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長谷川 辰雄 院長の独自取材記事

ごきそ長谷川胃腸科内科

(名古屋市昭和区/御器所駅)

最終更新日:2019/08/28

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市営地下鉄鶴舞線御器所駅の4番出口を出て目の前の道を右折すると、「ごきそ長谷川胃腸科内科」の看板が目に入る。出迎えてくれた長谷川辰雄院長のにこやかな笑顔に思わず頬が緩み、自然とほほ笑んでしまう。この笑顔が患者の緊張感をほぐし、安心感を与えているに違いない。小・中・高校とこの地域で育ってきたという長谷川院長。そんな地元をこよなく愛する長谷川院長は休日にはアクション映画を観て主人公になりきり、気分転換することもあるとか。患者への説明を大切にする長谷川院長は、愛知医科大学での勤務医時代に診療の傍ら講義を受け持っていただけあって、話も上手で聞きやすい。長谷川院長の得意とする内視鏡検査について、心地良い声音で語ってもらった。
(取材日2016年5月7日)

短時間で不快感を最小限に抑える内視鏡検査

開業されたきっかけを教えてください。

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愛知医科大学を卒業後、助手として大学病院の第2内科に入局し、消化器内視鏡を専門に18年間勤務していました。内視鏡については修練を積んで短い時間で正確に検査する技術を身につけてましたから、同じ時間でよりたくさんの患者さんを検査することができるようになりました。また、当時はお腹の超音波検査も検査できる先生が居るときしかできなかったので、患者さんが複数の検査を希望していても、内視鏡検査は予約した日、超音波検査は担当の先生が居る日、と2回来院してもらわねばならなかったんです。でも、そんな手間がかかることは患者さんに対してよくないでしょう。患者さんの希望する日に希望する検査をしてあげたくて、幼稚園の頃から住んでいる地元で開業しました。

内視鏡検査を希望する患者さまには比較的待たせることなく検査を行っているそうですね。

そうですね。内視鏡検査は予約が原則ですが、症状によりますが、検査に空があり、食事を抜いてきてくだされば、当日に胃の内視鏡検査をします。1ヵ月先しか予約できないところもあるみたいですが、病状によってはそんなに待っていられないケースもありますからね。ただ、急に内視鏡検査をするとなると後の一般患者さんの待ち時間がどうしても長くなってしまうので、そこは申し訳ないと思っていますが、ご理解いただきたく思っています。腸に関しては検査前の準備がありますから当日すぐにはできませんが、できるだけご希望に沿えるようにしています。内視鏡検査は死ぬほど苦しいと思われている方がいらっしゃいますが、それほど苦しくなく、胃であれば5分、腸であれば10分から15分で終えられるのが当院の特徴であり自慢でもあります。

内視鏡検査において、苦痛が少なく短い時間で済ませるために何か院長先生がされていることはございますか?

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多くの症例を手がけて経験を積んだからですね。いろいろな経験を積むこと、いろいろな病気を診ること、もちろん、勉強することも大事です。東海胃腸疾患研究会というのがあるんですが、珍しい所見を東海3県の医師が持ち寄って勉強するんです。そういったところへ積極的に参加して、自分が診たことのない病気についても勉強して知識を蓄えました。また、検査の時に患者さんの緊張感をほぐしてあげることも大切です。緊張してガチガチに固まっていると、内視鏡が通りづらく患者さんにも負担になりますから「力を抜いてくださいね」とそっと肩に手をあてたりします。検査中は実況中継さながらに内視鏡が今どこを通っているか、胃腸の中がどんな具合か患者さんに話し続けます。今、どんな状態であとどのくらいで終わるのかがわかると、精神的な負担が減って時間もより短く感じると思うんですよ。

治療するのは患者自身、医師や薬はあくまでも手助け

胃腸科、それも内視鏡をご専門とされたのはなぜですか。

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大学時代の恩師である水野宏先生との出会いに始まります。消化器がご専門の水野先生は、わかりにくい医学の講義を非常にわかりやすく教えてくださりました。おかげで、消化器の病気について頭によく入ってきたこともあり、大好きになりました。また、水野先生の内視鏡に関する技術が素晴らしかった。当時、死ぬほど苦しいといわれた内視鏡検査が、水野先生がなさると苦しみが激減して患者さんがとても喜ばれてました。当時の内視鏡はみえる範囲も狭く、薄暗くて挿入や観察が非常に難しかったんですが、それをとてもわかりやすく教えてくださりました。また、内視鏡で見るだけでなく、胃の中に直接薬を塗る治療も始められたりと、内視鏡治療の先端をいく方だったので、ぜひ、この先生に師事して内視鏡の技術を身につけたいと思いました。

診察の際に心がけていることはなんですか。

まず、全身をしっかり診るということですね。おなかが痛いという患者さんも、症状を伺い、見て、触れて、音を聴きながら総合的に診療します。それから、患者さんにわかってもらえるようにしっかり説明することですね。10説明して、10わかる必要はないんです。2つ3つでいいので理解して自分ができることをやってほしいと思っています。内視鏡検査においては、検査中にいろいろ話しますがそれは聞き流してもらって構いません。終わった後で画像を見ながら詳しく説明しますので、その時しっかり聞いてもらえればいいです。病気は薬が治すのではなく、患者さん自身が治すものであり、薬やわれわれ医師はその手助けをするにすぎないと思っています。ですから患者さんが納得いくまで説明したいと思ってはいますが、お待ちいただいている患者さんのことも考えねばなりませんから難しいところではありますね。

最近増えてきた消化器系の病気はどういったものがありますか。

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昔は胃潰瘍とか胃がんなどの器質的疾患が多かったのですが、今は機能的疾患である過敏性腸症候群などが増えました。胃や腸に傷や炎症がないのに痛みや下痢の症状があるんです。神経緊張などが原因なのですが、そういった症状を治してあげたいと思っています。検査結果には異常がなくても、「病気なんかない。」と言ったら患者さんの不安は消えませんよね。症状がひどくなるかもしれないし、やがては心の病になってしまうかもしれない。そういったことのないよう、検査結果に異常なくてよかった、機能の乱れだと病状を理解して薬で手助けして症状をやわらげ、安心できればよくなっていくことが多いです。

時代に乗り遅れず最新の医療を患者へ提供していきたい

医師になられたきっかけを教えてください。

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私の父は大学の研究者で、母が眼科医でした。両親の影響もあり、人に教えることと医学に興味を持っていました。高校入学の頃までは教師をめざしていたんですが、高校生の時に70年安保の学生運動が激しい時代を迎え、当時私が通っていた高校でも制服自由化の運動が起きたんですね。それがきっかけで、教師から医師へめざすものが変わりました。でも、大学病院で講師をしていた頃は大学で講義をしてましたから、結果的には教育にも医療にも携わることになりましたけどね。講義を受けた学生が、私を慕って毎年何人か入局でしてくれてうれしかったですね。

医師になられてうれしかったことはなんでしょうか。

内視鏡検査に関することだと、「もっと苦しいと思っていたけど、先生の検査は思ったより苦しくなかった」とお褒めの言葉を頂いた時はうれしいですね。内視鏡検査はたいへん神経を使うので、件数が多い時はものすごく疲れるんですが、そう言ってもらえるとやってよかったなあと思います。それと患者さんと近所で会った時に、病気が治って元気になったとお礼を言ってくださった時もうれしいですね。

今後の展望についてお聞かせください。

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時代に乗り遅れたくないですよね。知識、技術、医療機器、すべて最新のものでありたいですね。実際には予算的に難しい部分はありますが。あとは患者さんに病状や治療について、いかにわかりやすく説明していくか追求していきたいですね。正しい診断をして正しい道筋を教えてあげれば、患者さんは真っすぐ歩んでいけばいいので、そういう姿勢を大切にしたいと思っています。患者さんにはご自身の症状を、いつから、どこが、どんなふうなのかを訴えていただけると、早く正確な診断が下せて的確な治療ができます。また、どんな検査をしてほしいかもおっしゃってくださいね。症状によって、必要なければそのようにお話ししますし、検査をすることによって患者さんが安心するのであれば、ご希望に沿わせていただきます。

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