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熊沢医院

熊澤 和彦 院長

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神宮西駅から徒歩3分。伏見通りに面した4階建てのビルが「熊沢医院」だ。大通りを挟んで正面には熱田神宮があり、緑豊かな環境が気持ちを落ち着かせてくれる。院長の熊澤和彦先生は、祖父が開業した医院を引き継いだ3代目。神経内科を専門とし、消化器内科や総合内科専門医の資格も持ち、患者の幅広い症状に対応している。高齢化に伴い、通院が困難になった患者の在宅医療や慢性頭痛の治療、認知症の早期発見、禁煙治療などにも取り組んでおり、地域包括支援センターでは相談役を務めるなど近隣住民の健康を支える熊沢院長。患者の話に真摯に耳を傾けることを信条とし、生活面での不安などにもさまざまなアドバイスを送る。患者の気持ちに寄り添う診療方針や地域医療への思いなどを話してもらった。
(取材日2016年7月14日)

幅広い症状に対応する地域のホームドクター

―まずは医院の歴史を教えてください。

1933年に祖父がこの地で開業しました。それから80年以上、祖父から父、そして私が引き継いでずっとこの場所で診療を行っています。父の代までは、内科・小児科の看板を掲げ、専門に特化せずに町のお医者さんとして、さまざまな症状を診てきました。私が院長に就任してから神経内科も標榜するようになりました。当初は、心療内科や精神科と混同する方が多く、心の悩みを相談に来られる患者さんもいましたね。そのままお帰りいただくわけにもいきませんから、診察して専門医を紹介したりしていました。神経内科は精神的な疾患ではなく、脳や神経などの病変を取り扱います。「頭痛」「もの忘れ」など、わかりやすい名前の窓口を作ったところ、患者さんの理解も深まったように思います。

―どのような患者さんが来院されますか?

昨今の少子高齢化に伴い、やはりご年配の方が多いですね。症状も内科全般から日常生活での悩みまで、非常に幅広いです。例えば、疲れやすい、口が渇く、手足が冷たい、しびれるといった内容です。地域のホームドクターをめざしていますから、ありとあらゆる症状に対応できるようにしています。最近では、近隣にマンション建設が進み、この地域は子どもたちが少し増えたように感じます。父の代から近くの小学校の学校医を務めていますし、小児科も標榜していますので、子どもたちを診る機会もありますよ。内科ですから、生活習慣病である高血圧や糖尿病などで通院されている方も多く、薬の処方が主な治療となりますが、食事指導や運動を勧めることで、薬だけに頼ることがないように話をしています。

―介護に関する相談も受けているそうですね。

当院は、午前の診療が正午まで、午後は18時からとなっています。その間のお昼の時間を利用して、通院が困難になった患者さんで在宅医療のご希望の方のところへ往診に出向いたり、地域包括支援センターでの相談役などを務めています。在宅医療は、患者さんご本人だけでなく、ご家族が苦労されている場合もあります。今問題となっている老老介護など、自宅での様子を直接見ることでいろいろなアドバイスをすることもできます。介護保険の申請や入居施設の紹介、ショートステイなどのサービス利用についてなどの段取りを行うケアマネジャーさんと連携し、患者さんとそのご家族にとって最良の方法が見つかるように、橋渡し役のような存在でありたいと考えています。



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