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大野 秀樹 院長の独自取材記事

おおの内科

(名古屋市中区/栄駅)

最終更新日:2022/10/11

大野秀樹院長 おおの内科 main

栄駅5番出口から歩いてすぐのところに9階建てのビルがそびえ立つ。それがエスエル医療グループであり、そのグループの中の一診療所として「おおの内科」は5階のフロアにある。大野秀樹院長は消化器疾患を得意とする。クリニックは愛知県の肝疾患専門医療機関でもある。爽やかかつ理路整然と語る大野先生は、消化器内科に強みを持ち、「早くて正確な診断力」をモットーにする。おおの内科の魅力を聞いた。

(取材日2016年6月22日)

数学と医学、それぞれの理由

先生は医学部の前に早稲田大学理工学部数学科へ進学されていますね、大学時代のことを教えてください。

大野秀樹院長 おおの内科1

人情や感情が入ってこない、純粋な学問を求めていました。それが「数学」でした。数学は難しい真理を単純に見える数字ですべての原理を表すものです。学問を進めていく中で、医学にも魅力を感じ始めました。その魅力とは、医師の仕事である治療を施した結果が、患者さんの体調を改善させ、喜びに変わる姿を自分の仕事として関われるのは良いなと考えたからです。数学は直接、目の前の人を幸せにするのは難しいかも知れませんが、医師の仕事の魅力は直接人を喜ばせることができる仕事だと思いました。医学へ進むために大学受験をやり直した訳ですが、東京で予備校講師をしていたことも幸いし、無事医学部に進むことになりました。東京から山口へ移り、大学修了後は生まれ故郷である名古屋で医局に入りました。

故郷の名古屋大学で臨床されていたのですね、消化器内科が先生の専門とお聞きしました。

消化器内科の道に進んだ理由は、数学を選んだ話と通じる部分があります。数学がそれを究めれば世の中全体が見えてくる、と思ったように、医学で「全体を見る」ことができるのは内科であるという自分なりの結論に至りました。その中でも内科の何を専門とするかを選ぶ際、キーワードとなったのは「専門性」です。内科の中には、さまざまな科目があり、さまざまな検査手法があります。その中で、自分の技術一つで、患者さんに対して楽に検査を受けさせてあげることができる「内視鏡」に興味を持ち消化器内科を選びました。また、内視鏡の技術を身に着けていく事で、患者さんに直接還元できる事と、症例のバラエティが多い事にも魅力を感じました。

開業のきっかけを教えてください。

私がここで開業する以前は、名古屋大学時代の先輩医師がこちらで開業していました。その先輩が引退される間際に、「ここを引き継がないか」と私に声をかけてくださったのがきっかけです。こちらのエスエル医療グループのコンセプトに共感し、場所を引き継いだ形で開業しました。エスエル医療グループの特徴は、ひとつのビルに35もの診療機関があり、それぞれの専門性を生かし、相互連携を図りながら適した診療を行っています。

こちらのクリニックの診療項目について教えてください。

大野秀樹院長 おおの内科2

私自身は1997年よりこちらで内科一般・消化器疾患の診療をしています。また、各種検査・健診を随時行っています。がんの早期診断にも努めています。胃および大腸レントゲン検査・内視鏡検査・超音波検査・CT検査などは毎日行っており、これらは電話での予約も受付けています。患者さんの体に負担が少ない経鼻内視鏡や麻酔下内視鏡検査も行っています。正確な診断と治療、信頼と安心の医療を心がけています。

診療のすべてが院長の目と手によって

おおの内科の強みを教えてください。

大野秀樹院長 おおの内科3

一般的にはさまざまな検査を経て、診断をして治療に入ると思いますが、当院の強みは、一通りすべての検査を行うのではなく、私が必要最低限の検査内容を見極めた上で実施し、患者さんの身体的、時間的負担が少なく、適切な診断をすることができる「診断力」であると思います。大きな病院では「この検査では異常が見られなかったので次はこちらの検査をしましょう」と、次から次へと検査を重ねていくことがよく起こります。ひとりの患者さんに対してさまざまな人が関わります。それ自体は悪いことではありませんが、検査担当者それぞれが、検査内容について連動性が低くなる傾向にあり、一つひとつが細切れ状態で疾患の原因特定の妨げになる可能性もでてきます。そのため当院では、診察から検査まですべて私が行っています。

こちらでは、すべて先生が行っていらっしゃるのですか?

はい、私が直接検査を行いますので、レントゲン撮影、バリウム検査などを通じて、患者さんの仕草からもその人の癖や生活習慣について考察を入れます。また、ほんの少しの撮影角度、光の当て方などで、診断する材料としてより効果的な検査をしている自負があります。自信の裏づけはこれまで長きにわたり培った経験値です。設備面においても充実度には自信がありますので、わざわざ大きな病院へ行かなくても、当院でもさまざまな充実した検査を受けられるということを知ってほしいですね。

先生が内視鏡検査で気を付けている点について教えてください

大野秀樹院長 おおの内科4

内視鏡検査はつらいという患者さんが多いですが、当院ではなるべく、苦痛が少なく、楽な検査になるように心がけています。内視鏡検査は自分自身の技術力が直接患者さんに伝わる検査です。私は長年内視鏡検査を行ってきており、その経験から培われた部分が大きいですね。また、今までの経験をもとに、適切な診断を心がけていますので、安心して、来院して欲ほしいですね。

早期発見のための検査の大切さ

どのような患者さんが多いですか?

大野秀樹院長 おおの内科5

一般診療もやっていますので来院動機はさまざまですが、消化器に関わる疾患が多いですね。また、都心ではありますが近隣に住まわれている方も、多く来院されています。親子2代での患者さんもいらっしゃいます。最近は、患者さんをお待たせしてしまう事があり、患者さんからも、待ち時間を少なくして欲しいとのお声をいただく事があります。できるだけニーズには応えたいと思いますが、診断力をしっかりと発揮するためには患者さんひとり一人と時間をかけて対話する必要がありますので、お時間には余裕を持っていただきたいです。待っていただく分、患者さんに「またおおの内科に来たい」と思ってもらえるように心をこめて診察を行わせていただきます。

どのような方が検査を受けるべきなのでしょうか?

今現在、なんらかの治療を受けている人でも、一般定期健診をする必要があります。また、まだ病院に通っていない健康な方ならなおさら検診が必要です。ある程度の年齢に達したら、検診を1年に一度、あるいは2年に一度受けるという意識と行動が大切です。私の意見ですが、35歳以上は定期健診を検討したほうが良いと思います。避けられない問題として、人間は遅かれ早かれいつかは病気にかかります。その病気の発見が早いか遅いかで、病気が治る可能性が大きく変わってきますので、早期発見、早期治療が大切になってきます。最近は企業が社員の健診を受けさせることが増えたことは良い傾向だと思いますし、自治体が補助金を出している健診も多くあります。それらを上手に活用してほしいですね。

最後に読者へメッセージをお願いします。

大野秀樹院長 おおの内科6

とにかく、健康な方ほど、検診を受けていただきたいですね。早期発見、早期治療が可能になります。早期治療をすることで、入院する可能性も低くなりますし、ご家族の心配も少なくすることが可能になります。スタッフ一同患者さんの健康のため、診療に当たっておりますので、気軽に来院して欲しいですね。また当院では、患者さんにとってもスタッフにとっても良い環境作りを心がけています。そのため、自分の自由な時間がなかなか取れませんが、人の幸せを作っていると思えば結果的にはよいと思っています。最終的には人の幸せが自分の幸せにつながると信じています。患者さんの病気が治ってうれしい、それは私の喜びです。

自由診療費用の目安

自由診療とは

人間ドック/16,500円

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