外科・内科」。外科、内科のみならず、胃腸内科、小児科、血管外科、整形外科、皮膚科と幅広く対応し、「地域のかかりつけ医」として長年親しまれている。2016年からは息子の前川卓史先生が加わって2人体制となり、卓史先生の専門を生かした下肢静脈瘤の治療を充実させた。「自分ができることを実直にやっていくだけ」と、謙虚な卓史先生。専門的なこともわかりやすく説明し、丁寧に言葉を選んで話をする姿に誠実な性格がうかがえた。今回は、そんな卓史先生にクリニックの特徴や診療で大切にしていること、医師を志したきっかけ、休日の過ごし方などについて聞かせてもらった。
(取材日2018年11月14日)

地域の医療の窓口に。親子2人で幅広く診療

まず「前川外科・内科」はどんなクリニックなのか教えてください。

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僕の父が1981年に開業して、今年で37年目を迎えます。2016年から僕が加わり、現在は2人体制で診療にあたっています。診療しているのは内科、胃腸内科、小児科、外科、血管外科、整形外科、肛門外科、皮膚科。昔ながらの「町のお医者さん」という感じで、風邪やインフルエンザ、胃腸炎、糖尿病、高血圧、腰痛など、身近な病気を中心に幅広く診療しています。僕が戻ってからは、専門を生かして下肢静脈瘤の治療にも力を入れています。患者さんは近くにお住まいの方を中心に、お子さんからお年寄りまで幅広いですね。下肢静脈瘤治療は、市外から受けに来られる方もいらっしゃいます。診療科が多岐にわたるので、「こんな症状があるんだけれども、どこの科に行ったらいい?」と相談にいらっしゃる方も多いですね。

お父さまとの2人体制での診療はいかがですか。

昔なじみの患者さんや父が得意とする分野は父が診て、僕が詳しい分野は僕が診てと、特に決まりはありませんが、適宜振り分けながら診療しています。多くの患者さんを幅広く診ることができるのと、何かあったときに相談し合えるのが2人体制のメリットですね。経験豊富な父がそばにいてくれるというのも心強いです。ただ、大学病院などとは違って開業医は専門性だけでは対応できないことが多いので、新しい技術や知識についても積極的に学んだり、専門外の分野についても知識を深めたり、今でも日々研鑽を積むようにしています。

医師を志したのはやはりお父さまの影響が大きいのでしょうか。

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そうですね。父の影響が強いかもしれないです。自宅の隣にクリニックがあって、物心ついた頃から父の仕事ぶりを間近で見ていましたので、医師は身近な職業でした。それから、医師を主人公にした漫画を読んで格好いいなと憧れたところもありましたね(笑)。高校生の時には医学部をめざすようになり、ごく自然な流れで医師を志していました。

「血管内焼灼術」など下肢静脈瘤治療も

先生のご専門は血管外科だそうですが、なぜ専門に選ばれたのでしょうか。

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研修医の時にさまざまな診療科を回って手術をやってみたいと思い、まず外科に入局しました。父ももともと外科だったので、父の影響もあったかもしれませんね。その後、血管外科の道に進んだのですが、それは手術の中でも大動脈瘤などの大きな手術をやってみたいと思ったからです。仲の良い先生がいたから、ということもありますが(笑)、ちょうど僕が大学を卒業した頃からカテーテル治療が始まって、この分野の発展性が感じられたというのも理由ですね。血管を見られることで、全身疾患である生活習慣病などの治療では全身の血管の管理ができることは強みかもしれませんね。しっかりと身体全体の様子を見るように心がけています。

下肢静脈瘤治療を充実させているそうですが、下肢静脈瘤とはどんな病気なのか教えてください。

血管には、心臓から全身に血液を送り出す動脈と流れた血液が戻ってくる静脈があります。足の静脈は逆流を防止する静脈弁の働きによって重力に逆らって血液が戻ってくる仕組みになっていますが、この弁がなんらかの理由で壊れると、血液が逆流して足の血管が浮き出てぼこぼことこぶ状に膨らんでしまいます。これが下肢静脈瘤です。見た目の変化だけでなく、むくみやだるさ、こむら返り、皮膚炎などの症状が出ることもあります。原因としては加齢や遺伝のほか、妊娠によるホルモンバランスの変化や出産時のいきみが関係することもあり、女性に多いのが特徴です。

そんな下肢静脈瘤に対して、こちらのクリニックではさまざまな治療を行っているそうですね。

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治療法としては大きく3つあります。1つ目は「弾性ストッキングによる圧迫療法」です。症状が非常に軽く手術の必要がない場合などに行います。2つ目は硬化剤を静脈瘤内に注射して固める「硬化療法」です。比較的細い静脈瘤に適した方法です。3つ目は手術で「血管内焼灼術」「ストリッピング術」「高位結紮術」があります。このうち最も多く行っているのは「血管内焼灼術」です。「高周波アブレーションカテーテル治療」とも呼ばれ、カテーテルと呼ばれる細い管を静脈の中に入れて内側から熱を加えてふさいでしまう方法です。局所麻酔で日帰りで行うことができますし、保険も適用されます。下肢静脈瘤は命に関わる病気ではありませんが、むくみやだるさなどの症状があれば治療することをお勧めします。一つの選択肢としての手術と考えていますね。

適切な医療機関を紹介する橋渡し役も担う

先生が患者さんと接するときに大切にされていることを教えてください。

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明るく接するということでしょうか。体の健康ももちろん大事ですが、心の健康も大事ですから、基本的に明るく楽しくやりたいと思っています。あとはお互いによく話してよく聞いて、しっかりとコミュニケーションを取ることですね。実際、話すことですっきりされる方も多いですし。ただ、病気の話ばかりではなく、ご家族の近況をお聞きしたり、趣味について話したり、世間話もしますね。そこから話が広がることもありますし。幸い、当院は2人体制なので、お一人お一人じっくりとお話しする時間が取れるというのもメリットですね。看護師などスタッフもそんな僕の思いをよく理解してくれて、患者さんに積極的に声をかけてくれています。看護師は父の代からのベテランの方が多く、僕にとっては頼れる存在でもあります。

毎日お忙しいと思いますが、お休みの日はどのように過ごされていますか。

小学生の男の子が2人いますので、家族で過ごすことが多いですね。元気な盛りでやんちゃなのでもう大変です。子育てに関するアドバイスは……、妻に任せている部分が多いので、難しいですね(笑)。逆に、皆さんに教えていただきたいです。個人的には、ゴルフが好きなのでゴルフの打ちっ放しによく行きます。うまくはないですけれども、気分転換になりますので。体を動かすことは大切だと思うので、運動は意識してするようにしています。

最後に今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

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展望としては、父が積み重ねてきた当院の良いところを受け継ぎながら、自分ができることを実直にやっていくこと、それに尽きますね。患者さんとじっくり話をしながら一緒に治療を進めていけたらと思っています。診療は幅広く行いますが、専門的な治療が必要であれば大きな病院や専門のクリニックなど適切な医療機関を紹介することも町のクリニックの大切な役割だと思っていますので、そういった橋渡し役も積極的に担っていきたいですね。わからないことや困ったことがあればなんでもご相談に乗りますので、いつでもお気軽にご来院いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

弾性ストッキングによる圧迫療法/2000円~(詳細はお問い合わせください)

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